こだわりを捨てることができる人がプロだと思う話

これまでいろんな方と
一緒に仕事をしてきて、

時には
他のデザイナーさんや
カメラマンさん、ライターさんなど
色んなクリエイターの方とも
ご一緒することもあったのだけど、

(こここの人良い人なんだけど
やややや、やりにくいな・・・^^;)

と思う方が時々
いらっしゃるのでございます・・・。

どの特徴はね
他でもない
職人気質の方。

いや、
職人さんが悪い
と言っているワケでは
決してない。

むしろ
私も時には職人さん風に
なることもある。

だけど、
デザイナーもライターも
カメラマンさんも

最終的には
クライアントさんのために
存在している職業だし、

一人きりで仕事をしている
ワケではなく
だいたいのプロジェクトは
チームで動いているワケなので、

このデザインは
NGが出ようとも
絶対譲れない!

チームのみんなが
反対しているけれど
押し切ってやる!

私が作ったデザインは
カンペキですが
何か文句でも??

という感じになると、
ちょっと仕事やりにくいな・・・
と思ってしまうんですよね^^;)

もちろん、
職人気質の方が作る制作は
とてもクオリティが高いものが
非常に多いし、

例え職人気質でなくても
作った人のこだわりは
あるものだし
(私にもあります)

でもでもでも、

こだわりもクオリティも
すんごい大事ではありますが、

それよりも
クライアントが達成したい
目的のために作ることが
何よりもも大事なのよ〜〜〜〜
と個人的には思ったりしています。

 

そーいえば、
もう20年以上前の
大昔のドラマの話で
大変恐縮なのだけど、

俳優の竹野内豊さんが
凄腕の音楽クリエイターを演じる
ドラマがあってね、

その中で
竹野内さんがある有名会社の
商品用CMソングを作って
それをクライアントの前で
披露するシーンがあるんですよ。

で、
そのCMソング自体は
すんごい素敵な曲なんだけど、

クライアントさんが
「それだとウチの商品には
ちょっと合わないんですよね・・・」
と折角作ってきた曲を
バッサリ否定してしまうんですね。

で、竹野内さんは
その場でギターを手に取り
わざとダッサダサの曲に作り替えて
もう一度披露しOKをもらう・・・
というくだりがあるんですね。

で、その後に竹野内さんは
プレゼンに同行してきた
部下っぽい子から

「あんな素敵な曲にOKを
出さないなんて、
クライアントは頭おかしい!」

みたいな怒りの言葉を
竹野内さんに投げかけるんですが、

竹野内さんは
プロフェッショナルの
音楽クリエイターなので、

プロはあれでいいの!

と部下の子の発言を
叱責するシーンが
あるんですよ。

ほんとこれです。

確かに自分のこだわりも
クオリティも大事ですが、

達成する目的のために
時にはこだわりも捨てて
作り直すことができる人が
プロフェッショナル、
とこの仕事をやってきて
本当にそう思います。

職人気質で
仕事をすることも大事。

だけど、
何のために仕事をしているのか?
を忘れずに

自分のこだわりよりも
大事なことがある
ということ忘れずに
これからも仕事してきたい
と思う今日この頃です。

それでは今日はこのへんで。

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