お肉に学ぶ圧倒的なブランド力を持たなくても売る方法

ジャンル問わず色々な仕事をしていますが、最近は「食」に纏わる案件の割合が非常に多くなってきました。

今月に入ってからは、某ステーキハウスチェーン店が販売するお肉のギフトカタログ、そして飲食店の看板、あと以前から制作を続けて受けているワンちゃん用の健康食品・サプリメントなどなど。
リサーチしていても
「何て美味しそうな・・・」
「うはー!これ今度食べたーい!」
個人的にも調べて嬉しくなる情報ばかり得られるのですが、そんな美味しい情報ばかり調べていると「今・流行」の食材情報と世間の流れが何となく理解できるのは本当に嬉しいことです。

それは(タピオカではなく)
非常に健康志向を重視している人たちが多いということ。
例えばお肉の場合、最近は霜降りガッツリの美しいサシが綺麗に入ったお肉よりも、赤身中心で脂の旨味ではなく、お肉本来の旨味を味わえるお肉が人気というような、食材に対してもこだわりを持つ人が大勢いるということです。

 

この赤身中心肉の人気は数年前から実際にあって「赤身肉ブーム」と呼ばれており、お肉業界の人だけではなく経済誌にも取り上げられるくらいの人気になっています。

参考 赤身肉ブームを牽引する短角牛ブランドの凄さダイアモンドオンライン

私が普段やりとりをしている某ステーキハウスチェーン店のバイヤーさんも、美味しい赤身肉を求めて北海道から九州まで日本各地を点々とし、アメリカ産でも信頼が置けて安心できる環境の農場をいつもリサーチしています。

確かに、私も20代の頃は(滅多に食べる機会がなかったけれど)神戸牛や松阪牛のような脂たっぷりのサーロインステーキ300gをぺろりと食べていましたが、今や100g弱でもうお腹いっぱい。
更には年のせいなのか悲しいことに、ステーキを食べた後は夜中に少々腹痛を起こすようになってしまいました・・・。

このように、既に名前の知れ渡ったブランド牛よりも、赤身が多くお肉本来の旨味が詰まっており、自然な餌を食べほぼ一生を放牧の状態で育った健康的な牛肉に今多くの需要があるということです。

加えて今日の日経スタイルでは
鹿肉についてもクローズアップされています。

参考 王侯貴族が愛したジビエ 美味と美容効果で女子が支持日経スタイル

これまでは一部のお肉愛好者が好んでいた鹿肉ですが、最近は「ジビエ」として話題になることが増えてきました。昨年1月には、ファストフードのロッテリアが、ジビエ鹿肉バーガーを期間限定で販売したところ、予想に反して大人気のため予定より早く開始1ヶ月で販売終了。
想像していたより若い女性客に人気だったようです。

私も以前からワンちゃん用の健康食品やサプリメントを販売するECサイトのランディングページを制作していますが、その商品を拝見すると、鹿肉の商品が非常に多いことに気がつきます。

なぜなら、鹿肉は非常に低アレルゲンでアレルギーを持っているワンちゃんにも与えやすく、それでいて高タンパクで低カロリー。栄養も豊富なことから、子犬から老犬まで幅広い年代のワンちゃんに安心して与えられるというメリットがあるので、商品に展開するとワンちゃんオーナーから非常に需要があるからなんですね。

「肉といえば、牛肉」ではなく、
今増えてきている健康志向の方や、美容を気にする女性にも嬉しい商品を展開すると、これまでとはまた違う角度で売れる理由が見つかり新しい客層から支持されるかもしれません。

圧倒的なブランド力を誇り世界にも認知されている神戸牛や松阪牛。私も神戸出身なのでその影響力を目の当たりにしてきましたが、圧倒的なブランド力を持たずとも、商品の良さとターゲットにしっかりフォーカスしていけば、ブランド力に負けず売れていく商品になるのではないかと感じています。


ちなみに神戸牛は神戸元町の森谷商店さんのお肉が最高です^_^店頭では神戸牛ミンチのコロッケも販売していていつも大行列ですが食べる価値は十二分です!

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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