たまに近所の柏市街地に外出すると、いつもいつも行列になっているお店があります。
それはコチラ↓
台湾のティーカフェブランド「ゴンチャ」です。
ゴンチャは2006年に台湾で誕生。2015年に日本上陸を果たし、現在は全国に約60店舗を展開。2年ほど前にブームになったタピオカミルクティーで一躍そのブランド名を有名にしました。
私がいつも見かけるこの行列が絶えないゴンチャは、オープンした時には既にタピオカブームも「終焉」と言われている頃だったと記憶しています。
「タピオカ・・・もうブーム終わりそうやのに、新しい店出して大丈夫か?」と思っていました。
ところがこの店舗。
タピオカブームが去った2021年の現在でも、いつでも行列ができています。
土日はもちろんですが、平日の昼間でも、特に平日の夕方になると制服姿の高校生や、大学生と思われる若い方達がずらりと並んでいるんですね。
「なんでこんなにいつも並んでるんや・・・?」と気になった私は、高校生や大学生に混じって並び、20分程待ってフルーツビネガージュースを購入。(←タピオカ苦手)
甘酸っぱくて美味しかったです^_^
がしかし
40歳(おばはん)の私には、20分も並んで買うメリットがなかなか見つからず^^;)飲みながら(なんでこんなに人気なんだろうなあ〜)と若者たちを見つめながら考えていました。
そして、先日ネットでゴンチャの社長さんのインタビュー記事を読むと、単なるタピオカブームに乗ったわけではない日本上陸で店舗展開する戦略が見えてきました。
参考 「タピオカ=ゴンチャ」ではない理由。ゴンチャが本当に作りたいカルチャーとはAMPゴンチャが作りたいのは
「ブーム」ではなく
「スタイル」。
美味しいお茶を格式張らず、
楽しくスタイリッシュに
例えば「コーヒーは嫌いだけど、カフェやスタバの雰囲気は好き」と思うような人に雰囲気と場所を提供する「台湾ティー専門店」という位置付けを守っています。
ゴンチャのポジショニングは「カフェが好きな20代女性に提供するユニークなティーブランド」。
ここを明確にして、絶対にブレることのない経営を進めているんですね。
それが商品力やサービスにも現れて、タピオカブームが去った今でも行列が絶えることのない店舗になっています。
なので訪れるお客様の半数がリピート客で、スタッフを募集するといつも1店舗に100人以上の応募があるそうです。
認知されたきっかけはタピオカブームかもしれません。
しかし、ブームが去った後も愛されている理由には、明確なポジショニングやミッションがあることを改めて感じます。
商品力があるのは当然。
さらに「美味しい」だけではなく、
・どのような人に
・どんな体験をしてもらうのか
ということから常に目を逸らしてはいけないと思った今日この頃です。
こうやって街中で行列になっている店の前を「ふーん、私興味ないもん」と通り過ぎるのではなく、
- なぜ行列ができているのか
- どんな人が並んでいるのか
- どのような理由で並んでいるのか
- 並んでいる人たちは本当にファンなのか
- お店のスタッフさんはどのように対応しているのか
など色々勝手に想像して一人ブレストしたり、ちょっと調べたりすると、面白いことがわかったり、回り回って仕事の切り口にもつながるような気がしています^_^
それでは今日はこのへんで。
\お読みいただきありがとうございます/
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