私が富野作品に触れたきっかけの話

今日は私が富野由悠季監督の作品に触れた、そのいきさつのログを残しておく。今日は日曜日なのでユルユルネタでお許しくださいm(_ _)m

ご興味を抱かれた方だけ、この先をお読みいただければと思う。

 

 

本ブログではつい先日、
富野由悠季監督の偉大なる作品、「伝説巨神イデオン」を鑑賞した感想を述べた。

 

それからというもの、イデオンの小説を読み(現在1巻終盤)、「富野由悠季の世界」展の図録を読み、最近はYouTubeで富野監督のインタビュー動画を検索して拝見している。

というのも、
齢(よわい)40歳になるまで

は、
誰ですか
それ?

で過ごしていた非オタが、

ある日いきなり、生涯忘れられない作品に出会ったのであるから、そりゃあ作者に興味を抱く件については致し方なかろうかと思う。

 

本ブログのコメントや、ツイッターのリプライでも、数多く、本当に多くのお勧め作品についてコメントを頂戴した。(本当にありがとうございますm(_ _)m)

お勧めいただいた作品群は、追々必ず鑑賞させていただくとして、

ここ数日は「富野由悠季監督の凄さ」について、自分なりに解釈したく、夜な夜な自主勉強をしている最中だ。

 

そして今日はここに、

富野監督に触れたきっかけと、(少々大袈裟ではあるが)人生において大事にしたいことについてを書き綴ろうと思う。

 

洗脳のはじまり-その1-

私が富野監督の作品に触れたきっかけを語る為には、本ブログで何度か登場させているオタクの夫の話を避けては通れない。

夫はリアルタイムで富野作品に触れており、7〜8歳頃から50歳の今日に至るまで、実に40年以上に渡り繰り返しその映像作品に触れてきた男だ。

 

ちなみに我が家のクローゼットには、地球連邦軍の制服がある。

よく販売されているコスプレ用の既製服である。

夫は連邦軍に変身し、ハロウィンイベントに出かけたり、かつて自身が開催していた「唐揚げをひたすら食べるイベント」に、嬉しそうに出かけて行った。

その制服を翌日ネットに入れて洗濯機を回し、ベランダに干すのは私の役割だ。

夕方私の仕事が一息ついた後、近所のスーパーに買い物に行った帰り道から見える我が家のベランダには、連邦軍の制服がぶら下がっている。

私の人生
これで合ってんのか?

と自問したことは一度ではない。

 

このような話は他にもゴロゴロあるが、今日は割愛する。

今思い返せば、これは洗脳の入り口だったのかもしれない。

洗脳のはじまり -その2-

そんな夫にはオタの友人がいる。

本ブログで紹介許可はいただいていないので、年齢以外の詳細はここでは控えるが、何人かいる。

その中でも特に仲が良いのが「Aさん」と「Bさん」という共に50代の男性である。

 

包み隠さず書くと、夫は嫁の私とよりも、Aさん・Bさんと共に映画に出かけている回数の方が多い。

ちなみに彼らが鑑賞に出かける映画は、アニメ、特撮(ゴジラとか)にほぼ限られており、鑑賞後はどこぞの居酒屋さんで「感想を語り合う会」をし、おまけにアニソン縛りのカラオケをして帰ってくる(最近はコロナなので控えてはいるが)。

AさんもBさんも決して暇な方ではない。バリバリのビジネスマンだ。

しかし、この「一連の会」についてはお二人共全力でスケジュールを調整してくるのである。

 

前置きがかなり長くなったが、

これが富野監督作品の最初、すなわち機動戦士ガンダムに、私が触れるきっかけになった一因だ。

 

私は、そんな夫、Aさん、Bさんと時々食事をご一緒している。

まあしかし、
その食事会での話題といえば、ほぼほぼアニメの話である。

夫は毎度
ガンダムが^^♪)ガンダムがね^^♪)ガンダムが^^♪)とはしゃぎまくっているのだが、

AさんもBさんもそれを聞き

「うんうん、そうだよね^^♪)」

「わかる、わかるよ^^♪)」

「俺ももう一回見なきゃ^^♪)」

みたいな会話を繰り広げている。
(多分本当はもっと内容のある話をしているはずだが、私にはこう聞こえる)

50代である。

一線で働く男性なら(女性もだが)さぞ辛いこともおありだろう。お酒を飲んで愚痴の一つでも言いたくなったりすることもあるかと思う。

がしかし、
「ガンダム」というキーワードを通じ、愚痴愚痴言う事なく楽しく食事をしている彼らは、「なにこの人たち?」という感情を通り越し、マジで世界中で誰よりも幸せで楽しそうに見えたのだ。

 

ある日私が彼らに

「ガンダムって面白いんですか、ね?」
と尋ねると、

うん、ガンダムは楽しいよ^^♪

大人の女の人でも
楽しめると思うよ^^♪

るるるん♪
るるるん♪

と、決してマウントを取ることも、富野監督のあれこれを解説することも一切なく、純粋な「好きの気持ち」を伝えてきたのである。

あ、少々話を盛った(失礼)。「るるるん♪」とは絶対言っていない。雰囲気だけ「るるるん♪」という感じだ。

 

そのような会話を定期的に聞かされていると、

あんなに楽しそうに話せる何かがあるって、いいな。

と、自然と思えてきたのだ。

 

決して夫やAさんBさんの「会話に入りたい」というワケでもなかった。

「見ないと損だよ」みたいな勧め方も一切されていない。

ただただ
すげー
楽しそう

そこに惹かれた
というのが自然な気持ちであると思う。

 

これは私にとって、

例えば、
・テニスを始めてみようかな
・キャンプって楽しそう♪

など、他の趣味をスタートする時の気持ちと全く同じだったのだ。

 

アニメとか無理・・・。


この感覚も紐解けば、「キャンプとか無理」、「運動音痴だからテニスとか無理」という気持ちとよく似ている。

何かふとしたきっかけで、「無理」が「ちょっとやってみようかな」に変化するのだ。

そうして私は
まるで「初回無料の体験教室」に参加するような感覚でネットフリックスにログインし、機動戦士ガンダムの第一話を再生するに至ったのである。

人生何が起こるかわからない

それからは先日書かせていただいたブログの通りだ。

41歳の女が前知識完全ゼロのまま「伝説巨神イデオン」全話を観た話 40歳の女が前知識ほとんど無いまま人生初「機動戦士ガンダム」全話を観た話

 

この先も、遅ればせながら監督の作品を鑑賞したいと思っている。

それと同時に、富野由悠季監督という一人の偉大な人物についても、もっと知りたいと思っている。

 

先日はYouTubeでこんな動画を視聴してしまったのだが、

その中で、
こんなワードが出てきた。

画像引用元:YouTube

 

ちょ、ちょっと待って。

かっこよすぎる!!!!!!

 

この「かっこよい」と感じる気持ちは

恋に近いものがある。

 

「初回無料の体験教室」をちろっと楽しむはずだったのに、まさかこんなことになるとは。

人生とはわからないものである。

 

今日のまとめですよ

ここまでお読みいただいたあなたには感謝を申し上げたいm(_ _)m

 

そして最後に一つ申し添えると、
楽しい!好き!の
気持ちは最強

ということだ。

まだ2作しか鑑賞していないが、富野監督の作品は決して明るい話ばかりではないと思うので、楽しい!とは言い難いかもしれない。

でも、
この作品好き!の気持ちを純粋に持ち続けると、

特に詳細を述べずとも、好き!楽しい!と思い続けると、

それはやがて人に伝染すると、あくまで個人的感想だが感じている。

 

いくら詳細な解説を挟んでも、どんなに表現のテクニックが優れていても、言葉巧みに上手に解説しても、楽しい気持ちがないと相手の心を震えさせることができない。

生きていると、辛いこともしんどいことも、もうやってらんねー!と思うこともいっぱいある。

それでも、
楽しいー!
これ好き!
というワクワクした気持ちは、生涯に渡って持ち続けたいと、改めて思う。

そういう気持ちが
未知の世界の
扉を開く
と感じる今日この頃である。

それでは今日はこのへんで。

 

\お読みいただきありがとうございます/

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