連載:現場一筋35年のシェフに学ぶ集客 ー“小さなお店”は“大きな印象店”になろう!ー

以前から本ブログで掲載している「現場一筋35年のシェフに学ぶ集客」シリーズ。

↓以前の連載はこちらからどうぞ↓

連載⑨現場一筋35年のシェフに学ぶ集客 ー相手を全力で褒めることー

柏駅東口の二番街アーケードの入り口にある、パスタ&ピザのレストラン“モンテローザ”さんで、シェフをされている野口正春さんが、現場のスタッフのために残した「お客様に対する姿勢について」書かれたメモを元にして、本ブログ用に再編集した記事をご紹介しています。(本ブログには掲載許可をいただいています)

昨今の状況でモンテローザさんも店頭にてテイクアウト用のお弁当を販売しているのですが、先日私も利用させていただきました^_^

お弁当は2種類。
1つは、
地元柏産のお米を使用した十六穀発芽雑穀米と、国産牛の手作りハンバーグ(800円)

もう1つは
ミートソースのペンネパスタと、国産鶏もも肉のトマト煮込み(700円)

どちらもオーダーをしてから手作りで作ってくださいます。
夫と二人でシェアしながらいただきましたが、どちらも美味しくいただきました^_^(ハラペコだったので食事中は終始無言)

手作りの優しい味が心に染みてきます・・・。

まだまだ自粛期間中なのは本当に辛いけれど、これからしばらくの間、またお弁当を利用させてもらえることを楽しみに過ごします!

さて、今日はそんなモンテローザさんの野口正春シェフが現場スタッフのために残したメモの中から「小さな飲食店にできること」を書き綴った内容をご紹介します。


「小さな飲食店」は「大きな印象店」になろう!

「小さな飲食店」に関する
書籍は多数出版されています。

その多くには
「小さな飲食店は、大手がやらないような
小さな取り組みでお客様との密接な関係を築け」
といった内容が書かれています。

勿論、それを否定するつもりもありませんし
それも大切なことです。

しかし、
この内容の中には、
すでに「大手負け」という意味が
潜んでいるような気がしてなりません。

お客様は、店舗数で店を選択していません。

むしろ、その店舗数の多さが「ありふれたブランド」と
いう印象を与えてると思うからです。

「小さな飲食店」だからといって小さくまとまる必要はない、
いや、逆に小さな飲食店だからこそ、

「大きな印象店」になれる!

その可能性を最初から、封印した上での
「小さな取り組みで生き延びましょう」では、
なんとも夢がないと思いませんか?

これまでの長い経験から、
多くの飲食店を視察、利用してきました。

その中には、
立地的にも店舗規模的にも
一見太刀打ちできそうにない大手に対し、
一歩も引けをとらないばかりか、
完全に圧勝している
小さな飲食店を沢山見ました。

中には、小さな飲食店は満席なのに、
大手はガラガラなんてことも
珍しくないのです。

この状況は「100対0状態」といえます。

一方は満席なのにもう一方はお客様がゼロ、
まさに100対0状態です。

一昔前ならば、「ボチボチ」とか「トントン」というような表現で
大儲けはしてないが、何とか食べていけます的状態の店が沢山
ありましたが、今ではこのレベルの店が一気にどん底に
落ちていってしまってるのです。

だから、
大手とか、小さな店とかは
まったく関係がありません。

お客様は慎重に店選びをするわけですから
飲食店の原点である、

「美味しい店」
「そこでしか食べられない味」
「居心地がよく安心出来る店」

がとても重要であり、
どうせ外食するならありきたりの店より
行きつけの店となるのですから
小さな飲食店には大チャンスです。

「小さな飲食店」は
「大きな印象店」をめざせ!!

という意味はここにあります。
消費を控え気味のお客様に対して、
記憶に刷り込むような

「大きな印象」

を与えることがとても重要なのです。

「100対0」の「100」の店になる為に、
今が頑張りどころです!!


私自身にも助けてくれるパートナーや仲間はいますが、基本的にはたった一人の小さな事業主です。なのでとてもじゃないですが、大手の広告代理店や有名なデザイン事務所のような動きはできません。

また個人事務所でも名の知れた有名な方もたくさんいらっしゃいます。フリーランスのデザイナーも世の中にたくさんいます。

以前はそんな自分の立場に自信が持てず
「私なんか・・・」
「私なんかができるわけがない」
とへっぽこなことを考えていましたが、今ではそんなこと感じながら仕事をしていても楽しくないことに気がつきました。

第一「私なんか・・・」って思っている人が何かを作ると、受け取る側にもその自信のなさが伝わってしまいます(本当に)

小さな取り組みを展開し事業を継続することに異論はありませんが、決して弱気にならず、依頼してくれるクライアントに対し大きな印象を残せるように仕事をすることの大切さを改めて感じた本日のメモでした。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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