久しぶりに銀座に用があったのですが、ちょっと中途半端な時間に着いてしまったので、約束の時間まで「東急プラザ銀座」を少し覗いてきました。
本日10月1日からスマホ決済サービスPaypayが利用可能になった東急プラザ銀座。
「Creative Japan 〜世界は、ここから、おもしろくなる。〜」というコンセプトを掲げている店内には、正統且つトレンドをおさえたお店が軒を連ねます。
平日の昼間だったせいか店内はガラガラでしたが、そんな中でも大変混雑していたのが、8階と9階にある、ロッテ免税店でした。
（店舗は日本だけど、「ロッテ免税店」なのでイメージキャラクターは韓国のアイドルさんです）
こちらは外国人観光客はもちろん、渡航予定のある日本人もお買い物が可能です。(60日前から)
8階は高級ブランド店ブティックが中心、
9階には美容・化粧品やお薬、日用品、一部の電化製品が並びます。
最近は海外旅行に行く際、空港の免税店はほとんどスルーしますが、今回は海外からの観光客の人向けの商品がどのような内容なのか気になったので主に9階の様子を見てきました。
お土産品から日常に使えるものまで充実の品揃えです。
8月にベトナム、ホーチミンで開催された化粧品関連の日本企業ブースでも展示されていた日焼け止めクリームのアネッサ。
もはや資生堂の枠を飛び出し、確固たるブランド力をつけたアネッサ。
独立した売り場を持っています。免税店ならではの「お得パック」も販売されています。
そしてこちらは
中国の女性がみなさん揃って爆買いして帰るという
大人気商品の金箔コスメブランド、KINKA。
KINKAは「箔一」さんという石川県金沢市の金箔メーカーさんのブランド。金箔の持つ美容効果と、この見た目のゴージャス感が人気の理由です。
箔一さんは、屏風や仏壇、漆器などの製造業者に箔を納品するのみの仕事が主流だった頃から、自社製品作りをスタート。伝統を守らぬ業態は当時異端視されましたが、販路開拓を積極的にすすめ、このようなコスメ製品を開発。有名になった同社の金箔は、東京スカイツリーや成田空港の内装にも採用されているそうです。そして結果的に、金沢金箔の用途や需要拡大とブランド向上に繋がったことが地元で大変評価されています。
以前、石川県で伝統工芸の家を継いでいる方のご自宅にお邪魔した時に聞いた話なのですが伝統工芸の需要、またそれを生かせる職人さんは、日本ではどんどん減ってきているそう。
このように伝統を生かした新しい開拓を進めることの大切さを、この商品からも感じることができます。
ちなみに金箔ですから商品自体は結構「いいお値段」です。
こちらの顔全体を覆ってケアできる「24k ゴールドマスク」は一枚4,500円。
部分用もあります。
私も試してみようかな…と思ったのですが、パスポートはおろか渡航予定も現在持っていないので、今回は購入を諦めることに。オンラインでも購入可能なようなので今度チャレンジしてみたいと思いながら、店内を歩いていきます。
キュレルも日本のドラッグストアではお馴染みの商品ですが、この優しいつかい心地は海外の方にも人気のようです。
↓こちらは爪切り。
日本の爪切りはとてもクオリティが良くバックパッカーの人もこぞって「日本の爪切りは恐らく世界一品質が良い、だからいつも旅行に持っていく」と絶賛している一品です。
続いてはこちら。
キットカット東京ばな奈味です。
キットカットなんてしばらく食べていませんが、こちらも外国人の方には大人気。
ちなみにヨーロッパ方面の現地の方に「日本のお土産何がいい？」と尋ねると、高確率で「キットカット！」という答えが返ってきます。
え、キットカット？と思われるかもしれませんが、スーパーで良く販売されている袋入りの確か300円前後のあの詰め合わせが本当に人気があります。
ベーシックなものはもちろんですが、抹茶やいちごなど、フレーバーが付いたものは特に人気。この繊細な味付けは海外の方から見ると、ものすごく魅力的なんだそう。
私たちが普段ドラッグストアで見ているものが、このように並べられて買われているのを眺めるのはとても面白く、普段の生活では気がつかない視点を持つことができます。
「売れない」と思っているものでも、視点や売り先を変えてみるとまた違った結果になるかも。
その嗅覚は忘れないようにいつも研ぎ澄ませておきたい、
と感じた駆け足リサーチでした。
それでは今日はこのへんで。
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