地味な仕事で視野が広がる話

私が以前勤務していた会社では
下着や靴下の販促物や
パッケージデザインを作っていたのですが、

その付属物として
パッケージに貼る

・サイズ表記
・スタイル表記

のシールも1製品ごとに
制作していました。

なので、

こういうイラストを
新人の頃から大量に描いていました^^;)

小さいことだけれど
これもめちゃくちゃ大事な仕事。

なぜかというと
下着や靴下をお店で購入する時、

お客さんは
袖や襟の長さなどを
この絵表示で確認するので、

意外に見られている
からなんですね。

こちらは赤ちゃん用下着の
商品絵の表示ですが、

ボタンの個数や位置、
ショーツなどのクロッチや
前開きの有無、
ゴムがあるのかどうか

なども
必ず忠実に再現していました。

こんな絵表示、
「クリエティブ」な仕事か?
と言われると

正直言って
あまり「クリエイティブ」では
ありません^^;)

地味すぎる仕事
です。

でもね。

この商品絵表示を
何百個と描いたおかげで、

細かいところを
忠実に再現する

美しくデータを作る

という技術が
めちゃくちゃ身につきました。

だいたいこんな感じ
というのはウソの表示になるので
絶対NG。

だから細かく再現する
正確な作業性が養われたし、

絵の統一感を持たせるために

太い線は◯pt、
細い線は◯pt、
点線は線幅◯pt、間隔◯pt、

という感じで
必ず統一したデータを
作っていたんですね。

そして、
(立体的な絵を除いて)
基本的には必ず対照になるように、

線がはみ出したりすることも
絶対しないように

どんなに小さい絵にも
神経をはらって描いていました。

虫眼鏡で拡大して
見てもらっても
(見る人はいないと思うが)
線が0.1mmでもはみ出ている
なんてこと絶対になし。

おかげで慢性の肩こりに
なりましたが^^;)

でも、でもでもでも。

こういう地味な仕事でも
寸分の狂いなく制作すると

細かいところに
気をつけられるようになります。

この感覚は本当に大事で
今でも仕事のいろんなところで
役立っています。

今ではこういう商品イラストを
書き起こす仕事は
もうゼロなんだけど、

自分の
性格と正確さを測るために
今でも時々描きたくなります^_^

地味な作業でも
そこから身に付くことは
いっぱいある!

昔の仕事を思い出して
改めてそう思う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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