今京都で再注目されている岡崎エリアを巡ってみた話

京都には見所がいっぱいあるのですが、
最近は岡崎エリアに注目が集まっているそうで少しですが訪れてきました。

岡崎エリアとは、時代祭で有名な（2020年は中止）平安神宮があるエリア。

この辺りには、
多くの美術館を始め、伝統的でありながら新しい陶芸品などを扱うコンテンポラリーなショップなどが多数あり、京都特集のカルチャー誌などでも度々取り上げられています。

東側に少し足を延ばせば紅葉でも有名な南禅寺にも行けるエリアです。

↑私の大好きな南禅寺。

紅葉には少し早いシーズンですが、久しぶりに来れて感無量。そしてこんなにも人が少ない南禅寺は初めてでした。

あまり時間が取れなかったのですが、今日は岡崎エリアの中でオススメしたい2つをご紹介したいと思います^_^

日本最古の美術館をリノベーションした京都市京セラ美術館

1933年に建築された帝冠様式の建築で、日本最古の美術館をリノベーションし、今年2020年にリニューアルオープンした京都市京セラ美術館。

新旧を対比されるのではなく、過去の蓄積を継承し、繊細になじませる改修を試みました

と語る、建築家でこの美術館の館長でもある青木淳さん。

設計は青木淳さん、西澤徹夫さんの共同設計で、建築を見るだけでも訪れる価値100%の美術館です。

ちょっと写真がイマイチですが・・・。

このように美術館の間に人々が交差し集える場所があり、とても開放感を感じる空間があります。

螺旋階段など美しすぎる建築の曲線美をベンチに座って見ているだけで来て良かった・・・と思えます^_^

こちらは「光の広間」と名付けられたスペース。

こちらは、かつて空調設備などの設置スペースで閉ざされていたそうですが、ガラスの屋根が新しく設置されて美術館内部の一部に変身。

私が訪れた時は展示ルームのレセプションとして機能していましたが、他にも彫刻などの展示など、フレキシブルに活用するスペースとなっているそうです。

せっかく訪れたので、展示も拝見してきました。京都の250年の美術作品を一気に見れる、見応えたっぷりの展示会です。

こちらは展示室の2階から降りて来る時に使用した階段ですが、こちらは建築当時の状態をそのままキープ。美しい装飾が当時のまま残っています。

中庭に続くエントランスには、デジタル表示される柱があり、日本語と英語で詩のような言葉が流れてきます。

そしてこちらが、以前から観たいと思っていた杉本博司さんの「硝子の茶室 聞鳥庵（もんどりあん）」。

イタリアのヴェネチア、フランスのヴェルサイユで発表された美術作品で、周りには美しい日本庭園があり、いつまでも観続けられる美しい空間です。

ただし、2020年10月現在は新型コロナウイルス感染症対策の一環で、一度中庭に出ると館内に戻るには、再びメインエントランスへ戻らなければいけない仕組みに。

他にも一部エントランスが封鎖されるなど、ちょっと不便なところもありますが、ミュージアムカフェも充実していますので、ぜひ新旧の入り混じった新しい美術館を楽しんでいただきたいと思います^_^

近代日本庭園の傑作 無鄰菴

こちらは、先ほどご紹介した京都市京セラ美術館にほど近い場所にある日本庭園の無鄰菴（むりんあん）。

明治29年に作られた明治・大正時代の政治家で総理大臣を務めた山縣有朋の別荘で、公開されている別荘としてはとても珍しいものです。

庭園と母屋、洋館、茶室の3つの建物があり、庭園は七代目小川治兵衛により作られた近代日本庭園の傑作と言われていて、名勝に指定されています。

お庭の見方やこだわりなどを丁寧に説明してくれる時間があるので、より知識が深まります^_^

このお庭は美しい京都の「東山」が見える設計になっているのですが・・・、

あいにく私が訪れた時は大雨で、気温も下がり鑑賞にはあまり適さない時間に（T_T）

でも館内にはお抹茶とお菓子をいただけるスペースもあり、せっかくなのでお茶をいただき温まって帰ってきました。

また最近では、日本庭園の文化を継承するイベントなども行われていて、私が行った時は苔を張り替えるワークショップが行われていました。

またお茶室もあり、茶道の体験レッスンや教室も行われています。（初めてさんでもOK）

一般公開されている名勝だからこそ、見学だけではなく色々なイベントなどが開催されているコミュニティーとして存在している無鄰菴。

2020年10月現在、入場は完全予約制ですが、平安神宮や京都市京セラ美術館、南禅寺に訪れる際にぜひ一緒に訪れてほしいと思います^_^

それでは今日はこのへんで

＼お読みいただきありがとうございます／

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