自分なりの楽しみを見つけられる仕事が楽しい仕事だと思う話

あなたもスキルを身につけて
楽しくやりがいを持って仕事できる
デザイナーになっちゃおう♪

みたいな
デザインスクールの広告を
めちゃくちゃよく見かけます。

在宅でできるから
空き時間に♪

あなたらしく
楽しくお仕事♪

みたいな感じねですね^^;)

うーん・・・。

私もかつては
デザイナーになりたい!
思って勉強して
今ではフリーランスで仕事を
していますし、

毎日楽しい、
といえば楽しいですが、

そんなに毎日
楽しくない、よ?
と個人的には思っています^^;)

お仕事として引き受けると
もちろんそこには責任が発生するので、

これはどんな仕事もそうですが、

楽しい!だけで
まかり通るような
キラキラの世界ではない
のですよ・・・^^;)

これはちょっと極端な例ですが、
私が一番最初に入社した会社では、
アパレル(洋服や下着)の資材を
取り扱っていたので、

新人の頃はよく
洗濯ネームの制作
やっていました。

洗濯ネームって
こういうやつね↓

入社して1〜2年の間、
結構やってました^^;)

この仕事なんぞ
ぶっちゃけ言うと
全然楽しくない
んですよ。

原稿をもらってその通りに
洗濯アイコンを配置して、
サイズ範囲数値と
注意文を載せていくだけです。

楽しくないけれど、
この仕事は絶対に間違えては
いけない仕事なので、
(どの仕事も間違いはダメですが)
地味だけど大変な仕事の一つ
でもありました。

でもね。

楽しくない、
楽しくないけれど、

この楽しくない仕事でも
自分なりの楽しさを発見して
いつしか楽しんで作るようになりました。

洗濯ネームは
面積が小さいのだけど、

長文の注意書きを
美しく組めた時の喜び、
とか

アイコンが多い時に
美しく並べられた時の充足感、
とか

大量の展開があった時に
(こーやったら容量良く
展開できるんじゃね?)
という法則を自分で発見した時、
とか

ものすご〜く地味なことですが
ものすごく楽しい瞬間でも
ありました。

あと、
絶対に間違えてはいけない仕事なので、
何度も何度も何度も何度も何度も
間違っていないか確認するクセ
そこで身についた気がします。

今日はたまたま
洗濯ネームの例を出しましたが、
デザインの仕事って
意外と地味なものです^^;)

0.1mm単位で合わせるとか
色を1%単位で調節するとか、
意外と地味〜〜〜な作業が続きまして、

しかもそれは当たり前なのでやって当然。

目はショボショボするし
眉間にシワは寄るし、
猫背になるし
体は硬くなるし

全然キラキラじゃない、
むしろボロボロです^^;)

 

これはデザインだけじゃなくて
どの仕事にも当てはまると
思うのだけど、

どんな仕事でも
自分から楽しみを見つけることが
めっちゃ大事です。

デザイナーになれば、
家で仕事できれば、、、
なんてこと絶対にない。
ほんとに絶対ない!!
と言い切ります。

これはちょっと極端な例だし
話も超逸れてしまうのだけど、

昔の戦争の時、
アウシュビッツ強制収容所で
生き残った方々のことが書かれた
記事を何かで読んだ時、

生き残った方々の特徴の一つに
どんなに厳しい環境でも
その環境で自分なりの楽しみを
見つけた人
というのが挙げられていたんですね。

例えば、
降ってきた雨粒の形を
キレイだなと感じたり、
とか本当にそういう些細なことです。


これは一つの例え話だし
戦争時の環境は本当に過酷だとは
思うけれど、

つまりはそういうことなんだ、
と改めて思ったんですね。

◯◯さえになれば楽しい♪

なんてことないですよ^^;)

今の環境でも楽しむことが
何よりも大事なことだと
改めて思う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

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