Queenの映画「ボヘミアンラプソディ」の応援上映会に行った話

合唱・手拍子・拍手・足踏みOKの上映会

先日公開になったばかりの伝説のバンドQueenの映画「ボヘミアンラプソディ」。
日比谷の映画館で「胸アツ上映会」と題した上映会があったので行ってきました。

この上映会、普通の上映と何が違うのかと言うと、
劇中の曲に合わせて自由に合唱や手拍子・足拭みまでOKという
全く静かに鑑賞しなくてもOKという会です。

さらにはコスプレもOK。
周りに迷惑をかけないという条件付ではありますが、
好きなスタイルで映画を観ることができます。

今更Queenの素晴らしさや、ネタバレになりそうな映画の内容については触れませんが、
「胸アツ上映会」で感じた諸々のことを書こうと思います。

リアルに楽しい映画鑑賞



入場者には先着順でサイリウムのプレゼント

今回の「胸アツ上映会」は、世間一般に言われる「応援上映」であり、
その名の通り声援を送ったり、拍手や手拍子をすることが許される上映会。

静かに見る、というのが常識であった映画鑑賞スタイルの概念を覆すものです。

実を言うと、私もこのような発生OKの上映会には参加したことがなく、
今回も行こうかどうか、直前まで迷いました。

なぜなら、、、うるさかったら映画に集中できへんちゃうやろか
と少しだけ心配していたからです。

しかし、参加した後の感想はというと
行って良かった!の一言。
何ならもう一回参加したいとすら思いました。
(期間限定なのがとても残念)

映画が120%楽しめる、そんな上映会でした。

歌いたい時に歌ってOK、拍手OK、手拍子OK。
まるでQueenのライブに参加したような感じ、と言っても過言ではないかもしれません。
Queenを愛しているリアルなファンと一緒に時間を過ごせた感じがとても強く残りました。

そう、「映画を観た」というよりも「映画に参加した」という表現が正しいような気がします。

そして、
映像を見るだけの受動的な時間を過ごすのではなく、
映像に対して能動的にアクションを起こす、
これは、脳みそに相当なインパクトを残すような気がします。

今は「参加・つながり・体験」の相乗効果

ウィキペディアの情報によると、応援上映は2016年に公開されたアニメ映画の応援上映会が
メディアに取り上げられ、話題となったと書かれています。
ご存知かもしれませんが、同じく2016年に公開された映画「シン・ゴジラ」でも
発声OK上映会が開催され、その様子が映像がBlue-rayの特典映像になりました。

今は、パソコンでもスマホでも簡単にいつでも映画が鑑賞できる時代。
少し前までは、ディスクをお店で選びレンタルして、という時代でしたが
そんなことをしなくても、自宅や外出先にいながら簡単に映画や動画を鑑賞できるようになりました。
映画館も将来「AIに取って代わられる」業種の一つになってしまうかもしれません。

そんな今、発声上映会は「映画館に足を運ぶ」理由になる新しい戦略です。

・発声や応援をすることで会場にいる人と「つながり」を感じることができる
・拍手や手拍子をすることで、自分も「参加」している実感を感じることができる
・鑑賞後に上記2つの「体験」を楽しかった経験として持ち帰ることができる

この「参加する・人とつながる・体験する」という行動は、
スマートフォンやSNSが発達した今だからこそ、私達が求めている欲求ではないかと思います。

今はどんなことでもインターネットで調べれば、情報がたくさん出てきます。
しかし、どんなに多くの知識をつけても「参加・つながる・体験」の
リアルな3つのどれかには到底叶わないのではないでしょうか。

今の時代だからリアルがめっさ大事

少し話は変わりますが、
私は今年の8月にとある広告制作・マーケティング会社のイベントに参加してきました。

そのイベントは「BtoBマーケターが集い、出会い、共鳴するライブイベント」という
内容で、マーケティング思考のクリエイターや起業家などが集まって、
マーケティングについて熱く語る・プレゼンを聞く・応援するという、
最初聞いた時は「?」が頭に浮かんだイベントでした。

いつもお世話になっている方からお誘いを受けたのですが、
わざわざ行く必要あるかしら?後からレポートを見るだけでいいのでは・・・と思いましたし、
何しろ、クソ暑い8月にわざわざ紀尾井町まで行くのは正直面倒以外の何物でもありませんでした。
(すみません、でも今年の夏は本当に暑かった・・・)

ところが。
そのイベントに参加した後、私は良い意味でとてもショックを受けて帰ってきました。

それは、そのマーケター向けのイベントが「参加・つながる・体験」の要素を
全て満たしていたから他にありません。

読書をして勉強することももちろん大切ですが、
本を何十冊も読む以上に、マーケティングの大切さについて心に響くものがあったのです。

リアルだからこそ、感じることのできる感動。
そんな夏の1日でした。

やっぱ最後は人やな、という結論

私はデザイナーですが、
最近打ち合わせも殆どがオンラインになってきました。

だけど、できる限り最初の打ち合わせは実際にお会いするようにしています。
リアルとオンラインでは感じることが全く違いますし、
制作の内容にも差が出てくるように感じます。

学びたいセミナーがあった場合も、なるべく会場に足を運べる講座を選ぶようにしています。

本当に、スマートフォンのタップ一つで何でも簡単にできますが、
こんな時代になったからこそ、リアルな場所を増やしたいし、
リアルな体験が自分の幅を広げる、そう感じています。

今回の「胸アツ上映会」は、そんなリアルな体験の大切さを
ばっちり教えてくれた会でした。

要はQueenは最&高!!!!ってことなんですけどね。

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