企業姿勢と、優れた機能性、デザイン性で今注目されているサンフランシスコ発のスニーカーブランド、allbirds(オールバーズ)。
今月1月10日に原宿にオープンした日本1号店を本日見に行ってきました。
allbirdsとは
allbirdsは、元サッカー選手とバイオテクノロジー専門家の異なる経歴を持つお二人が創業したシューズブランド。
シリコンバレーのエンジニアの間で履き心地抜群と絶賛され、アメリカのタイム誌が「世界一快適」と称したスニーカーを展開しています。
創業は2014年。そして2016年のシューズ販売開始以来、2年間で100万足以上が売れる人気ぶり。
また、スニーカーに使用されているほとんどの素材が自然に帰る素材で、環境に優しいサスティナブルな商品づくりが話題になっています。
また、製造時に使うエネルギーは通常の60%、靴紐はペットボトルのリサイクルから、後ほどご紹介しますがインソールも天然素材が元になっているスニーカー達。
デザインや機能性だけではなく、「環境に対する考えを持ったブランドを応援したい!」と思う人達の声が多数あるのも、allbirdsが急成長した要因の一つだと言われています。
このように、
独自の世界観を作り、環境に配慮しながら優れた機能性とデザイン性を持ち、オンラインとリアル店舗でお客様とつながるDtoCブランドは、今アメリカで増えてきていますが、今後日本でも増えてくるのではないかと予測されています。
DtoCブランドのお話しについてはこちらの記事をご覧ください。
“D2C「世界観」と「テクノロジー」で勝つブランド戦略”の話お店の中はナチュラルで洗練されたデザイン
早速店内に入ってみます。
ショップの入り口にはallbirdsの概念や、このブランドに投資した俳優のレオナルド・ディカプリオさんのメッセージを紹介するデジタルサイネージが設置されています。
内装はとてもシンプルで洗練されていますが、冷たい印象は感じられずナチュラルな雰囲気で壁面に商品サンプルが陳列されています。
履き心地を試してみました
allbirdsのスニーカーは、
先ほど後挙げた他に、
・素足で履いても匂わず快適なニュージーランド産のメリノウールをインソールに使用
・夏も冬も履ける
・軽くて長時間歩いても快適
・洗濯機で丸洗いできる
などが特徴です。
私も試着させてもらい、実際に店内を少し歩いてみました。
こちらはallbirdsの代表とも言える、Wool Runnersという種類のシューズ。外側のアッパー素材も、中のインソールもメリノウールが使われています。(価格は17,500円)
フワフワでとても気持ちよく、しかもとても軽い。ストレスを感じない履き心地です。
また足幅や爪先にも優しい「まあるいデザイン」なので、締め付けられるような感じもありません。
一見すると、いわゆる「まんじゅう靴」のようイメージですが(失礼)鏡で自分の姿を確認すると、野暮ったい印象も全くなく、スタイリッシュな印象。
生地のカッティングやラインが、しっかりデザインされていると感じます。
男性でしたらカジュアルなスタイルの時はもちろん、ジャケット着用時に合わせても素敵そうです。
↓こちらは、Tree Runnersという種類。
このシューズは外側のアッパー素材に、ウールではなくユーカリを使用している木材パルプのスニーカー。もちろん1年中履けますが「春から夏向け」という印象です。
(外履きで使用するにはちょっと滑りやすいかも)
履き心地はさらに軽く、こちらはジム用に靴を持ち運びたい時にも適しているとのこと。
他にもスリッポンタイプ、室内履きに適したシューズなどが揃っています。
外箱はこんな感じの可愛らしいデザイン。
さらにはウールを使用した靴下も販売されています。アースカラーの色合いが素敵です↓
<余談>メリノウールは1年中心地よい最強の素材
ちなみに、メリノウールの靴下は
本当に年ガラ年中重宝します(ほんとのほんと)
夏場にウール素材のものを思い出すだけでも汗が出てくるほどで、ウールなんて・・・と思われるかもしれませんがメリノウールの靴下は本当に快適です。
私もアウトドアブランド・モンベルのメリノウール靴下を合計4足所有していますが、この4足で真夏も、真冬も、旅行の時も家にいる時も、長距離を歩く時もガンガン履きまくっており、最早私の足の一部と化しています。
1度メリノウールの靴下を履くと、他の靴下には戻れなくなるほど、その履き心地は本当に快適。
1足自体の価格は2,000円前後で、靴下にしては割高ですが、間違いなくコスパは最高です。
参考 メリノウールソックスはメリットだらけ!防臭・夏涼・冬暖モンベル…話が逸れてしまいましたが、
そんな快適なメリノウールを靴の中に使用しているallbirds のスニーカー達。
DtoCブランドらしく12,000円代からと、海外ブランドとしては比較的購入しやすい価格帯も魅力です。
サイズさえフィットすれば、一年中愛用できる一足になりそうです。が、最後にいつもの通りちょっと要注意ポイントも書いておきます。
サイズ選びは慎重に
allbirdsのシューズのサイズ表記はUSサイズ。
しかも、サイズは全て1cm刻みです。
〔参考〕靴のUSサイズ
US6 (24cm)
US7 (25cm)
US8 (26cm)
US99 (27cm)
US10 (28cm)
私は普段24.5cmのシューズを購入しますが、allbirdsでは「US6.5=24.5」のサイズは製造していません。
機能的には1年中、夏場は素足でも履けますが、素足で履くのと靴下を着用して履くのでは、サイズ選びも少々変わってくるかと思います。
これはallbirdsのシューズに限った話ではありませんが、海外のシューズは普段履いているサイズ表記であっても、実際に履いてみると大きく感じたり小さく感じたりする場合が多いので試着はマスト。
というのも、
普段のお買い物時は「少し大きくても中敷で調整しよ♪」と思ったとしても、メリノウールでフカフカが魅力のallbirdsのシューズに不織布バリバリの中敷の入れるなんぞ、愚の骨頂もいいとこだからです。
↓サイズ選びのポイント↓
試着した個人的な感想は、
いつも履いているサイズより、1つ小さめを選ぶと丁度いい位かと思いますが、それも試着するタイミングが午前中なのか、午後の足がむくんでいる時なのか、など個人の状況で変わってきます。
いくらいいシューズでもサイズ選びを間違えば、結局“玄関の肥やし”になり、サスティナビリティでも何でもなくなってしまいますので、1年中愛用することを考えた場合は「心ゆくまで試着」がオススメでございます。
スタッフの人はあまり説明してくれない
こんなことを書いてしまい本当に大変恐縮ではございますが、オープン当初で店内も非常に混雑している影響か、スタッフさんはあまりシューズ自体の説明をしてくれません。
接客の会話もチラチラ聞いていましたが、ごく当たり前のことしか説明されていない印象も。
なのである程度予備知識を持ってお買い物に行かれた方が良いかもしれません。
今日のまとめですよ
環境に配慮したサスティナビリティなモノづくりと、その機能性、デザイン性で話題を集めているallbirds。
既にアマゾンでは、そっくりの“ニセモノ”が販売されているようですが、
創業者で元サッカー選手の
ティム・ブラウンさんは、
真似してくれて嬉しいとお礼を述べ、さらには環境に優しい素材まで真似してほしかったこと、何なら作り方を教えましょうか?と、
ヨユーのコメントを出しています。
機能やデザイン、そして利益の追求だけではなく、共感してもらい応援してもらえるようなブランド作りをしているallbirdsが、これからどのような展開をしていくのかとても楽しみに、そしてこのように共感されるブランド作りの大切さを感じた1日でした。
住所:東京都渋谷区神宮前1丁目14−34
(JR山手線原宿駅 竹下口からすぐ)
営業時間:11時〜20時(不定休)
https://allbirds.jp/
アメリカの公式サイトはこちらから
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
●過去の制作実績はコチラから
→制作実績を見る
●グラフィックデザイン、セールスコピーライティングのご依頼はコチラから
→お問い合わせフォーム
●Twitter
→@nishi_megumi_24
コメントを残す