度重なるデザイン修正への向き合い方

デザイナーをやっていて最も辛いことの一つ。
それは「制作したデザインに何回も修正が入ること」。

以前、広告代理店経由の仕事を引き受けていた時には、制作したデザインを出す度出す度に、毎度ぎっしり埋め尽くされる赤字が返ってきていました(※赤字とは=修正指示を分かりやすく示すために赤ペンで記入されたもの)

中には
・モデルの目の間を1mm詰める とか
・垂れているオリーブオイルを後1mm伸ばす とか
意図がよく分からない修正内容にも度々遭遇しました。

それ他には
・とにかく気に入らないからやり直してほしい
(どのように伝えて良いかわからないパターン)
・もっとバーン!と見せて欲しい
(擬音で伝えてくるパターン)

など色々なパターンがあります。

度重なる修正、しかも上記のように1mm詰める、1mm下げる、バーンとは何ぞやの意味から考えるなどの作業を連日連夜繰り返していると「私この仕事、本当に好きなんだろうか?明日から可愛いカフェでバイトしたい」思い詰めることもまんざらではありません。

デザイナー視点でお話しを先にすると、
このような度重なる修正は制作しているデザイナーのモチベーションを下げることに直結、間違いなく直結します。
モチベーションが下がるとどうなるかというと、その時点で「デザイン・制作」ではなく「単純な作業」になるわけで「デザイナーってつらい、しんどい、帰れない」と心身を病む人がいっぱい増えますし、事実そのような人を何人も見てきました。

しかし、
この修正指示も視点を変えれば
実は後に役立つ貴重な資料となりますし、デザインの仕事で活動していくには、修正指示を違う視点でとらえることも、大切で必要なスキルの一つだと私は思っています。

何故なら、
修正指示は一般のお客様の目線にものすごく近いことを言っている場合もたくさんあるからです。

デザイナーは「作りたいものを好き勝手作るアーティスト」ではありません。
特に私の場合「売上や反応を上げる」チラシやランディングページを日常的に制作しているのでお客様目線の視点は、自分で持つことはもちろんですが、第三者の視点で気づかされる事もたくさんあります。

例えば先日いただいた修正依頼に、
「チラシのQRコードはもっと大きくして欲しい」と修正指示がありました。
デザイナー側の視点は「大きくするとカッコ悪い仕上がりになるから嫌だな・・・」ですが、お客様視点で見ると「大きいからスマホで読み取りやすい」に変わります。

これを
「あー、やだ」と思いながら修正するか
「確かにこの方がお客さんは見やすいよなー、ふむふむ」と考えながら修正するかで、仕事のモチベーションに大きな差が生まれます。

そしてこの修正が他の仕事の時に生かすことも(もちろん殺すことも)できます。
「本当はちょっとカッコ悪いかもしんないけど、ここに敢えて大きく入れてみよう」と考えて制作したものが「この入れ方いいですね!」となることも多々あります。

もっと言えば、かっこ悪くなりそうなものをどうやって美しく仕上げるかはデザイナーの腕にかかっているわけで、カッコ悪いQRコードや、「Made in China」とか、支給されたしょっぱいロゴマークを精一杯美しく処理することに向き合うのも重要スキル。

クライアント=報酬を渡す方、
デザイナーなどのクリエイター=報酬をもらう方、
偉いのはどちらでもありません。

大切なのは「いいものを一緒に作る」というマインドです。
付け加えると「お客様のためになるものを一緒に作る」マインドです。

なので、この同じマインドを持っている人と一緒に仕事をすることは、報酬はもちろん大事ですが、仕事スキルやマインド、考え方に置いても大切な機会です。

「お金を払っているから俺の言うこと全部聞け!」
「センスがある方は私だから私の制作を優先しなさいよ!」
ではないんですね。

デザイナーはどうしても自身が作ったものに対して修正指示が入ったり、時には「全部嫌なので作り直してください」など、そうではないと分かっていても何だか人格を否定されたような気持ちになるのも十分理解できます。

でもそこで「そういう視点があるのか」と知って活かせる機会を作れることはとても良いチャンスです。

・・・という具合に
何気に修正指示から学ぶこともたくさんあるんですよ^_^

自信を持って制作することは大切ですが、「何のためにデザインしているか」も忘れずに、変なところに自信をつけずに仕事を楽しく続けていきたいです。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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