「コミュ障も一つの個性」と考えたい話

かなり前の話なんだけど、
確かNHKで放送されていた
ドキュメンタリー番組で、

アメリカの映像制作会社が
実践している人事採用

について
紹介されていました。

 

その制作会社では、
映画やドラマなどの映像を
制作する会社なのですが、

積極的に
コミュ障の人を
採用している
んですね。

しかも、
かなりのコミュ障で、

・挨拶ができない
・報告ができない
・人と食事ができない

など、
一見「社会不適合」と
言われてしまいそうな方々です。

ところが、
仕事の質は
本当にピカイチで

正直、
コミュ障じゃない人よりも
正確で美しく綺麗に仕上げる
その様子が番組に映っていました。

他の人が気がつかないような
細かいところにも気がついて
仕上げている・・・

まさに「職人」として
しかも集中を切らすことなく
続けているんですね。

雇い主さんは、

挨拶ができなくても
報告ができなくても
コミュニケーションが
取れなくても

仕事をしっかり
やってくれるので、

我が社では
とても大切な存在です。

と語っていました。

仕事だけに集中してもらえればOKなので
1日の報告はチャットツールのみで
完結できるようにする、
などの工夫を社内に作ったそうです。

 

この会社が
このような採用を行なったことで、
家族も大喜び。

これまでは
コミュ障のおかげで採用を断られ、
引きこもりがちだったけれど、

だんだん外に出るようになって
笑顔も増えてきた

と、涙ながらに喜んでいたんですね。

こういう考え、
私はとても好きです。

もちろん
仕事の内容に支障が出てはNGです。

けれどこのように、
ちょっとコミュニケーションが
苦手な人だからこそできる
仕事の場所を経営者が整える。

こういう考えで経営されている方を
本当に心から尊敬します。

 

挨拶も報告も
社会人の基本かもしれません。

でも、

挨拶や報告やコミュニケーションとか
表に見えるところよりも、

仕事への正確さや
持っている集中力など

その人が持っている
他の面を尊重する

この考えを持てることが
素晴らしいな、と感じます。

 

一般の会社では
難しいかもしれないけれど、

こういうことを考えるのが
「多様性の一つ」
なのではないかと思う
今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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