ただ商品化するだけではなくファンを作るためにストーリーを語る

以前、本ブログでご紹介した
ネットフリックスの番組
「クィア・アイ」。

ネットフリックス限定配信の「クィア・アイ」がめちゃくちゃヤバい話

・ファッション
・美容
・フード
・インテリア
・教養(マインド)

のプロでゲイである
5人の男性
通称「ファブ5」が、

毎回「ちょいダサ」な男性or女性を
1週間で中身も見た目も
素敵に変身させるこの番組。

うっかりハマってしまい、
一気見した気持ちを抑え、
毎晩夕ご飯の時に1話づつ鑑賞しています。

Kathy Hutchins / Shutterstock.com

毎回感動し時には涙するほどなのですが、

今日は特に印象深かったストーリー
ご紹介したいと思います。

それは、
シーズン3の第3話、
「ジョーンズBBQ」のお話。

この回のターゲットは、
カンザスシティで35年間
BBQのテイクアウト店を営む
姉妹のお二人。

市街からも
毎日お客様が殺到するくらいの
超人気店。

ところがお店を営んでいる
お二人、ジョーンズ姉妹
(デボラとメアリー)は
ご高齢にも関わらず
朝3時に起き、
4時半には店に行き、
毎日20時まで働くという
超ハードワークの生活をしています。

お店は繁盛していますが、
店内の整備も、
お二人のライフスタイルも
ボロボロのまま。

そんなお二人が
これからも楽しくお店を続けられるように
手伝うことが今回のミッションなのですが、

私が特にこの話を勧めたい
理由は2つ。

BBQを買うために並んでいる人は、BBQも好きだが元よりお二人のファンであるということがわかる

↑これはミッションを遂行する前に、
「ファブ5」が並んでいる内の1人に
「何がこのお店の魅力なの?」と聞いた時の回答です。

人が並んでまで買いに来る理由は、
商品やサービスはもちろんだけど、
「人」なんだな、と実感する
一場面です。

そしてもう一つは、

お二人のお父様から受け継ぎ35年間人気だったBBQソースを商品化し、そのソースにBBQ店の「ストーリー」を載せて発信するというビジネスヒントがあること

です。

ジョーンズ姉妹は高齢で
毎日お客様を対応するだけで
精一杯。

そのせいで、
長年手作りし大人気だった
BBQソースの製造が
難しくなってしまいました。

そこで、
製造会社に相談し、
この秘伝のソースを
商品化して販売することが
番組内で提案されます。

しかも、
ただ商品化するだけではなく、

このBBQソースを使った
世界中の人に
お二人のファンになってもらうために、

ラベルに「ジョーンズ家の歴史」を
掲載し「ストーリー」を語ることを
一緒に提案しています。

毎回、とても良い提案を投げてくる
「ファブ5」様ですが、
今回もまさに神提案。

商品化することで、
ジョーンズ姉妹のお二人は
ソース製造の工程が省かれるので
仕事が楽になり、

ソースを買った人は、
お二人を知ることができる・・・
というまさに一石二鳥の提案です。

「良い商品だから」
だけではなく、
「なぜこの商品ができたのか」
「その人がどういう道を歩んできたのか」
というところに、
人は本当に惹かれるものです。

もしジョーンズBBQのように
35年という長い歴史がなくても、
「なぜこの商品を作ったのか」
を語るだけでも、
ファンは増えていきます。

なぜなら、

良い商品も
良いサービスも

この世に
めちゃくちゃ
溢れているからです。

色々な差別化の方法があると思いますが、
「なぜこれを作ったのか」
を一度振り返るだけでも、
良いクリエイティブができる
一つの要因になると改めて実感している今日この頃です。

ところでクィア・アイ、
本当毎回素敵なので
ぜひみなさまにも
ご覧いただきたいと
思っています^_^

ちなみに、
2020年9月現在も
ジョーンズBBQ
カンザスシティで営業しています。

あのBBQソースは、
残念ながら日本への出荷は
ありませんが、
もしあればぜひ試してみたいです^_^

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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