今日は月に一度のビジネス茶道の日。
日本橋の茶室でお茶を頂戴してきました。
昨年からご縁をいただいて(毎月伺えないのですが…)様々な方とお茶を通じて色々なお話ができて、また未だに作法に不慣れな私を毎回温かく迎えてくださる先生、優しくお声がけをいただく参加者の皆様には感謝しかありません。
お茶を飲む形だけを真似しに来ているようで何だか恐縮ですが、それでもお茶をいただく間に聞く会話から学ぶこともたくさんあります。
お茶道には作法がたくさんありますが、それはただの形だけでのものではなく一つひとつに深い意味が込められていて、不慣れな中にも「物事の本質」に触れられるような気がします。
見た目だけ
形式だけ
を見て物事を判断するのではなく、その中身の意味を知ると、よりその物事に、動作に、愛着が持てたり、大切にしよう、大事に扱おうと思う気持ちが増えます。
そういえば、今日の昼間仕事中に聴いていたラジオ番組に料理研究家の土井善晴先生が出演されていました。
私、土井先生のお料理に対する考え方が大好きで、たまにラジオに出る時にはいつもボリュームを上げて聴いています^_^(←仕事してない)
そんな大好きな土井先生、
今日はラジオで
「見た目で選ぶの、そろそろやめにしませんか?」
と話しておられました。
_
自然のものですから
姿形にこだわらない方が
おいしいもんです
傷ついたものはがんばって
中身を濃くする。
そろそろ 見た目じゃない。長野の台風被害のりんご
静岡のばらつきみかん pic.twitter.com/26LRxwsZvx— 土井善晴 (@doiyoshiharu) December 2, 2019
土井先生のおっしゃる見た目とは、食材のこと。
出荷前の野菜や果物にちょびっとでも傷があれば、もう売り物にせずに廃棄処分する日本の食品小売事情について、先ほどのような問いかけをされています。
特に今年は台風19号の影響で長野県を始め、出荷前の多くの野菜や果物に傷がつき廃棄処分になりました。
番組内では傷ついたりんごについて説明がありましたが、
りんごは傷がつくと、人が傷を治すそれと同じようにその傷を修復しようとして生命力を発揮し、ますます美味しくなるのだそう。
だから
りんご農家さん達は、自分達がいただく自宅用のりんごにわざと少し傷をつけてより美味しくしていただくんですって。
私、このりんごの傷の話初めて知ったのですが
「ほえー・・・」ですよ。
傷をつけると見た目は傷んでいるように見えますが、中身はパワーアップしているわけです。
なのに、傷の見た目で判断されて誰のお口にも入ることなく捨てられていくりんご達……。
悲しすぎる(;ω;)
今の日本は形ばかりを重視して中身を見ていないんとちゃいますかー?と語り、また見た目にこだわると結局ロスが多く余計なところにお金がかかるとも番組内で語っておられた土井先生。
りんごだけじゃないですよね。
私の仕事であるクリエイティブな制作にも当てはまるし、人との関わり方にも当てはまります。
見た目だけを重視して本質を知らずに判断するのは、とてもよくないことです。
私はお茶道の本質を知るに至る経験なんて全然積んでないド素人ちゃんですが、一つひとつのモノや動作には全て大事な意味があるんやで〜、と形式だけではなく、中にある意味、その意味の奥深さを少し知れただけでも、このビジネス茶道に参加してとても良かったと心から思っています。
様々なアンテナを張るきっかけとなる貴重な機会となるお茶道とのご縁に心から感謝したいと思います^_^
ちなみに土井善晴先生の話、本当に面白かったのでぜひRadicoのタイムフリー機能でスマホ・PCから聴いてください^_^ 今日の放送は来週の月曜日(12/16)まで聴けます。(※関東圏のみ。プレミアムに入会すれば全国で視聴可能です)
こちらのリンクからどうぞ^_^
↓
GOOD NEIGHBORS/J-wave
(土井先生のご登場は13時10分から途中曲を挟み約20分ほどです)
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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