夫の「ハゲ」について昨日本ブログでご紹介したところ、一晩で非常に多くの方にお読みいただき、多数の反響と、何と某メディアのインタビューのオファーまでいただいてしまったのですが(汗)
ハゲの夫と暮らしたらメリットしかなかった「ハゲ」
というこの二文字のワードのパワー、キャッチーさを改めて感じると共に、改めて「ハゲ」が注目されている「光り輝く」存在でることを認識させていただきました。
個人的な記事にも関わらず、お読みいただきました皆様には改めてお礼を申し上げます。
「ハゲ」夫の話をもう少しだけ書くと、
夫は滅多に体調も崩さず、非常に健康体な男性ですが、ハゲの原因となった多発性円形脱毛症に関してはかなり重症で、最初は頭皮の髪、その後は眉毛、まつ毛も全て抜けてしまいました。
夏場には額(どこまでが額か判別できないけど)からの汗が目にダイレクトに入ってくるので、「頭の毛はいらないけど、眉毛とまつ毛は復活してくんねーかな」と度々つぶやいておりますが、短い毛がちょんちょんと生えてくるだけで、結局抜けてしまいます。
本人が希望するのであれば、今度100均ショップの「つけまつげ」を付けてあげようかなと思っています。
さて、そんなわけで
私の身近には毛が1本もない「ハゲ」の男性と、対照的に毛でみっちり全身おおわれた猫2匹がいるのですが、みなさんは「ハゲ」に関してどのような印象をお持ちでしょうか?
薄毛治療の広告や「ハゲは病気」と謳っているクリニックも存在し、暗黙のうちにハゲは隠すもの、増毛・育毛することが正しいと長年思われてきたので、ハゲをネガティブにとらえる方も多いかもしれません。
ですが、最近は「薄毛のままかっこよく、隠さず増やさず受け入れる」という概念が少しづつ浸透しています。
私が数年前に拝読したこちらの本、
こちらでも薄毛は隠したり恥ずかしいと思う時代ではなく、解放して魅せる時代であるということが綴られています。
本書は、根性論・精神論だけで「薄毛を受け入れる」ことを説いた本はありません。
著者の松本圭司さん(もちろんご自身もハゲ)は、神戸大学MBAプログラムにて、「ハゲ」による「恥」をいかにビジネスにするかをアカデミックに研究し、その研究結果、マーケティング観点、数々の調査結果などのコンテンツをこの本に盛り込み、論理的に「ハゲ」の魅力について解説しています。
薄毛男性に対する真面目な女性からの意見、薄毛の悩みを克服し「ハゲ」として晴れ晴れと生きることになった男性の話など、様々な角度から「ハゲ・薄毛」を語っており、薄毛に悩んでいる男性には特にお読みいただきですが、めちゃくちゃ面白いので本なので「ハゲ・薄毛」ではない方にもぜひお読みいただきたいオススメの1冊でございます。
また、松本圭司さんは書籍出版の他、
2016年8月に大阪でご自身の会社・株式会社カルヴォを設立し、代表を務めていらっしゃいます。
株式会社カルヴォは、薄毛を隠す、増やすを超えた第三の選択肢「魅せる」ことを通じて、より豊かなライフスタイルを実現するサービスを展開しているベンチャー企業。
昨年はYoutubeチャンネルも開設し積極的な発信を行っていますが、代表の松本圭司さんが執筆されているブログは本当に面白いので、こちらもぜひお読みいただければと思います。
マーケティング観点からの「ハゲ」について語っており読み応えたっぷり。
非常に勉強になる記事が掲載されています。
身体的コンプレックスのマーケティングアプローチ©松本圭司
引用元:ハゲ・薄毛を「魅せる」社長の日記
松本圭司さんのブログ記事を拝見すると、
日本人は世界で一番自分の外見に満足していない民族であり「満足」と回答した人はたったの26%にとどまる、と書かれています。
この数字を拝見すると「満足していない」残りの74%に需要のあるビジネスが成立している理由にも納得できます。ダイエットやシミ・シワ取りなどの美容業界もそうですよね。
私も普段から、チラシやランディングページなどに「あなたはこのようなことでお悩みではありませんか?」と悩みの内容を書き出し、読者の注意を惹きつけるテクニックをよく使います。
ですが、松本圭司さんのブログ記事や、先ほどご紹介した著書、昨今のダイバーシティの背景を見ていると「悩みを解決」する方法の表現や切り取り方を、別の角度から行うことの必要性を感じています。
広告の表現方法やテクニックが、これから先も全く同じように使えないということにもつながっていきます。
共感を生んだり、本当に自己重要度を上げる商品やサービス、そしてそれを通じたコミュニティが、これから先の時代に必要なのではないかな、と思っています。
「ハゲ」からなんだかここまで話が広がってしまいましたが、まあ、夫がハゲでなければ、私もここまで視点を広げられなかったかもしれません。
今朝も散らかしたまま(あ、頭のことじゃないよ。テーブルのことね)仕事に行ったので、小言をブツブツ申しておりましたが、別視点を持たせてくれた夫にはちょっと感謝の日でございます。
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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