今日は、旧市街内にあるエストニア伝統料理を振舞ってくれるレストラン、Olde hansa(オルデ・ハンサ)で未経験食材・熊肉を食べた体験をご紹介します。
熊肉の話に入る前に、Olde hansaのお店のご紹介を。
こちらは17世紀に建設された建物をそのまま使用、外観、内装とも14世紀頃の中世の雰囲気を忠実に再現していて、歴史を感じることができるとても素敵なレストランです。
店内の照明はテーブル上のろうそくのみ。
少し薄暗いので映える写真が取りにくいですが、雰囲気は抜群、スタッフの方も民族衣裳を着て働いています。(ちなみにスタッフの人は本当に親切)
お料理は、お肉、お魚料理とスープ、スモークニシンがトッピングされているサラダなど、エストニア&近隣諸国の伝統的なメニューが多数。
英語メニューに加え、日本語メニューもあるので言葉が不安でもお料理が選びやすいです。
(Google直訳ですが、メニューはわかりやすいです)
私はビール飲めないのでベリージュースをオーダーしましたが、ここではハチミツビールが有名。
素焼きのジョッキでサーブしてくれます。
お料理は、まずグリルサーモン木の実ソース添えをオーダー。
サーモンが日本とは違いとても分厚い!!
程よく脂がのっていてとても美味しく、ソースは生クリーム入りかな?クリーミーで濃厚な味でサーモンとの相性ぴったりです。
ところが、
サーモンをいただいている間に何気なくメニューめくると、そこに見えた気になる料理名。
「最高の調味料を駆使した熊肉料理」
・・・熊肉料理。
日本でも北海道などでお料理として振舞われているようですが、私自身は全くの未経験。
しかも、何やら偉人の方に捧げる貴重なお料理らしい。
お値段も高め(約7,000円)
食べたいけど、ちょっと怖い、でも食べてみたい・・・
とモジモジしていたら、今回のエストニア旅をご一緒している弁護士の先生に
「食べない後悔はもったいないです!」とのお言葉で後押ししてもらい、追加でオーダーすることにしました。
スタッフの方に尋ねると、「十分マリネにしてから長時間煮込んでいます」とのこと。
十分マリネって何よ、それだけ臭みが強いってことかよ・・・などいらん想像をしながら待つこと約30分。
ヴァルデマーク二世に捧げる熊肉料理のご降臨。
写真の手前にあるソースの中に浸かっているのが熊肉です。
見た目はカレーのようです。
おそるおそる、一口いただきます。
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めっちゃ美味しいやんかー!!!
食べた瞬間「うわー」と思う獣テイストな味を想像していたのですが、味。食感はとてもあっさり。
本当にあっさり、しかも全然脂っぽくない。
正直、美しいサシが入っているサーロインステーキより熊肉の方が全然食べられる!!(年とった)
ソースは多数のスパイスやハーブが入っており、このプレートはなんだか薬膳料理のよう。
お米の代わりに蒸した麦がついており、そう、例えて言うと熊肉の薬膳カレーという感じです
食べていると体がぽかぽか温かくなってきました。
熊肉は、古くから食用とされてきて、少量でも旨味たっぷり。
体をあたためる、滋養強壮、コラーゲンも含まれているそうです。
いや〜。全くの未体験の味に少しびびっていましたが、オーダーして良かった!
とても良い経験ができました(弁護士先生のおかげ)
現在では熊肉料理を振舞ってくれるレストランは数少ないそう。
もし世界のどこかで見かけられたら、怖がることなくぜひトライしてみてください!
エストニアに行かれた際は、ぜひこちらのレストランで熊肉をご賞味ください!
値段は少々高めですが、滅多にできない体験ができること間違いなしです。
(観光客が多めのレストランですので伺う前に予約がベターです)
住所:Vana turg 1, 10146 Tallinn
URL:https://www.oldehansa.ee/
サイトから予約も可能
紹介した熊肉料理は55.20€
その他の肉・魚料理は20〜40€前後
(2019年現在)
カード支払いOK
※夜は店内が暗いです
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