未だにデザインにもコピーにも最も役立つ“仕事のネタ”の宝庫、雑誌達。出版不況と言われていますが雑誌は今の大きな流行やライフスタイルを手取り早く知れる、私にとっては大事なツールの一つです。
雑誌は多くの人が関わっている媒体で、コピーやデザイン、コンテンツのクオリティは本当に参考になります。(写真は合成だらけだけどな)
以前は実物をわんさか購入しておりましたが自宅が雑誌の要塞と化してきたので、昨年dマガジンを契約。月々400円で200種類以上の雑誌を隙あらばペラペラと読んでいます。(ただし永久保存ができないので手元に残しておきたい記事はdマガジンで読んだ後に実物を購入)
少し前まではPCで閲覧していましたが、昨年末に購入した新型iPad pro 11インチが完璧すぎる閲覧具合なので最近はもっぱらiPadで就寝前に読んでいます^_^(余談ですがiPad pro11インチは本当に電子書籍の閲覧にぴったり。新しく発売されたiPad air 10.5だったら更に片手で持っていてもストレスなさそうですのでもう一枚iPad欲しくなります〜。これが12.9インチのiPadだったら片手で持つには重すぎて、多分ただの修行にしかならないはず。)
さて。
いつものようにdマガジンで女性ファッション誌をチェックしていると、ここ数年で見てもキャッチコピーや表紙ビジュアルは大きく変わってきたように、昨晩ふと感じました。
以前のように
・愛され〜
・モテ
・カリスマ
なんて言葉は姿を消し、
代わりに
・コスパ
・働き方
・華ライフ
・キラキラ輝く
など、自分に矢印が向いたワードが並びます。
あの、VOGUEやSPURでさえモードな話題には変わりありませんが、
・自分を愛する方法
・もっと自分を好きになる
など、見た目だけではなく内面のことを話題にしています。
常に「幸せな結婚」を目指し、常に「モテるため」を特集していたあのJJでさえ、“「可愛い」だけはそろそろ卒業”というコンセプトに変化してきています。さらに以前のようなカリスマモデルちゃんもあんまり姿を見かけなくなりました。
明らかに女性のライフスタイルが多様化していて、「誰かに・何かに憧れる」というよりも「自分や生活をより良くする」という方向にシフトしていると、本当に感じます。
ところで先日、
ハフポストに“平成の女性ファッション”を振り返る記事が掲載されていました。
私自身はお嬢様でもなんでもありませんが、平成の真っ只中(2001〜2002年あたり)当時に私が通った神戸の大学は、恐らく関西一、日本でも有数の“お嬢様学校”。とにかく「いかにモテるか」とということに重点が置かれ、学生が持つハンドバックはシャネル、ルイ・ヴィトン、エルメスは当たり前。
(ちなみに私はOUTDOORのデイパックを背負ってサンダルやスニーカーで通っていたが。)
当時から女子大生のバイブルだった雑誌JJは、いかにいい男をゲットできるかに重点を置いたファッション特集が組まれていました。
3月号など春が近づくと「モテる花見ファッション」の特集があり、まだまだ気温は低かろうと思われる4月に、キャミ一丁にデニムジャケット、素足にペディキュアを推奨するファッションが載っていたことも。
今思い出すとかなり笑える記事だね(笑)
18歳で聴いた音楽を、人は一生聴き続ける
なんて言われたりしますけど、この頃に感じた言葉や雰囲気などなどは、40歳手前になった今でもなかなか鮮明に覚えています。
覚えているのは構わないのですが、
時代は確実に進化し、
平成は終わり、数日後には令和になるわけで、
広告を作る人間が、
いつまでも「愛され〜」なんて
平成のコピーを使っていては
いけない、ということです。
恐らくですが、今の時代に
「愛され肌で〜」とか
「あなたもカリスマ〜」なんて言っても
なんかちょっと時代とマッチしていない気がする。
自分の思い込みだけでコピーを書いたりデザインを起こし続けていると「なんだか時代遅れ」の道に進むこと間違いなし。
もちろん、流行を100%取り入れなければいけないというわけではありません。
「今はこういう流れになっている」というのをなんとなくでもいいから把握しておくことが大切ですよね。
今、いろいろな講座でコピーやプログラミング、デザインが学べますが、どれも発信するための技術にしか過ぎません。「時代に合った」発信をするためにも、技術だけにとられれず、世の中の流れを常に知っておくクリエイターになっていたいと思います。
雑誌や書籍はそれを感じることのできる一番簡単な方法です。
ネットは少しおやすみして、たまには雑誌をペラペラめくると新しい何かが発見できます^_^
ちなみに私はdマガジンを契約してからMac fanに洗脳され、毎月新しいApple製品が欲しくなっています・・・。
それでは今日はこの辺で!
\お読みいただきありがとうございます/
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