貝印がリリースした広告が、超進んだ視点を持っていると思った話

今日、何気なくネットを見ていると
1枚の広告が目に飛び込んできました。

それは今年2020年に創業111年を迎える
誰もが一度は製品を使ったことがあるであろう
刃物メーカーの貝印のメッセージ広告です。

参考 『ムダかどうかは、自分で決める。』8月17日(月) グラフィック公開 PRtimes


画像引用元:PRtimes

ムダかどうかは自分で決める。

ムダ毛を気にしない女の子も
カッコいいし、
ツルツルの男の子も
ステキだと思う。

ファッションも生き方も
好きに選べる私たちは、
毛の剃り方だって
もっと自由でいい。

#剃るに自由を

というこれまで
特に女性にとっては
「当たり前」とされてきた
毛の処理について
メッセージを発信している広告です。

本日2020年8月17日からSHIBUYA109や電車広告にて展開。

また公式SNSの一環として、別にインスタグラムのアカウントを設置し、脱毛に関する多様性や価値観について発信を行うということです

いやー、この広告はすごい。
久しぶりにすごいと思った。
かっこいい。

個人的な感想ですが、
正直、大手化粧品メーカーよりも、
かなり“先を行く”広告だなと思っています。

もちろんこの広告に共感できない人もいるのは百も承知ですが、

このように「剃る・剃らない、は自由」ということを、

敢えて剃るための道具であるカミソリを販売している貝印さんが、発信していることが、めちゃくちゃ今の時代を見据えているし超最先端。

久しぶりに貝印さんの名前を思い出したので、
今度カミソリを買うことがあれば、きっと私は貝印さんの商品を買うと思います。

こちらの記事もめちゃくちゃ面白かったので
ぜひお読みください!

参考 ムダかどうかは自分で決めるEYESCREAM

この記事の中で、
ラッパーでありJwaveナビゲーターの、あっこゴリラちゃんも語っていますが「多様性、ダイバーシティと言われているけれど、言葉が一人歩きしている気がする。」と語っています。

(彼女は以前(今もかな?)脇の毛を生やし髪の毛と一緒のキレイな緑に染めていて、それをファッションの一部として楽しんでいたんですね。)

そういえば、
以前ラグジュアリーブランドのグッチが展開するコスメラインの広告をご紹介しましたが、

最近のグッチがすごい。ショッピング以外のコンテンツでファン作りを仕掛ける話

・歯並びはキレイでなければならない
・肌にシワやシミがあるのはNG

という従来の「〜でなければならない」という概念を壊した発信で、新発売した口紅は1ヶ月で100万本以上のセールスを記憶しています。

ちなみにこのキャンペーンでは、ラグジュアリーブランドでは初めてダウン症の女性をモデルに起用して大変話題になりました。

ところで、

と言えば

うちの夫でございますw

ハゲの夫と暮らしたらメリットしかなかった

↑こちらの記事にも書かせていただきましたが、

夫はツルっパゲで
毛が1本もありません。

眉毛もまつげもありません。

彼も
「ハゲを隠さない」
「ハゲた人生を生きる」
と決め今日も元気に仕事に行っています。

(しかし汗が目に入ってきやすいので、眉毛とまつげは生えてこねーかな、と言ってるが)

もちろん何でもかんでも自由であればいいというわけではありません。

だけど
「◯◯は〜であるべき」という
押し付けたメッセージよりも、

Aも選べるし、Bという選択もありますよ、

という提案をしている発信
今の時代に必要な視点の一つであることは
間違いなさそう、と改めて感じています。

そしてこれからの広告は

・できるだけ多くの女性に
・30代〜40代の女性に

とざっくりしたターゲット設定は
本当に危険で(前から言われていますが)

どんなに小さくても、
ペルソナ設定が必須
と改めて思います。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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