実際に体験しないと良いものが作れない話

先日はこの時期毎年恒例の
おせち料理とクリスマスケーキの
商品の撮影に立ち会ってきましたー!

この仕事に携わって結構経ちまして、
過去には初夏の爽やかな季節に
真冬用の商品パッケージを作り、

真冬の極寒の時期に
夏サンサン用の
商品パッケージを作り…、

いつも
季節感が狂いそうな仕事に
携わってきましたが(^^;;

おせち料理とクリスマスケーキの
仕事が入ると
(もう、今年も終わりか…)
とほんのり思ってしまいます。

1年はあっという間ですね。
(しみじみ)

画像はイメージです

さてさて、
そんな先日の撮影をご担当してくださったのは、
長年お世話になっている
大ベテランのカメラマンさん。

ご自身も現場に立つ傍ら、
撮影の技術をお若い方に
教えていらっしゃいます。

で、
そのカメラマンさんが
先日おっしゃっていたのが、

実際に体験しないと
良い写真は撮れないよ
ということ。

例えば、
フランス料理の写真を
上手に撮るためには、

もちれん撮影や照明設定の
テクニックは絶対必要なんだけど、

何よりも大事なのは
自腹切ってでもレストランに行って
フランス料理を食べて、
一流のサービスを受けること
がめちゃくちゃ大事
ということなんですね。

なぜかというと、
実際に自分が体験するからこそ、
他人の心を動かせる写真が
撮影できるから、です。

そのカメラマン(男性)さんも
かつては化粧品や女性用下着など
普段の自分の生活とは
全く関係ない製品の撮影を
頻繁にされていたそうなんですが、

化粧品のことも下着のことも
全くわからないので、
毎月毎月30〜40冊の女性誌を購入し、

女の人がどういう気持ちで
この商品を見ているのか、

何を期待して買うのか、

を徹底的に研究したんだそう。

いや〜。
ほんとにこの通りですよ…。

仕事に携わるからには
その商品がどーゆーモノなのか
やっぱり最低限知っておくべき
と改めて思います。

私も制作を始める前には
不可能ではない限り
現場に行きリサーチとインタビューを
するようにしていますが、

現場に行くのと行かないのでは
やっぱり仕上がりに差が出ます。

ここだけは
AIがどれだけ発展しても
人間しかできない仕事ですよね。

時には自腹を切ってでも
現地に行って体験することを
大事にしようと改めて思う
今日この頃です。

それでは今日はこの辺で。

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