渋谷パルコの5階がちょっと凄まじかった話

遅ればせながら先月11月22日にリニューアルオープンした渋谷パルコに寄り道してきました。

パルコは今年3月にも錦糸町駅前に新オープン。

アパレルテナントが中心ですが、錦糸町の土地柄を考慮し地元・墨田区の飲食店とコラボしたり、家族で楽しめる無印良品、DIY専門店など独自の展開がとても印象的です。

<3/16OPEN>錦糸町PARCOに行ってみた-Part①お店編-

ところで渋谷の街は、先日も同じくリニューアルした東急プラザ渋谷の話を本ブログに書きましたが、今大変化真っ只中。

ロボットと人が働くPepper PARLOR(ペッパーパーラー)に行ってみた話

かつては若者のイメージが強かった街ですが、最近は大人向けの商業施設が増えてきています。

今そういえばあのSHIBUY109もオープンから40周年を機に店内をリニューアル。
かつての「ギャル」は「絶滅」したと言われており、店内は今の10代〜20代全般の女性に合わせたリブランディグが進んでいるそうな。

前置きが長くなりましたが、その渋谷パルコのお話をお届けします。

ディオールとリモアのコラボストア(何て豪華な!)をはじめラグジュアリーブランドが軒を連ねますが、アンダーカバー、コムデギャルソン、カバンドズッカなど日本発のデザイナーズブランドショップもいっぱい。

私にとってはまさに「ド世代」のブランド逹。
見るだけで楽しいお店がたくさんあります。

その中でも、今様々なメディアでも話題の5階のPARCO CUBEの体験話と、独断と偏見で感じた良かった点・なんだか残念に感じた点を書き綴ります。

新しいお買い物体験ができる渋谷パルコ5F「NEXT TOKYO」

渋谷パルコの5階は「NEXT TOKYO」というコンセプトのフロア。

これまで見たことのないシステムを利用したお店が軒を連ねています。

その中でも今注目されている最新技術を導入した店舗がご紹介する「PARCO CUBE」。
11のお店で運営しています。

お店はティーンズ向けのアパレルブランドと、雑貨ブランド、そして最強のモバイルバッテリーブランドのアンカーなど。

最大の特徴は、
店頭に設置してある巨大なデジタルサイネージと手持ちのスマートフォンを連動し、この11店舗の商品を購入できるシステムです。

実際に店頭で手に取り気に入った商品はその場で買ってもよし、デジタルサイネージのタッチパネルから買ってもよし、という仕組みなんですね。

南青山店に続き、Ankerのショップが登場です

こちらは私も愛用している最強のモバイルバッテリーブランド、アンカーのお店。

その価格とデザイン、機能、一度使えばもう他のモバイルバッテリーは使えないほどになり、今ではすっかり愛用しています。

最近はヘッドホンやお掃除ロボットも登場です。

こちらはスターウォーズとの限定品コラボグッズ。

ヘッドホンやコードレス充電器などは実際にお試しが可能です。

そして店内には畳一枚分のデジタルサイネージとiPadが。
使い方は後述しますが、お買い物はこのタッチパネルからも可能なんです。

実際にタッチパネルでお買い物してみるよ

フロアに中心部には実店舗の4倍、畳約4枚分を繋ぎ合わせた巨大なデジタルサイネージがあります。

流れている写真をタッチして商品を選び、自分のスマホを連動して買い物カゴにし、商品を追加。

そのままスマホ上でお会計を済ませると、後日宅配でその商品が送られてくる、という仕組みです。

実際に試してみます。

えーっと。
まずはスマホでQRを読んで、

お、ディスプレイと連動ができました!簡単です。

次は、
タッチパネルで商品を選んで…。

カートに入れるっと。

うおおお!
スマホに商品が映し出されました!

この商品を購入する場合はこのままスマホで決済すればお買い物終了。
あとは商品が自宅に送られてきます。

斬新すぎるお買い物スタイル。
すごい技術の進化であります。

技術はすんごいけど実際に使いやすいかと聞かれると正直ビミョー

技術としては素晴らしいですが実際に利用している人はまだ少なそうな印象。足を止める人は多いけれど実際に利用している人はまだまだという感じ。

そして、若干使いづらい!というのが
初めて体験してみた感想です。

(子どもちゃんは喜んでタッチしていますが・・・)

認知度が低いのかな……?などあれこれ考えてみましたが、私が実際に体験して感じた良いなと感じた点と、ちょっと残念な点をまとめてみます。

良いと感じた点

1.リアルとオンラインの融合はすごい!

このデジタルサイネージではPARCO CUBE内にあるリアルな11店舗の商品を選択できます。

リアルな店舗で商品を見たり触ったり、説明を聞いた後に先程の要領で商品を選ぶことが可能なんですね。

だからその場で購入せずとも、とりあえず商品をチェックさえしておけば後からスマホで購入ができるのは便利だと感じます。

2.スマホのカートに取り込んだ商品は7日以内ならもう一度呼び出せる

その場で購入しなくても、一度カートに入れれば、7日以内に限り再度パルコのオンラインストアページにアクセスし、自分のカートへ商品を呼び出すことが可能。

7日間という期間限定ではありますが、これは嬉しい機能。

注意
ただし実際の店舗の在庫と連動しているため、売り切れの際は購入できません。

3.荷物を増やしたくない時のお買い物には超便利!

・これからまだ寄るところがあるから手荷物を増やしたくない、
・お土産にしたい、
・誰かにそのままプレゼントとして送りたい、

なんて時、このシステムは超オススメだと感じます。

例えばPARCO CUBE内のこちらのお店。

洋服を一度に大量に買うお客様には、このシステムをオススメしているそう。

すぐに使うことはできませんが、手ぶらで帰ることができるのは嬉しいポイントです。

ちょっと残念な点

1.購入は11店舗の商品のみ可能

このシステムを利用して購入できる商品はPARCO CUBE内にある商品のみです。

また新作や限定品は購入不可とのこと。
既存商品に限定されます。

しかも、わたしのように来年四十になる世代には少々馴染みのないブランドがセレクトされています。


(↑ 16歳の頃だったら被ってたかもしれん)

ティーンズ向け、
または観光客向けのブランドが中心に構成されているんですね。

40歳手前の私が唯一興味を持ったのは先程もご紹介したアンカー。(後は、もう今は着用できないけれど私が10代の時に大好きだったアパレルブランドのキャンディーストリッパー)。

どうやら、おっさんおばはんは相手にしておらず(;ω;)
生まれた時からスマホに馴染みのあるデジタルネイティブ、もしくは観光客の方をターゲットにしている印象です。

2.店員さんが使い方を進めてこないし、なんだか飾りっぽくて機能していない。

技術としてはすごいのですが、この技術のせいか店員さんは総じてあんまりやる気のない印象です。

やる気がない、というと少々語弊がありますが、
要するに「使いたい人は勝手にどうぞ」的な感じです。

もちろん使い方をレクチャーしないと使えないような人をターゲットにはしていないのかもしれませんが、せっかくリアルな店舗があるので、もう少しお客様とコミュニケーションを取って、タッチパネルを使うメリットなどをお話してもいいのでは?という印象です。

仮にデジタルネイティブのティーンズがターゲットとしても、このお買い物システムはかなり斬新なはず。

私が訪れた時も高校生らしき女の子がお洋服を見ていましたが、彼女逹にリアル店舗だからこそできるサービスをしてほしいなと感じます。

そうでないと、
このデジタルサイネージ逹も最新技術が詰まったただのオブジェクトになってしまうような気がしてなりません。

今日のまとめですよ

渋谷パルコのら5階には、ご紹介したPARCO CUBEの他、ネットで見た商品を取り置きできる、新しいコンセプトのアーバンリサーチや、

メガネをかけたままメガネを試着できる、これまたなんともすごい技術のJINSなど、新しいテクノロジーを駆使しているお店がいっぱい。

これが「技術ドヤ」と言わんばかりの店舗側の満足に終わらず、来店したお客様に満足してもらえるようなテクノロジーに進化してほしいな、と思います。

渋谷に行く機会があればぜひ一度訪れて、実際に体験してみてください^_^
今まで見たことないモノがたくさんありとっても面白いです!

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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