「楽して〇〇」に思うこと

先日、「なぜ私が3ヶ月であなたもペラペラ」の英会話教室に通わなかったのか、ということを書きましたが、普段の仕事やクリエイティブな制作にも、これ通じるなーと改めて思ったので今日はその話をば。

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今、WEB制作やコピーライティングの業界でも、
「3ヶ月であなたも会社員のお給料を上回る報酬がゲットできる◯◯講座」
なるものや、
「PC一台だけで会社に行かずに楽々儲かる♪」なんて講座をしょっちゅう見かけます。

確かに、3ヶ月めちゃくちゃ頑張りまくったらそれも可能だと思う。
でももし、超がつくほど頑張らず、なんとなく集まった仲間とお友達になって「楽しかったー！」「勉強になったー！」の感想で小手先だけのテンプレートに当てはまったテクニックでできる仕事なのだったら、
ごめんなさい所詮は小手先と思わざるを得ません。

何かの技術で食べている人や、
集客に超成功している人、
好きなことを仕事にしている人は
間違いなく楽をしていません。

ちなみに、私が以前に勤めていたデザイン会社の先輩（既婚・子ども2人お持ち）は、独学でSEOの技術を習得。会社に勤めていた傍、当時自分のブログで多い時に20〜40万円ほどのお小遣いを稼いでおり、いつも私に中華料理を奢ってくれました（いい思い出）。

その先輩のSEO習得方法は、「あなたも3ヶ月で楽々〇〇うんぬん講座」ではなく（最も当時そんなものはなかったけど）、100%完全独学。当時、京都の営業所に単身赴任になっていたその先輩は、その単身赴任という自由な身をここぞとばかりに利用。

奥様に「あんた、何時に帰ってくるの？(#`Д´)」と言われないことを良いことに、会社の実務が終わった後、ホテルに戻り一人ノートパソコンに向かって、ただひたすらもくもくとSEOについてトライ&エラーを繰り返していたといいます。
単身赴任中に俺はSEOを完璧に身につけるぜ！と
自分にコミットしていました。

そのせいで睡眠時間は毎日3時間ほど。
昼間は会社の仕事、夜は身に付けたいSEOの勉強。
「辛かったけど、あの単身赴任の間にめっちゃ勉強して良かった」とその先輩が後に語っていたのを、今でもよく覚えています。

お酒と漫画が大好きな先輩でしたが、もし彼が単身赴任中に「あら、自由〜♪」となってダラダラしていたら、このような結果にはなっていなかったと思います。

自己啓発本やテクニックの本もたくさんありますし、パソコンさえあれば何だか楽して何かできそうな気がする。
でも気がするだけ。
実際にそれでご飯を食べられるほどになろうと思ったらやはりどこかで、「あー。これ楽じゃない」と思う気持ちと一緒にならなければいけないのではないかと思います。

今、流行りのインスタ集客も、動画集客でも全部そうです。
楽して結果がでることなんてないんです。

トライしてエラーして、改善点をみつけて、またトライする。
それを毎日繰り返していくことで「わ！いい感じかも」と感じる瞬間を見つける以外に方法はありません。

フリーランスで家で仕事をしている私は、ごくたまに
「いいね、家に仕事できて。楽だね〜。やっぱ手に職があるといいよね」と
言われることもありますが、
仕事は楽しいけれど正直全然楽じゃないです。
楽な仕事なんてこの世にはないと思っていますが、デザイナーなどのクリエイティブ業も例外ではありません。

辛いこと99%、
でも残りの1%が
「ニシさんに頼んで良かったよ」
「次回もお願いします」
「これで売上上がりました」
という嬉しいお言葉と結果の数々が
仕事好きのモチベーションに繋がっています。

この1%は何にも変えられません。
この1%があるからこそ仕事がめちゃくちゃ楽しいし大好きです。

お読みいただいている皆さんにも「何にも変えられない1%の喜び」がある仕事があれば嬉しいです！

それでは今日はこの辺で。