チラシやパンフレットなどをデザインした後に
ごくたまに、
印刷はこちらで
手配しますので
データだけください!
と言われます。
がしかし
大変恐縮だけれども、こう言われて「はいそうですか、ではどうぞ」と素直に言えないのが正直な心境だったりします^^;)
データを渡す前に
「印刷手配、大丈夫ですか?」
とお尋ねしても
大丈夫です!
と力強いお返事が返ってくるので、「もしわからないことがあったら聞いてくださいね」とお答えしてデータを渡しますが、その後2〜3日は「何か質問来るだろうな・・・」と密かに身構えています。
するとやはり案の定、
なぜかデータが
エラーになります!
どうしてですか?
などなど、
ご質問いただく場合が
非常に多いんですね^^;)
今はネット印刷業者が増えて、どの業者さんも「ノンデザイナーさんでも手軽に発注できる」感が出ていますが、
印刷の発注には
実は知識が必要
だったりします。
こちらからは一応マルチに対応できるようなデータをお渡ししますが、ご自身で発注するとなると、
- 紙の選び方
- オンラインデータチェックの方法
- 納期の計算
- 二つ折りなど加工をした時の納期の計算
などなど、
意外とチェックする項目が
たくさんあります。
そういえば以前、
自分で手配するので
データだけください!
と張り切って言われたのでデータをお渡ししたのですが、
その方、なんと
両面印刷という
技法を存じ上げて
いなかった
なので、
安い「片面印刷」の料金を選んで、業者さんにデータを送信したところ、「これは両面印刷のデータなので、両面印刷を選択して再度注文しなおしてください」というメールが何度も届いたそう。
しかしそのメールの意味がわからないまま、時間だけが過ぎていき、ついには納期めっちゃギリギリになってしまい、夜の11時ごろに慌ててご連絡をいただく、ということになってしまったんですね。
連絡を受けた私は、まず両面印刷の説明を、理解しやすいように丁寧に説明しなければいけません。
もちろん、これで相手の方が新しい知識を身につけてくれれば、これ以上の喜びはないのですが・・・、
でも「両面印刷」を知らないまま、自分で印刷を手配しようというのはとてもキケンです^^;)
他にも手配先の業者さんによって、データの作成方法が違ったり、中には指定したPDF形式でしか受け付けてくれなかったり、簡単なように見えても、実は色々とチェックしなければいけない項目がたくさんあります。
↑これは某印刷会社さんが掲載している入稿前のデータ作成ガイドライン。
ご存知ない方には、本当に読みづらいルールばかりが書かれています^^;)
これ全てを把握する必要はありませんが、それでもご自身で入稿作業をする際は、ある程度ここに書かれている印刷知識を知っておく必要があります。
でないと
間違って仕上がる
エラーが繰り返されて、
納期に間に合わなくなる
などのトラブルの元になります。
またデータをコンビニエンスストアや、ご自宅にあるプリンタで印刷する時も、要注意。
コンビニや自宅で印刷すると、その分コストはかかりませんが、両面印刷やパンフレットを作ろうとしている時は、うまく仕上げるためのコツが必要になってきます。
ご自身で手配すると、余分な手数料がかからず「コスト削減」につながるかもしれませんが、その分確実に発注しないと、結局後からわからないことがでてきたり、納品までの時間が迫ってきたり、心臓に悪い出来事が起こりやすいんですね^^;)
ご自身の仕事に集中していただくためにも「餅は餅屋に」ではないですが、
無理をせず
知っている人に
任せる
ことも一つの選択肢
だと思います^_^
印刷技術なんて、現在では「ほぼ不要の知識」みたいに思われがちですが、それでも2021年現在は印刷物はまだなくなっていません。
これからも最低限の印刷物は残っていくと思います。
そして、その知識は若干複雑だったりします。
ご自身で手配するのであれば「勉強する」くらいの感覚で、時間に少し余裕を見て取り組まれると、次からもご自身で問題なく手配できます^_^
お時間がない方、時間がもったいないと感じる方は、ご遠慮せずにプロに任せることをオススメいたします♪
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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