「数量限定」ほど人の心を駆り立てるワードはないと思った話

先日の6月19日に発売になったユニクロのエアリズムマスク。

春先はなかなか手に入らなかったマスク。

最近はその品薄も解消され今月に入り政府から支給された布マスクも届いたので、我が家にも在庫が十分にあるのですが、もしあったら買おうかな、くらいの軽い気持ちでユニクロに立ち寄ったところ、

完 売

オンラインストアも発売開始と同時に速攻売り切れになったようで、同じようなお詫び文章が掲載されています。

発売日にこのエアリズムマスクを無事ゲットできた人のブログやレポートを読むと、

・開店前に行列を作り
・購入は一人1点限り
・あっという間に売り切れ

など、朝から行列に並びやっと購入に至った様子。

「売ってるかな〜」の気持ちで行くなんて、考えが甘すぎたようです。

まさか、
1枚のマスクが朝から店頭に行列を作ったり、フリマアプリで高額転売される時代が来るとは・・・。

需要と供給のバランスって恐ろしいなと、つくづく感じている今日この頃です。

ところで、
ユニクロが4月に行なった決算発表では、「マスクの製造は考えていない」と発言し、他の会社よりも製造が遅くなってしまいましたが、それでも発売前から世の中の期待値を上げて、フタを開けてみても大ヒットに繋がったのは、もう「流石」の一言しか言えません。

しかも、ユニクロの柳井社長はマスクの発売日当日、自らメディアに対して挨拶をし、

「きょう来られているお客様はマスクをお求めだと思いますが残念ながら全国で50万点しかありません」

「ただし、毎週50万点ずつ入ってきます。ぜひ、お買い求めいただければ。

また、来週も入ってきます。
できたら来週、また来週と、1年間、ぜひご愛顧をいただきたい」

と購入を呼びかけています。

一見、何でもないような挨拶に見えますが

「50万点しかない」と
マスクの希少性を、堂々とアピールしています。

先ほどご紹介したこのお詫び文章も、

謝りつつも、その人気ぶりと希少性を表現しています。

「数量限定」という言葉ほど、人の欲しい気持ちを駆り立てる言葉は他にありません。

「すぐに売り切れる」という言葉が頭に刷り込まれると、妙に欲しくなるのは人間の特性です。

以前売り切れが続出していた、トイレットペーパーやホットケーキミックスなども、メディアが「売り切れています」「買占めはやめましょう」と言えばい言うほど、「すぐ売り切れるなら買っとかなきゃ!」と人の心を煽るんですね。

このように
個数限定
数量限定
という言葉は、本当に強い効果的なワードです。

「いつでも買える」商品よりも「数量限定」の商品の方が話題になり、「欲しい!買いたい!」の気持ちを一層駆り立てます。

ただし、本当に数量限定であることが大前提です。
中には「数量限定」を永遠にうたっているサイトがありますが、あれは景品表示法違反になっちゃいます。

マスクといえば・・・

私も先日ファストフード店のドムドムバーガーの繰り返し使える布製マスクを購入しました。

これはドムドムバーガーが限定発売したマスクで、最初は店頭で販売していたところ、「ぞうさんのロゴマークがかわいい!」とSNSで話題になり、あっと言う間に全店舗で売り切れに。

小学生の頃、母に買ってもらった「お好み焼きバーガー」の味を思い出した私は、繰り返し洗えるマスクももう少し手元に欲しかったので、「売ってないかな〜」とドムドムバーガーのサイトをチェックしました。

すると、大人気につき発売開始と同時にサーバーがダウンするまでアクセスが殺到するため、まさかの抽選販売。

マスクも抽選販売する時代なんやな・・・
と思いながら申し込んだら運良く当選したので、今では大事に大事に洗いながら繰り返し使用しています。

このドムドムのぞうさんマスクも
SNSで話題になっている中「1,000枚限定」と公表し販売しています。

まだまだマスクが欠かせない日が続く中、
マスク欲しいの気持ち×数量限定×話題性の組み合わせが駆り立てる人の行動は、本当に見ていて面白く、そして何よりも強いな、と感じる今日この頃です。

しっかし、気温が上がってきた今日この頃、マスクをしながら外出すると何だか息苦しさを感じるようになりました・・・。

まさか夏になってもマスクが必要な生活を送ることになるとは・・・かなり貴重な体験です。

来年の夏はマスクしたくないな・・・
それでは今日はこのへんで

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