環境に配慮がお客様から共感される要素になると思った話

今朝ニュースをチェックしていると、こんなニュースが目に入ってきました。

それは、市販されているお菓子の過剰包装に関する話題。

参考 「過剰包装やめて」高校生が訴え ブルボンが回答テレ朝NEWS

↑このリンク先の動画を見てもらえればお分かりいただけますが、お菓子のパッケージの過剰包装を見直してほしい意図の署名を1人の女子高生が集め、

それをお菓子メーカーのブルボンさんが
「まったくその通り」「改善を検討する」
と回答したニュースです。

最近お菓子をほとんど食べていませんが、確かにお菓子のパッケージはめちゃくちゃ頑丈に包装されています。

そういえば、以前実家に帰った時母親が

「お菓子買うとゴミ増えるから嫌いやねん。
昔はこんなんなかったで。」

とブツブツ小言を言っていたのを思い出します。

母曰く、
お菓子のパッケージが“頑丈”になったきっかけは、1984年頃に世間を騒がせた「グリコ森永事件」がきっかけで、それまではお菓子は紙の箱にダイレクトに入っていた、
と語っていますが真偽のほどはどうなんだろう?

よく考えてみれば、
過剰包装はお菓子だけではありません。

私は以前、大手衣料品店で販売される下着や靴下のパッケージデザインを製作する会社に勤めていましたが、1枚の丸首インナーシャツを販売するためには、商品のシャツ以外に

・プラスティック製の薄いPP袋
(↑パッケージ本体)
・シャツを美しく見せるための台紙
・その台紙とシャツを留めるための
クリップ4つ
・値札シール

最低でもこの4つの手配が必要です。

ですが、
購入した後
これらは全部ゴミ。

非エコもいいとこです。

スーパーに行っても、アボカドがプラ製のトレイに入りラップがかけられていたり、デパートで贈り物用のお菓子を購入した場合は、持ち帰り用とお渡し用の2枚の紙袋を渡されるし、雨が降っている日は雨よけのカバーをつけられるし。

とにかく日本でお買い物するとゴミが増える。
お菓子を食べる時以外にも過剰包装を感じます。

たまに海外に行きスーパーに行くと、
包装の少なさに驚きます。

日本の商品はまるでマトリョーシカみたいなパッケージに包まれています

 

今も仕事としては、
最終的に「ゴミ」になるものを普段から作っているので、こういうニュースを聞くと「確かに」と思う一方、なんだか少し切なくなるのも確か。

でもモノやサービスを展開している企業としては、明らかにこの過剰包装に対する対策を考えなければいけない次元に来ています。

先ほど冒頭でご紹介した「過剰包装」に対する女子高生が集めた署名に、企業側のブルボンさんがしっかりと改善を意図した回答を示しているのがとてもいい例ですよね。

いいもの・便利なものはとっくに当たり前で、
これからは環境に配慮した商品作りをしていることが新しい共感軸の対象になっていくと感じています。

そういえば先日、
今最も注目されているニュージーランド発のシューズブランド、Allbirdsのバレエシューズをオンラインストアで購入しましたが、商品は靴を保管する箱に送り状が貼られたまま配送されてきました。

日本だと、靴を保管する箱をさらに段ボールに入れて、その隙間はプラスティックの緩衝材で埋め尽くされ配送されてきますが、このようなシンプルな配送方法も世界の多くの人から支持されているヒミツなのではないかしら・・・と考えたりしている今日このごろです。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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