とうとう・・・というかやっぱりなー、と思ったニュースを先日目にしました。
それはコチラ↓
参考 ヴィクトリアズ・シークレットがリブランドを発表。エンジェルは引退へ。VOGUEアメリカのランジェリーブランド、
ヴィクトリアズ・シークレットの
リブランディングのニュース。
これまでの
セクシーで
キラキラなブランドから
ナチュラルで
快適で自分らしさを表すブランドに
チェンジしています。
ヴィクトリアズ・シークレットは、アメリカ発のランジェリーブランドで世界各国に店舗があります。
下着のパッケージデザイン、同ブランドが展開する香水やコスメのラベルデザインも超可愛く、かつては私も海外に行った際にはよくお店に立ち寄っていました。
2021年現在、日本には店舗がないブランドですが、毎年「エンジェルズ」と呼ばれるスーパーモデル達が下着姿でランウェイを歩くファッションショーのライブ配信は、日本でも超有名。
ミランダ・カーや、ジゼル・ブンチェンも、元々はこのヴィクシーの「エンジェル」出身のモデルさんです。
ところが、
ここ数年ヴィクトリアズ・シークレットは売上が下がっています。
2015年にはランジェリー業界内で32%のシェアがあったのが、2019年には19%にまで落ち込むほどに。
さらに2019年には、あのファッションショーも中止になったことが話題になりました。
「エンジェル」に、細くてスタイルの良いモデルさんのみを起用し続け、多様性を無視し続けたこと、
ガーターベルトとのセットアップなどセクシーすぎる商品、要するに女性性を強調した商品を展開し続けたこと、が不振の一因だと言われています。
ちなみに、
「エンジェル」になるためには・・・
- 身長176.5以上
- ウエスト61cm以下
- 体脂肪率18%以下
- 女性らしい体のラインであること
- 健康的に美しいこと
- 程よく鍛えられた腹筋があること
- 女性から憧れる存在であること
- 既にモデルであること
などなど、
めちゃくちゃ厳しい条件がありました。
これ以外にも細かい条件がたくさんあります^^;)
こんな人いるんかい!?と思いますが、これでもオーディションには何千人ものモデルさんが応募していたとのことなので、世界は広いな・・・と改めて思います。
話が逸れましたが、
ここ最近定着してきた「多様性の概念」を、ビクトリアズ・シークレットは無視し続けてきました。
多様性は必要ない
(キッパリ)
と代表が答えたくらいです。
その結果、
ファンがどんどん
離れていくことに
私自身はあまり感じませんでしたが(鈍感なだけ?)、商品の質も悪くなったとあちこちで酷評されるまでになってしまいました。
そして一昨年2019年のファッションショーを中止し、今回のリブランディングに踏み切ったというわけなんですね。
それに伴い
ブランドの象徴であり
広告塔だった「エンジェル」も
全員引退。
代わりに様々な人種やジェンダー、体型の「VSコレクティブ」というスポークスマンを起用。
下着姿でポーズを取るモデル業ではなく、SNSやポッドキャストなどへの発信メインに活動していくとのことです。
リニューアルされたサイトを見ると、
自分らしさ
普段使い
快適
など、これまでのヴィクトリアズ・シークレットには絶対なかったキーワードが使われています。
多様性は必要ない
(キッパリ)
と自信を持って答えたブランド側でしたが、世の中の変化には敵わなかったようです>_<
そう、
いくらブランド側が「うちはこれで行きます!」と自信満々に商品を発表しても、
ユーザーが
ブランドの
方向性を
アップデートしている
ブランドの価値を
判断するのは
ユーザーである
のが今の世の中なんですね。
お客はカンケーない
うちはうちのスタイルでやる!
と決めるのはかっこよく聞こえますが、それだけでは商売が成り立たないのが今の世の中。
いつの時代も信念こそ忘れてはいけないものの、その時に合った仕事をしていきたいと思うヴィクシーのニュースでした。
そういえば、
以前は羽田空港国際ターミナルの免税ショップに、ヴィクトリアズ・シークレットの日本唯一のお店がありましたが、残念ながら2019年7月末で閉店。
リニューアルしたらまた復活してほしいと思います。
それでは今日はこのへんで。
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