今日、日経ビジネスの記事にとても興味深い記事が掲載されていました。
それはコチラ↓
参考 ドラッカーより京都300年の知恵 情報発信をしないという選択日経ビジネス(閲覧にはログインが必要です)
敢えて
情報発信を
しない
既存の顧客を
大切にする
発信のみを
継続する
という切り口の記事です。
というのも、特に企業にとって情報発信の内容が、いわゆる「炎上」につながり場合によってはマイナスイメージになるリスクがある。
それならば、京都の老舗のように、
既存の顧客のみに向けた発信に切り替えた方が良いんじゃないか?
という内容が書かれています。
確かに企業が出す広告や発信するSNSに書かれている一字一句に、今世間はとても敏感です。
炎上した案件ではありませんが、
最近の例を見ても
- JALが「Ladies & Gentleman」というアナウンスを廃止
- ディズニーランドも、「Ladies and Gentlemen, Boys and Girls」という文言を「Hello Everyone」に変更
- ファミリーマートのPB商品の肌着から「はだいろ」という表記が削除
などなど、
ジェンダーを感じる
表現が削除される
傾向にあります。
先ほどご紹介した日経ビジネスの記事でも、
- トヨタ自動車が2019年にSNSで「女性ドライバーの皆様へ質問です。やっぱり、クルマの運転って苦手ですか?」と募集したアンケートに批判殺到(女性のことをバカにしているイメージがある)
- 食器洗い洗剤の表現で「ママの手に優しい」という表現がNGに(食器洗いは女性の仕事と決めつけているイメージが出る)
- 「家庭の味」、「おふくろの味」もNG(家庭や母親がない環境で育った人がいる)
- 家にいる女性のイメージ写真にエプロン姿の写真を使うこともNG(女性は家で家事をしていると決めつけるイメージが出る)
などなどなど・・・
今の時代は
様々な人に配慮した
表現をしなければならない
という状況になってきたようです。
そういえば、
私が日頃愛読しているイギリス在住の方もブログにも、勤務先の衣料品店で「男の子用」、「女の子用」という言葉を使っちゃいけないルールが誕生し、接客時に非常に苦労する・・・という記事を書かれていました。
下着などのお会計をする時にも、「これは男の子用ですがよろしいですか?」と聞けないということです。
薬機法みたいに、
SDGsに置ける
表現の法律
みたいなものが
暗黙の了解で
広告業界に広がっているんですね。
ターゲットを絞ったコピーを作ることが、これまでの常識とされていましたが、この常識も企業が大きくなればなるほど、通用しないor注意が必要な状況です。
ママに優しい
↓
家事従事者に
優しい
と表現しなければいけないようです^^;)
これだとちょっとイメージが変わってきますよね・・・。
そんなリスクを背負って発信するのであれば、
もういっそ
発信しない
という選択も
ある
というのが
日経ビジネスさんに書かれています。
うーん。
何とも難しいところです^^;)
「悪意がなければ良い」では済まされない時代がやってきちゃったので、発信する側はこれまで以上に気をつける必要がありそうですが、
私たちのような小さい事業者は、気にしつつもこれまで通り情報発信をしていってほしい・・・と思うのが今の正直な感想です。
ただし、この流れは無視できないようなので、こういった情報にも敏感になっておく必要はありそうです。
私も表現する立場としては気をつけたい、と思いますが、あまり怖がらないようにフラットな視点を持ち続けたいと思う今日この頃です。
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
●過去の制作実績はコチラから
→制作実績を見る
●グラフィックデザイン、セールスコピーライティングのご依頼はコチラから
→お問い合わせフォーム
●Twitter
→@nishi_megumi_24
コメントを残す