デザイン・文章テクニックよりも大事なことの話

先日、いつもランディングページの制作依頼をしてくださる健康食品会社さんから新規のご依頼が。

それはアレルギーやアトピーで自分の皮膚をぽりぽり掻いてしまうワンちゃん用の健康食品のランディングページ。

既に簡単なページが運用されているのですが、もっと売りたいのでデザインをリニューアルしたいというご依頼です。

本ブログには商品リンク先を貼らないので、今日は薬機法ムシでガンガン書きますが(ちなみにリンクする場合は書く内容に要注意だよ)飼い主さんはワンちゃんが毎日ポリポリ掻きむしる姿、掻きすぎてそこが真っ赤になり時には傷つく姿に、ひどく心を痛め、「副作用」のことが頭をよぎってもついステロイドなど強力な薬を塗ってあげたくなるそうな。

そんな「痒い」に悩むワンちゃんの食事に、
玄米発酵の酵素、アガリスク、オスモチンが含まれるパウダーをちょびっと振りかけて、身体の中から「痒い」を解決しよう!というのがこの商品の特徴です。

ところが現在運用しているランディングページからは、
原材料の酵素、アガリスク、オスモチンの説明がほとんど書かれていないにも関わらず1日に100個近く売れているそう。
1袋3,000円ですから1日で30万円の売り上げです。

たいした詳しい説明が無いのに、
何故1日100個も売れるのか?

それは現状のランディングページで、
原材料の詳しい説明よりも「強い薬を長期間与えたなくない」という飼い主さんの心に集中した訴えを投げかけている。

そしてもう一つは、
日本語を理解できる人なら誰にでも理解できるキャッチーすぎる商品名(ネーミング)で販売しているからです。

小林製薬さんの製品の商品名が非常に優れているのをご存知でしょうか?
同会社の商品名を見ると「え?これ何に使うん?」の疑問が浮かぶことなく、一目で「あー、これに使うんか〜」と理解することができます。スタイリッシュに英文の商品名をつけている商品はほぼありません。

もちろん原材料に関する説明はゼロではありません。
また最低限抑えておかなければいけないポイント(無添加・無農薬など)は現状もしっかり記載しています。

しかし私はこのリニューアル制作依頼をいただいた時、ちょっと大事なことに気がつきました。

「リニューアルをしてくれ」と依頼されると、現状の問題点を探してそこに足りないものを追加してやろうという気持ちになりがちです。

今回の場合、最初は酵素・アガリスク・オスモチンについての説明をより詳しく入れた方がええんちゃうか?と考えました。でもよく考えてみると、今やオンラインでのお買い物は70%以上の人がスマートフォンでスキマ時間に利用する行為。

酵素がどうたら、アガリスクの栄養素についてはこうでこうで、オスモチンというのはそもそもこういうもので・・・・。

なんて説明を追加し
ランディングページの長さを今よりうんと長くしてしまえば「読むのしんどい・読むのめんどくさい」に繋がり、今よりも売り上げが落ちる可能性だって十分考えられます。

モノのスペックを長く説明することよりも、「強い薬を長期間使いたくない」気持ちに寄り添った方向にシフトした方が、より良いのではないかと考えました。

制作側がはりきって原材料うんぬんの説明を永遠に続けるのではなく、読み手が読みやすいページの長さを意識しながら、読み手が本当に願っている思いに沿った打ち出し方をする。

ライティングやデザインのテクニックだけに頼ることなく「今、なんでこのページから1日に100個も注文があるのか?それをより販売していくにはどういう風にリニューアルすれば良いのか?」を分析することが大事です。

「リニューアルしてください」

「はい」

(よおし、今はこれとこれが足りないからもっと詳しく説明してこれとこれをリサーチして書いて・・・)

というのは、制作側のエゴに過ぎません。

リニューアル後に売り上げがあがるためにも、現状を把握するためにクライアントとコミュニケーションを取ることが、デザインを制作する前、ライティングの力に頼る前に必要ではないかと感じています。

本当はこのキャッチーな商品名も紹介したかったのですが、薬機法の兼ね合いで今回は伏せていますm(_ _)m
(薬機法を守ったデザイン・ライティングも随時ご相談受け付けています!)

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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