文をちょこちょこ書いていると、自分で書いた文章にも
「・・・はて?
この単語って、
正しくはどういう意味なんじゃろ?」
とふと気になり、この年でも辞書を引いたりすることが多々あります。
今日はそんな気になった一つの事例を書き留めておきたいと思います。
それは
「満足」と
「感動」の違い
です。
ここで改めてGoogleで
この二つの単語の辞書を引いてみると、
まんぞく(満足)
完全なこと。十分であること。「五体―」 望みがみちたりて、不平不満がないこと。「―が行く」
かんどう(感動)
物に深く感じて、心を動かすこと。「―を与える」
と解説されます。
ふむふむ。
ところで、私はフリーランスとして日々活動していますが、クライアントさんに会うと「感動してもらえるようなサービスを・・・」とご自身のミッションなどを語られる方がいらっしゃいます。
どうやら、
満足<感動
の図式が成り立ち
「感動」するサービスを目指している方が多いようですが、
じゃあ
「感動」するサービスってなんじゃらほい?ということについて、今日は書き留めておきたいと思います。
とてもとても小さい話ですが、
昨年2020年に、
私は京都の烏丸にオープンしたエースホテル京都に2回宿泊しました。
1度目の宿泊はとても「満足」でした。
予約サイトで見た通りの施設、室内、レストラン。
何一つ「あれ、これって違うんじゃ・・・?」と感じることない滞在だったんです。スタッフの方もとても親切でした。
でも「感動」というよりは、
「満足」だったんです。
「楽しかったなあ。便利な場所にあるし。またここに泊まってもいいかなあ。」の感じで帰りました。
でも2度目の宿泊の時に、
ちょっと「感動」した出来事がありました。
それは、
チェックインして部屋に到着した時、
テーブルの上に
「おかえりなさい!」
という手書きのメッセージと共に、
お菓子が添えられていたんですね。
「感動」を覚えたんです。
予期せぬ出来事だったからです。
2度目の宿泊も、旅行サイトで予約しました。
2度目の宿泊のことをホテル側が把握しているとは全く想像していなかったんですね。
かんどう(感動)
物に深く感じて、心を動かすこと。「―を与える」
↑という具合ですね。
さてさて。
では、
「満足」と「感動」の
違いは何なのか?
どうしたら相手を「感動」
させられるのか?
ですが、
それは、
予測しないサービスを
提供できるスキルが
「感動」に
つながるのではないか
と思います。
詰まるところ、
その場で臨機応変に
相手に対してできる
気遣い
とも言えるように思います。
もし、もしですよ。
2度目にエースホテルに宿泊する時に、
\リピートのお客様限定 /
手書きメッセージと
お菓子をお部屋にご用意します^o^
と旅行サイトに予告が書かれてあったら、恐らく到着した時のあの「感動」はなかったと思います。
「ああ、あるね」で済みます。
「満足」で終わってしまうんですね。
でも、
そういった予告が一切なかったからこそ、部屋に入った時のあの「感動」が味わえたわけです。
手書きメッセージもお菓子も、金額的な件で言ってしまえば別に大した内容ではないかもしれません。
それでもお部屋に到着した時に「わ!嬉しい〜^_^」という気持ちになるんですね。
サービス内容や強みを全部書き出す作業をよくしています。
しかし
言わなくても、
書かなくても
いいことがある と改めて感じます。
映画もそうですよね。
事前に詳細なストーリーがわからないから、観た後に「感動」するわけです(もちろん内容の好き嫌いに左右されますが・・・)
相手に「感動」してもらうためには、
アピールしまくるよりも
わざと黙っておく
ことが大事と感じる
今日この頃です。
そういえば、ちょっと話がずれちゃいますが、
2009年に亡くなられた、三遊亭円楽師匠(5代目)が、
女性を口説く時に
「何を言うか」より、
「何処で黙るか」の方が大事
と言っていたことを思い出しました・・・。
何事もアピールしすぎはほどほどに、
ということでございますね^^;)
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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