「幸福は想像の敵」という言葉について考えてみた話

今年の年末年始、
夫から

この映画が面白いから
見て欲しい!!!

と熱烈に言われ・・・、
とある映画を一緒に見ていました。

それは、
昨年2021年に公開された
アニメ映画
「映画大好きポンポさん」です。

タイトルだけを見てしまうと
「え、ポンポさんて・・・」
と思ってしまいそうですが、

内容は、
ガチのクリエイターが
超奮闘して1本の映画を作る話。

なので、
何かモノ作りをしている方には
タイトルだけで嫌煙せず
ぜひご覧いただきたいと思います^_^

コミックもありますが
個人的には映画の方がオススメです^^;)

 

さて、
この劇中でこんなセリフが使われる
シーンがあります。

それは、

幸福は
創造の敵

という言葉。

これは、

敏腕映画プロデューサー、
ポンポさんのもとで
製作アシスタントをしている
主人公のジーンくんが、

「なんで僕を雇ったのですか?」
とポンポさんに
雇った理由について尋ねた時に
返ってきた言葉で、

目に希望がなく
不幸そうである

所謂「リア充」ではなく
「オタク」である

だからこそ
いいものを作れると思った

というニュアンスと共に
幸福は創造の敵
と答えているんですね。

なかなか
グサリと刺さる言葉でございます。

 

この言葉をググってみると
めちゃくちゃ賛否があって

じゃあ幸せな人(リア充)は
作る才能がゼロなのか?

すぐオタクとリア充を分けるのは
クリエイターの悪いクセ

など批判的な意見も
いっぱい出てきます^^;)

 

でもでもでも、
私が思うのは

オタクでもリア充でも
どっちの境遇でも

「現状に満足していない」
と捉える人が
いいものを作ることができる
のではないか

と、思ったりします。

ちょっと話は変わるけど、

私の好きな芸人さんに
漫才師の中川家さんがいます。

今でもたまにYouTubeで
彼らの漫才を見ていますが、
一人でゲラゲラ笑っています。

漫才も面白いし、
・通天閣の下にいるおっさん
・牛丼屋の店員さん
・大阪のオカン
など身近にいる人の
モノマネも本当に面白いのですが、

その原点は
中川家のお二人が
幼少時代を
めちゃくちゃ貧乏で過ごした
というところからスタートしています。

どれくらい貧乏だったかは
ググればお分かりかと思いますが、
とにもかくにも貧乏なので、
他の家の子とは違って
おもちゃやゲームとは無縁。

なので、
自分達が面白いと思う遊びを
やって生活を面白くしよう!
というところから
モノマネ遊びを始めた
と言われているんですね。

今よりも面白くしたい!
という願望が
あの絶妙な笑いを生み出した
のだと思います。

でもこれって
貧乏でもお金持ちでも
あんまり関係ありません

お金があって
ゲームやおもちゃに
囲まれた生活をしていても

もっと面白い遊びないかな??
というアンテナを立てていれば
さらに面白い遊びを思いつくだろうし、

貧乏でも、

あ〜、ウチは貧乏だから
超つまんない。
他の人が羨ましい、キー!
とひねくれてばかりいたら、

何にも面白くない人生に
なってしまいますよね。

 

だから、

不幸(オタク)だから
良いものが作れる

幸福(リア充)だから
良いものは作れない

というわけではなく、

常に
どうやったら
もっと面白くなるかな?!

という気持ちを
持っている人こそ

良いものを
作れるのではないか

と思うんですね。

「ポンポさん」を制作した監督さんも

「僕個人としては、いま幸せな人が、幸せな映画を作れるどうかは限らないと思っている」

不幸せだと思っているからこそ、希望があったり、幸せな物語への想像力が強いと思う。そういう時に幸せな映画を作ったら、現実を飛び越えて、幸せな作品が作れるのではないか。

逆に、幸福な人が絶望の話を描くこともできる。
いま自分に足りないもの、渇望しているものを描く方が、映画に感情が乗っていくのではないか。

テキスト引用元:ムービーウォーカープラス

と語っています。

要するに

現状に満足して
のほほんとせず、

常に
もっと面白くしたいな
という視点を
持ち続けることが大事

なんだと改めて思います。

お仕事だけじゃないですよね。

ここに住んだから
結婚したから
子どもが生まれたから
この先生に教わったから

何もかも安泰ではないので、

常にもっとよくしよう!
という気持ちが
さらに良い人生を送る秘訣です^_^

現状に満足せず
常にアップデートすること

そう改めて感じる
「ポンポさん」のセリフでした。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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