以前から本ブログで掲載している
「現場一筋35年のシェフに学ぶ集客」シリーズ。
↓以前の連載はこちらからどうぞ↓
連載:現場一筋35年のシェフに学ぶ集客 ー「集客」と言う常識を 「習客」にチェンジせよーこの連載では、
惜しまれながらも2020年9月に閉店した、柏駅東口の二番街アーケードの入り口にあったパスタ&ピザのレストラン「モンテローザ」さんのシェフ・野口正春さんが現場のスタッフのために残したメモを元に再編集した記事をご紹介しています。(本ブログには掲載許可をいただいています)
今日は2021年9月22日。
モンテローザさんが閉店してから、
ちょうど1年です。
コロナの影響で「変化が加速」したように感じまますが、自分の環境も、街の環境も時代とともに、どんどん変わっていきます。
でも時が流れて、いろんなものが変わっても、変わらないものもあります^_^
モンテローザの野口シェフからいただいたメモを、そんな変わらない大切なものの一つです。
ではでは今日も
現場第一主義の野口シェフが、
スタッフの方に残した
「メモ」をご紹介します。
「うちの店がもう少し良い立地にあって
お金をかけてドカーンと宣伝できれば
どこにも負けないのに」
と言うことを
“言い訳スペシャルセット”と
呼んでいます。
立地が悪く、
お金もないから
負ける
だから、
売れなくて仕方ない、
自分が悪いわけじゃない。
こうやって文章にすると
「そんな考えじゃダメだね!」
と思うでしょう。
しかし
そんなあなたにも、
“言い訳スペシャルセット”と
同じような考えが
存在してませんか?
このような“セット”は、
「大いなる言い訳」であり、
売り上げを伸ばして行く上での
「サイドブレーキ」に
なってしまいます。
私自身いつも
「売れない店はあっても、
売れない立地はない」
「お金を使わずに、頭を使って
お客様を呼ぶ努力をするべき」
「飲食店は、個店と個店の戦いであり、
日本全国のお店と戦うわけではない」
と、思っています。
ですから、
個人的な“言い訳セット”は
早く除去するべきです。
それでも、
この“セット”を盾にして、
「自分は頑張っている」
「売れないのは、自分のせいじゃない」
「近くにあんな店が出来なければ、
良かったのに」
「良い立地なら」
「お金があれば」
と自分を慰め、
正当化する人が多い。
これはとても恐ろしいことです。
なぜなら、
悪の根源である
“言い訳セット”を
いつの間にか、
自分の「守護神」に
してしまっているから。
あなたも一度、
自分自身に問い正して見てください。
“言い訳セット”
だけではありません。
本当は悪の根源であるべき物が、
自分の「守護神」になっていませんか?
人手不足を
「この店は人が集まらない」と慰め
教育不足を
「近頃の若い奴は、やる気がない」と
言いわけをし、
雨が降ったから・・・・
風邪が吹いたから・・・
景気が悪いから・・・
他の店も悪いから・・・
とまるで七福神のごとく
「守護神」を配備し
宝船に乗ったつもりでいても、
先送りした課題は
必ず悪化してしまうものです。
「言い訳七福神」を除去したら、
自ずと
「自分に問題あり」
と気づけるはずなのです。
出来るだけ、
早くこの「七福神」を
除去しましょう。
ですが、あなたが大切にしている
「言い訳七福神」との
別れは結構辛いものです。
なぜなら、
それはとても優しいから。
売り上げが悪くても、
利益が出なくても、
お客様が来なくても
従業員のレベルが低くても、
「あなたは何も悪くないのよ」
と囁いてくれるのですから。
一日でも、早く捨ててください。
今の情勢に置き換えると
コロナだから
という言葉が
当てはまるように思います。
コロナさえなければ・・・
と思いますよね。
実際私自身も
何度も思いました。
もちろん実際に
大変な状況には変わりないですが、
そんな中でも
頑張っている人もたくさんいます。
そんな人は
コロナのせいにするのではなく
「自分の問題」を
解決しているんですね。
自分以外のせいにして
何事も片付けてしまうのは簡単。
だけど、
全ては「自分の中」に
原因がある。
まずこのことに気が付くのが
実は一番大事だと
改めて思う今日この頃です。
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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