今週月曜日の3月18日
東京ドームへ巨人VSマリナーズの試合を観に行きましたが、
その時の記事はコチラ
45歳のイチロー選手がすごいワケそれが私の、現役選手のイチローさんを見る最後の機会になってしまいました。
イチロー元選手は神戸に在住していた25年程前から、度々“グリーンスタジアム神戸”に足を運び応援していました。もうあのプレーを見ることがないと思うとたまらなく寂しい気持ちですが、本当にお疲れ様でございました、ありがとうございました、という気持ちでいっぱいです。
(↑大事に持っていたイチローさんのテレホンカード)
ところで、昨夜のイチローさんの引退記者会見。
深夜0時前からのスタートでしたが、普段滅多につけることのないテレビをつけ、その様子を夫と一緒に見ていました。
記者さんからの質問に答えるイチローさんの答えを聞いていましたが、そこで夫がポツリ一言。
「もっとマシな質問できる記者、おらんのやろか・・・」
いやいや、皆さんプロの記者さんですから少なくとも夫よりは質問が上手なはず・・・だよ。と思いましたが、よく思い返してみると夫の言うこともまんざらではないような気がしてきました。
ちなみに夫は相当なスポーツ好きで、特にサッカー、野球においては、時にテレビより詳しく解説してくれるので(あくまでも私にとってはですが)一緒に観戦していると自然とルールに詳しくなってきました(“妻あるある”ですね)
ところが昨年のサッカーW杯の時も、夫は試合が終わるとすぐにテレビを消し、寝るor風呂へ直行。「記者会見観ないの?監督出るよ」と聞くと、「記者の質問がつまんなさすぎて見る気がしない」と急に冷めきった表情に戻ります。
いやいやいや、みなさんプロの記者だよ?とその時も同じことを思いましたが、よく聞いてみると、確かに何だかなあ・・・と昨夜と同じ感想を抱いたことを思い出します。
話を昨夜の記者会見に戻しますが、
・子供たちにメッセージを?
・イチローさんにとってファンの存在とは?
・今日はWBCで優勝を飾った日と同じですが今日の引退は運命的なものか?
記者会見を体験したことも、記者になったこともない私が言うのもアレですが、
この質問達、意味あるのかしら?
と思います。
いえ、イチローさんの回答でしたら勿論全てが名言になりますし、中には意地悪な問いかけをする記者さんや、イチローさんの今後にふれるような気になる質問をしている記者さんもいらっしゃいましたが、あの質問をサラリとかわすインタビューに慣れまくったイチローさんの方が2〜3枚ウワテのような気がします。
それだけ、
相手に質問するというのは難しい、
質問力がいかに大事か、
ということなんだと私は昨夜の記者会見で感じました。
私も初めてのお客様に会い、ヒアリングをする時は未だに少々緊張しますし、聞いてはNGという内容は殆どありませんが、「この回答の意図することはなんや・・・」を瞬時に判断することは多々あります。
しかも多くの場合、対面のヒアリングは1回オンリーの限られた時間。もちろん後から通話や聞くことも可能ですが、多くの人たちは通話をあまり好まないので、この1回に全てを賭ける!くらいの気持ちで臨むようにしています(いつもプレッシャーです)
なので、
初めましてのヒアリング時に
可能な限り大切にしていることがあります。
1.相手に基本ベースとなるヒアリングシートを渡しておき、ある程度を埋めておいてもらう。そして当日はそれをベースにしてヒアリングをする。(話が逸れてしまう懸念を防ぐ)
2.質問する前にどれだけ相手へのリサーチを行えているか、
(とんちんかんな会話をできるだけ回避する)
3.自分の思い込みで質問をしない
(その場の回答だけに集中する)
4.本題に入る前の雑談をどれだけ楽しく行えるか
(お互いリラックスして良い時間を過ごすため)
ちょっといい事を書いた風ですが、いざ実践となると結構大変。上手くいかないことも多々あります。
特に要注意ポイントは3と4。
3は「あーはいはい、このパターンね」と自分の過去の経験に置き換えて勝手に思い込むと後で大変な目に遭います(涙)
4も自分が普段からどれだけ知識を積んでいるかがモロ出です。
そして相手が、がー!っと喋ってくる方だと、準備の甲斐虚しく相手のペースに流されていくばかりなので、少しだけ制止する力を持つことも大切です。
要は、その場の会話の内容に集中することが大切
ということですね。
“質問”は最大のアウトプットですし、
相手とも仲良くなれる必殺技です。
技術力以外にも“質問力”を磨いて、しっかり結果につながるようなコミュニケーションと、会話をしていて楽しいと思ってもらえるようなクリエイターになることが、フリーランスはもちろん、クリエイターに必要なことなのではないかと思います。
自分のことをわーわー話すのは少し置いておいて、相手の話をするするっと聞き出す力をこれからも磨いていきます!
それでは今日はこの辺で。
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