先日、イギリスで放映された「ロックフィールドの伝説―農場の音楽スタジオ―」が、NHKBSでも放送されていたので、ばっちり視聴しました。
ロックフィールド・スタジオ(Rockfield Studio)は、1963年にイギリス・ウエールズ南の郊外の農場内に設立され、1970年から2000年にかけてロック史に残る数々の名盤が生み出された非常に有名な場所。
小さな街の、ビッグなレコーディングスタジオです。
番組の内容は、創業者やロックスター達の証言、生まれた名曲を交えながら、片田舎の農場内に作られたスタジオで数々の名曲が誕生した理由や、英国ロック史を紐解くドキュメンタリーです。
⏰Countdown. With 3 weeks to go until the World premiere of Rockfield: The Studio on the Farm @sxsw check out the official #rockfieldfilm poster line up of legends
@QueenWillRock @Tim_Burgess @ieieproductions @FfilmCymruWales @BerrymanHannah pic.twitter.com/iMuNBjbWfs— Rockfield: The Studio on the Farm (@RockfieldFilm) February 24, 2020
クイーンを描いた映画「ボヘミアン・ラプソディ」の劇中で、メンバーがレコーディングに集中するために訪れる郊外のスタジオも、このウェールズにあるロックフィールド。
実際に1975年8月24日から、このスタジオでレコーディングが開始されたという記録が残っています。
他にも、ブラックサバス、クイーン、コールドプレイ、オアシスなどがこのスタジオを利用して数々の名曲をレコーディングしてきました。
番組内では若かりし頃のザ・ストーン・ローゼスの姿も・・・>_<
こんな感じで貴重な映像やインタビュー満載、英国ロックファン、必聴の番組です^_^
しかし、
最近はレコーディングの方法も大きく変化し、今はノートPCやタブレットがあれば十分な時代に。手直しが必要だとしても、デジタルデバイスがあれば完璧な曲を仕上げられる時代になりました。
けれど、
曲には「完璧さ」だけではなく、
感情や気持ちが必要
と、番組内でスタジオの設立者は語っています。
元オアシスのリアム・ギャラガーも番組内で
(スタジオは)バンドらしくいられるところ。
でも今や曲の多くはメールのやりとりで出来上がる。ドラムなんかのデータがメールで送られてくるんだ。ここ10年はそんな感じ。テンションが上がらないよ。
と語っています。
ちなみに、
このロックフィールド・スタジオを利用したザ・ストーン・ローゼズは、1983年に結成して96年に1度目の解散をするまでに、たった2枚のオリジナルアルバムしかリリースしていません。
それでも、その「神秘がかった」アルバムは、現在でも多くの人に聴かれています。
私も音楽が好きなので、今でも色んな新譜を聞きますが(今はCDショップに行かずともオンラインで視聴できる便利な時代になりました)、何かの拍子にふと聞きたくなるのは、オアシスだったりローゼズだったりします。
新しい音楽ももちろん素敵ですが、新しい音楽を聴くと、オアシスやローゼズなど彼らの音楽が身に染みて「良い」と感じるんですね。
ロックフィールドの精神は
「基本に立ち返る」。
スタジオに全員で集まり、寝食を共にしながら曲を仕上げていく。
こうやってリアルで集うことで
バンドの方向性が固まったり、
次のミッションが見えてくるんですね。
私の仕事も現在は全てオンラインのやりとりと、PCでの仕上げで、納品まで一度もクライアントと合わずに仕上げることが可能な時代になりました。
でもなるべく可能な限り、実際にお会いしてお話を聞いて、クライアントさんと一緒に制作していくスタイルを大切にしたいと思っています。
貴重な名曲の歴史を垣間見ると共に、改めて「リアルに合って作り上げる」ことの大切さを感じられる番組でした。
英国ロックが好きな方にはぜひ視聴いただきたい番組です^_^
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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