みなさんは、
「ハケンアニメ!」という映画を
ご覧になっただろうか?
今年鑑賞した映画の中でも
とっても印象深いお話だったので、
ぜひぜひ皆様に
ご鑑賞いただきたい作品なのですが、
アニメ作品に携わっていなくとも
少なくとも「制作」に携わる
仕事をしている私にとっては
少々酷な表現がありました^^;)
それは、
制作の全やり直しや、
徹夜で修正する様子、
無茶振りをお願いされるシーン
など
とても他人事には思えない
描写がてんこ盛り
だったからです^^;)
今「デザイナー」という職業は、
・自宅でもできて
・仕入れいらず
・PC一台だけの用意で
・家でもカフェでも仕事できる!
というところが注目されて
副業や起業の職業として注目されてて
デザイナー講座なるものが
いっぱいあります。
でもね。
実際は多少違うところはあれど、
デザイナーの生活は
ほぼほぼ「ハケンアニメ!」の
内容と同じです^^;)
新しいデザインを起こすのも
もちろん大変な仕事ですが、
それに加えて
日々の業務では
毎日大量の「赤字」が
返ってきます。
「赤字」というのは
制作したデザインに対して
ここを◯◯のように修正してほしい、
ここはやり直してほしい、
ここはこういう風に、
ここはこんな感じに、
という修正指示が
赤ペンで書かれている
所謂「修正指示書」です。
(目立つように赤ペンで記入されているので
“赤字”といいます♪)
これが毎日返ってくるので
めちゃくちゃ大変。
私も会社員のデザイナーとして
勤めている時は、
毎日大量の赤字をもらっていました。
その日も新規の制作予定が
何件かあるのにも関わらず、
赤字対応しているだけで夜になってしまい、
しょうがなく会社に泊まって
夜中に新規制作をしたりしていました^^;)
(めっちゃ効率悪い)
それ以外にも
新規制作と赤字対応をしている合間に
色校正を確認したり
(印刷が狙った色通りに仕上がっているか確認する作業)
複雑な仕様の入稿データを
作ったり・・・。
超絶ハードな毎日を
過ごしていました♪
しかも赤字には
心をえぐられるような
厳しいお言葉が書かれていることも
しょっちゅうありました^^;)
でも。
そんな生活を長年続けたおかげで
ここの表現は
こういう風にしないと
クオリティが下がる
とか、
こういう表現で持っていかないと
いいものに仕上がらない
とか
表現の幅や良いものに仕上がる力が
めちゃくちゃアップしたんですね。
それこそ今では
PC一台でどこでも仕事できる
デザイナーとして起業していますが、
あの頃の
超絶ハードな経験をしておいて
本当に良かった
と心から思っています。
デザイナーは、
家でラクラク稼げる仕事
ではなくて^^;)
クライアントさんのために
媒体を制作するお仕事。
そのために、
ハードな赤字指示は
とっても大事です。
今から副業や起業で
デザイナーを目指そうと思う方には
家でできる!稼げる!
など自分の働き方だけに
注目するのではなくて、
クライアントさんのために
良いものを作ろう!!!
という気持ちを
本当に持ってほしいな〜〜
と思いますし、
ぜひ
「ハケンアニメ!」を
ご覧いただきたいと思う
今日この頃です!!!
それでは今日はこのへんで。
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