香港話①香港の国民食が「出前一丁」だったという話

香港で凄まじい人気の出前一丁

先月、週末を利用して香港に行ってきました。初香港です。

海外旅行の際には必ず現地のスーパーやドラッグストアなどを
じっくり見て回り、商品のパッケージデザインや売り場、販促物は絶対チェック。
今回の香港でももちろん日程の最初にスーパー巡りをしてきました。

日本で事前リサーチの時間が取れず、前情報は全く知らなかったのですが、
そんな状態でも気がついたのが、
「出前一丁」の多さ。


山積み状態。
しかも、種類の豊富さが半端ない。

「どんだけ種類あんねん・・・」
香港限定の「出前一丁」もたくさあります。

さらには

「出前一丁」のポテトチップス。

あと、

棒丁麺・・・。

これはとんこつ味の出前一丁。
麺を棒状にすることによりスープがより染みて、のど越しが良く、
お店で食べるとんこつラーメンを家庭でも「よっ」と再現可能だそう。

そんなわけで日本には出前一丁が、こんもりと店内に並んでいるわけです。

<p class=”hh hh8″>なぜ出前一丁は香港で人気なのか</p>
香港での出前一丁のシェアは実に50〜60%なんだとか。
日本での発売と同時に、香港でも販売スタートをしたそうですが、
その後、香港で売上が伸びていき1984年に現地法人を設立。

90年代以降は香港独自の出前一丁がどんどん生み出され、
今では殆どの商品が、香港のみなさんの味覚に合わせてできているそうな。

日本でもインスタントラーメンが発売された当初は大ヒットしましたが、
香港で発売された時も、当時から共働きが当たり前だった香港の家庭のニーズに
ピタリと出前一丁がマッチしました。

パッケージを変えなくても、セールスコピーなんか書かなくても
ずーっと香港で愛され続ける出前一丁。

商品を売り出す「場所」と「タイミング」がいかに大事か。

売る場所とタイミングがずれていれば、香港の国民食にはなっていなかったかもしれん・・・、
ということを痛感させてくれるスーパー巡りでした。

<p class=”hh hh8″>朝食にお土産に、香港に行った際にはぜひどうぞ</p>
ちなみに、レストランでも出前一丁が食べられますので、
現地の人は、朝からそれをズルズルとすすっております。

ちなみにこちらのメニューは、チムサーチョイにある
「澳門茶餐廳」という地元の人たちにも人気のカジュアルレストラン。
マカオ料理の老舗ですが、朝からにぎにぎしい雰囲気で安くて美味しいお店。
名物のエッグタルトも美味しいです。

という感じで、古くから営んでいるお店でも食べられる出前一丁。
その浸透力たるや凄まじい・・・。

そしてここまで出前一丁を見てきますと、せっかくなので
やはりお土産をば。値段も1個4.4HKD(日本円で約63円)なのでお手頃です。

香港出前一丁人気ランキングでも1位らしい「XO醬海鮮味」と
普通なのに辛口になったらしい「麻油味」。

スーツケースに余裕があれば全種類買って食べ比べ大会でもやりたったのですが。
何せ種類が25種類あるそうなので、残りはまた今度に・・・。

まだ食していないので、
今の現在に海外でウケるメイドインジャパンの商品が何か、
ちょっと想像しながらズルズルすすりたいと思います。

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