学生さんはもちろん大人の人にもオススメしたい「なぜ僕らは働くのか」

先日本屋をぶらついていると、
面白そうな本があったので購入して読んでみました。

それはコチラ↓

ジャーナリスト、池上彰さん監修の
「なぜ僕らは働くのか」です。

仕事、お金、働きがい、AIの進歩、
多様性の尊重、人生100年時代

など、ここ数年で話題になっているワードを絡め、
“働く”とは? “生きる”とは?
について解説しています。

特に中学生〜大学生のみなさんには
ぜひ一度読んでほしいな、と思いますが、
すでに仕事をしている大人のみなさんにも
ぜひオススメしたい
一冊です。

読んだ後は
「学生の時にこんな本読みたかった」
と思ったほどです。

本書は1人の中学生を主人公にしたマンガが中心になった内容で、全部で6章で構成されています。

<1.仕事ってなんだ?>
働く意味や働くことの本質について

<2.どうやって働く?どうやって生きる?>
生活と仕事の関係について
価値観や多様な働き方の解説

<3.好きを仕事に?仕事を好きに?>
「好き」と「得意」を掘り下げる方法
やりたい仕事がない人のための仕事の見つけ方

<4.幸せに働くってどういうこと?>
「仕事」と「幸福」の関係について
お金を稼ぐだけではなく幸せに働くための考え方や行動を解説

<5.大人も知らない未来の“働く”>
人生100年時代の働き方について
多様性やダイバーシティ、SDGs、AIについて解説

<6.いまあなたに伝えたいこと>
自分自身に向き合うことの大切さ

大人の私が読んでも

「働くってなんぞや?」
「お金を稼ぐということは?」
「やりたいことを見つけるには?」
「幸せに働くってどういうこと?」

という基本的なところに気づかされます。

その中から今日は、
私が特に印象に残っている
第4章「幸せに働くってどういうこと?」
について取り上げたいと思います。

「成功」と「幸せ」は違う

年収が高い、いい家に住んでいるなど、世間一般が考える成功を収めていても、心が満たされていないと感じる人もいます。

幸せの基準は人それぞれ。

あなたの幸せは誰かが決めるものではありません。
自分が幸せと思う生き方、働き方はどういうものかよく考えてみましょう。

引用元:「なぜ僕らは働くのか」P137

ここでは、
人と比べない、人からどう見られるかを気にしすぎず、今自分ができることを精一杯やることの大切さを解説しています。

また途中にはAppleの創業者、
スティーブ・ジョブズ氏の有名なスピーチの内容、

「今日が最期の日だとしても今日やろうとしていることをするだろうか。

違うという答えが何日も続くようなら、生き方を見直せということです。」

という一文とともに、
行動を起こすことの大切さを説明しています。

Anton_Ivanov / Shutterstock.com

本当はもっとやりたいことがあるのなら、
今すぐ行動を起こすこと。

失敗することもあるかもしれないけれど、
そんなことは気にしなくていい。

自分の人生の主役は自分であり、
生き方の決定権は自分にあるということ。

今では多くのビジネス書にも書かれている内容ですが、学生さん向けに書かれている本書を通じて読むと、改めて大事なことだと実感します。

また、
「仕事がうまく行く人の行動の特徴」
として、

<好奇心がある>
感情に素直になり新しいものに触れようととすることで、新たな出会いがある

<持続性がある>
持続して取り組み続けることで、異なった見方や考え方ができるようになる

<柔軟性がある>
自分の軸は大切だけど他の人の意見や新しい情報を受け入れることで、新しい視点を持つきっかけになる

<楽観性がある>
不安を感じても「なんとかなる」と思うことで挑戦が怖くなくなる

<冒険心がある>
リスクが全くない挑戦はないので自分の興味を大切にして一歩を踏み出す

など
仕事をする上で欠かせない5つ要素が紹介されています。

この5つの要素がお互い関連しあって
「いい偶然」を味方にできると本書では解説されています。

これは大人の私たちも本当に忘れてはいけないことだな、と改めて思いながら読み進めていました。

第4章の最後には
『あなたが仕事を頑張れるのはなぜですか?」

という質問に
様々な年代や職業の人が回答をしているページがあります。

それを読むと、
当たり前ですが、様々な人がそれぞれの価値観で働いていることがわかります。

休みが取れない私に怒る妻を、なだめてくれた6歳の長女。

自分は間違っていなかったと思わせてくれた娘の言葉は力になりました。

これからも一生懸命働く姿を見せてあげたいと思います。
(酪農家 35歳)

価値観を押し付けるのではなく、
人それぞれの思いで「幸せ」に働けるような社会にもっとなればいいな、と改めて感じる今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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