今日、自宅のポストを確認すると「学習塾」の新規生徒募集のチラシがいっぱい入っていました。
学年が変わるこの時期、塾のチラシをよくお見かけします。
うちには塾に通わせるお子がいないもんで本来ならソッコーゴミ箱行きなのですが、私は仕事合間の気分転換に、よくポストに投函されているチラシを1枚1枚じっくりと隅から隅まで読みます。(←めちゃくちゃ楽しいです)
デザインレイアウトの参考にもなるし、いろいろな検証材料になるんですね。
ちなみに不動産のチラシも大好物。
書かれているポエムのようなキャッコピーを見るのはもちろんですが、間取りを見ながら「もしここに住んだら私の部屋はウォークインクローゼットのあるこの6畳の部屋にして・・・ここは猫の部屋にしてと・・・」と一人で妄想をしています。
先日は元AKB48で現在女優の前田敦子さんが一面に掲載されている新築マンションのチラシが。
(お金かかってますなー)
そして毎回チラシのキャッチコピーに対し
性格悪く意地悪くツッコミながら「一体これは何を言いたいのであろうか?」と考えるのも、自分の勉強になり引き出しを増やす要素になります。
・わかるまで、できるまで教えます!
(そりゃあまあ塾だからそうしてくれないと困るよね、お金払うんだし)
・スタートダッシュを決める春にする!
(スタートダッシュって何?)
・お子さまのやる気を引き出します!
(本当に引き出してくれんの?どこも同じこと言うとるし)
・入塾特典、盛り沢山!体験学習、無料!
(盛り沢山って具体的に何なの?
体験学習が無料なのは今常識でしょー)
・AI指導で学力向上!
(ん?なんで急にAI?
AIがどうしてくれんねん?)
——–
こうやって書いてみると、だいぶひどいことを書いています(すみません・・・)
ですがこのツッコミ、
一般の人が目にした感想と全く一緒です。
↑先ほどのように改めて文章にすると「そう言われればそうかな」とお気づきになるかもしれませんが、フツーはこんなことを思う前にソッコーでゴミ箱行きです。
書いている内容に「?」が浮かんだ時点で、
どれもこれも同じ広告に見えてしまいゴミ箱に消える、もしくはリンゴを切る時のまな板代わりになってしまうんですね。
一般的にですが、
チラシの反応率は0.01〜0.03%。
1000枚配布して1人〜3人から問い合わせや反応があれば良い方とされています。
1000枚配布しても1〜3人しか反応がない理由は、
まず第一に
チラシなんて誰も読まないこと
次に
目にした瞬間に頭に「?」が浮かび興味の持てないつまらない文章が羅列していること
です。
そして「長い文章は読まれない」とよく言われています。
しかし大事なのは、
長さではなく「興味の持てる文章」であるかどうか?なんですね。
私もうっかりするとつまらない文章をダラダラと書いてしまいがちなので、本ブログではともかく、仕事の時は特に気をつけていますが、自分の書いたコピーなり文章なりを見直す時に、一人のチラシを見る人に戻って
だから、何?
と自分でツッコミを入れると更にブラッシュアップできる内容に修正することができます。
チラシを見る人が知りたい情報と、クライアントさんが言いたい情報は異なります。
クライアントさんが言いたい情報は、一般のチラシを見る人から見ると「だから何?」と感じることが比較的多い傾向にあります。
チラシを配布するだけで満足なのか?
それとも、チラシを配布して1人でも多くの人から問い合わせをいただきたいのか?
目標によって文章の書き方も変わってきますが、もしチラシを配布して1人でも多くの人からの問い合わせが欲しい場合、ぜひ今日から「だから何?」と一人でツッコんでみてください^_^
きっと色んな発見があると思います!
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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