Amazonでは味わえない!“通販生活”カタログの魅力

オンラインショッピングで圧倒的なシェアな誇る、Amazonと楽天。私も日常的にお世話になっていますし、Amazonに至っては「無い時代どうやって生きていたのか?」と思うくらい、書籍・猫のご飯・重たいもの、近所の電気屋さんに売っていないものなどなどを購入したい時、本当に日々お世話になっています。

ですが、私がAmazon・楽天以上に信頼を置き、高額商品にも関わらず「次、コレ欲しいなあ」と思わせてくる通販会社があります。
それはカタログハウスが年3回発行している「通販生活」。
年3回、B4サイズのおよそ280ページほどのカタログを家でじっくり読むことが今では密かな楽しみになっています。

もちろんオンラインからカタログ内に掲載されている商品の購入は可能ですが、「通販生活」の凄さは何と言っても商品を紹介している、その280ページほどのカタログにあります。一度商品を購入すれば、次回の1回は無料でカタログが届けられますが、基本的にはカタログも有料(1冊180円)。コンビニエンスストアや書店で購入できる他、720円の振込を行えば1年3冊の「通販生活」がお届けされます。

「は?今時紙のカタログなんて古くね?しかも有料(180円)なんて誰が買うねん。」と言うなかれ、です。
通販生活は1982年に創刊、1994年から書店販売を開始している実に37年の歴史を持つ日本の元祖通販、通信販売業界の老舗と言って過言ではありません。

私が通販生活のカタログを読み始めたのは2016年。セールスコピー講座に通った際、講師の先生から「このカタログを必ず読むように」と言われたのがきっかけでした。それまでは主にAmazonと楽天を利用していましたが、この時すすめられたことをきっかけに、講座が修了した後も個人的に愛読するようになりたまにお買い物までするようになりました。

また、カタログハウスの創業者である斎藤駿氏の著書「なぜ通販で買うのですか?」はモノ売りの業界に携わっている人でしたら必読の1冊。(自身の失敗などの経験・消費者の立場に立つこと・小売業としての責任などどれも重みのある言葉が、ユニークに書かれています)

少し話が逸れました。今日は、
通販生活をわざわざカタログで、1冊180円払い年3回読んでいるのかの理由を、デザイナーの私目線でご紹介します。

理由1:商品紹介がハンパなくわかりやすい

通販生活で販売されているのは、
家電・調理器具・健康食品・マットなどのファブリック・シニア/ミセス向け服飾小物&肌着

「今すぐ欲しい」わけでも「商品が最先端」なわけでもありません。時代の最先端を行く商品は紹介していません。しかも安売りではなく高額な商品ばかり。
ところが、この商品たちが本当に素晴らしい。
商品ページに目を通すと、毎回「うわー。これちょっと欲しいかも」という気持ちになってしまう紹介の仕方をしているのです。そして先ほども書きましたが実際の商品も素晴らしいのです。

私は先日、寝室用に設置するデロンギヒーターを通販生活で買いました。ちょっと高かったけど本当に買って良かった!!
着替える時も寒くない!寝ている時に鼻の奥が冷たくならない!暖房なのに空気が綺麗&乾燥しない!!猫にも安心!もっと早く買えばよかったです。

デロンギヒーターは、通販生活でなくても、デロンギジャパン株式会社から購入可能です。
ただ、通販生活の紹介が素晴らしい。

デロンギジャパン公式サイトのキャッチコピー(他にも特徴が解説されているページがありますが、メインコピーをご紹介しています)

ゼロ風暖房ーデロンギはゼロ風暖房ー

通販生活2019年春号のキャッチコピー

(メイン)温風が出ないからのどがカラカラにならない。真冬の寝室を、ほんわか暖かい“安眠温度”に朝まで保ってくれる。

(サブ)「布団の中は暖かくても、冷たい空気を吸うと免疫力は低下しますから寝室は温めてください。私のおすすめは15℃です」(by・班目健夫さん/医師)

どちらのキャッチコピーの方が「買いたい!」と思うか一目瞭然ですよね。
さらにこのコピーに続いて、使用した感想を機能の紹介を含めながら文章で解説しています。しかもどこでも使えるマルチ暖房と唄わず、“寝室用”として紹介。(寝室用の省エネタイプ型は通販生活でしか入手できないそうです)寝室用と敢えて使用シーンを狭めているところも素敵。暖房はどこにでも売っているけど、寝室用なんて切り口の暖房にはなかなか出会えません。

本当は本誌の中身を掲載したいのですが、一応販売品のカタログなので控えておきます。のでぜひカタログ本誌をご覧いただきたい!

一般的な何商品もの写真がずらーっと見開きページにわたって並んでいるカタログとは違い、一つの商品について、文章/グラフ/タレントや著名人の使用感想などを交え、掲載に至ったこの商品を厳選した理由などのわかりやすい説明は一読の価値があります。

理由2:当然ながらキャッチコピー作りの参考として手放せない参考書になる。

商品のキャッチコピーを作る時、これ以上にない参考資料として非常に重宝しています。

例えば2019年春号に掲載されている「2018年度読者が選んだ暮らしの道具ベスト100」で堂々の第一位に輝いた、マキタのターボ(掃除機)のキャッチコピー。

「最近、吸込み力自慢の重そうなクリーナーを見かけるけど、私は小回りがきくマキタで十分」

(画像は、通販生活公式サイトより)

吸引力のことをコピーにしていません。通販生活の主な読者層(中高年女性)のことを考えた「軽い(重量わずか1.3kg)」「小回りがきく」ことを全面に推しているコピー。もちろん吸引力の素晴らしさに触れている箇所もありますが、それはあくまでもサブ扱い。
「掃除機といえば吸引力だろう!」ではない、「誰が使うのか」というターゲットを十分理解した一文です。

このような「誰か、どのような悩みを抱えて、本誌を見ているのか」を考えに考えぬいたコピーがどの商品にも付けられているので、どのページを見ても参考になります。

理由3:社会の問題を切り取った記事が掲載されいている

賛否両論あるようですが、政治や原発の問題など様々な社会問題についての対談が毎号掲載されています。
少し内容が偏っているような気もしなくもないですが、一大人として知っておくべき話題が掲載されていますので、純粋に読み物としてとても面白いです。商品を売るだけのカタログにとどまらず、モノが豊かになった時代に起こっている問題や目を向けなければいけないことに気づかせてくれるのです。

また誌面では政治問題の他に、環境・貧困などの話題にもクローズアップした記事が多く掲載されています。私たちが向き合うべき内容を記事にして毎号届けてくれますので薄っぺらい記事よりもよっぽど読み応えのある1冊になっています。

理由4:動物好きな読者が多いのか、猫マンガの掲載や犬猫の問題についての記事が多め

「What’s Michael?」や「グーグーだって猫である」など、懐かしい猫マンガの掲載があり、毎回読むのが密かな楽しみです。
また読者にはご年配の方が多いせいか?犬・猫さんがカタログ内の至るところに登場し、時にはペットにまつわる日本の問題を取り上げた特集も組まれているほど。猫LOVEの私にとっては、犬猫好きの方が編集されているだけで、通販生活を手に取る理由になります。

今日のお告げ

通販生活では、Amazonでは味わえない、モノの良さを感じることができる!

売っている商品は最先端の商品ではありませんが、その品質は恐らく間違いなく高品質。モノが溢れている時代に「持つこと、使うことで満足できる」理由を丁寧に説明している通販生活は本当に素晴らしいカタログ。

これからも応援しつつ、ブレない商品の売り方・姿勢・文章の書き方を見習っていこうと思います。

ーいつもお読みいただきありがとうございますー
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