愛嬌は「自分より強い敵を倒す武器」である話

ここ最近、
ビジネス書ばかり
読んでいたのですが、

久しぶりに小説を読むと
その世界観に引き込まれて
やっぱり物語はええのう^_^
と思います。

私が今までの人生で
一番何度も読んだ小説は

夏目漱石先生の
「こころ」。


このブックカバーのデザインも
とても大好きです。

他にも
「三四郎」、「門」、「それから」

あと「道草」も「坊ちゃん」も
「吾輩は猫である」も、
「草枕」も・・・。

無人島に持っていくなら
どの本がいい?と
もし聞かれることがあれば

間違いなく
夏目漱石先生の本
と答えるくらいです。

Ned Snowman / Shutterstock.com

そんな夏目漱石先生が
残した数々の本の中に、

とても好きな言葉があります。

それは、

愛嬌というのはね、
自分より強いものを
斃(たお)す
柔かい武器だよ

という言葉です。

 

この言葉は
「虞美人草」の冒頭で、
登場する言葉なのですが、

とても有名なので
ご存知の方もたくさん
いらっしゃると思います。

物語のヒロイン・藤尾(女性)
のお兄さん欽吾が、

「君は愛嬌のない男だね」と
言われたことに対し、

「君は愛嬌の定義を
知っているかい」
と返答した上で、

独自の解釈を説明する時に
この言葉が出てきます。

ちなみに虞美人草はヒナゲシの別名だそうです^_^

愛嬌は自分より強いものを
倒す
柔かい武器

今改めてこの文章を読むと

マジでその通り

とうなずく他できません。

なぜなら
仕事をしていて
一番大事なのが

愛嬌だと
思うからなんですね。

私の周りで
起業している人や
経営者の方で

いつも好かれていて
仕事にも恵まれている人は

男女問わず

かわいい!!!

と感じる人が
いっぱいいます。

かわいいと申しますのは
べっぴんとか男前とか
そういう意味ではなく、

それこそ
愛嬌
なのでございます^_^

冗談を言う余裕があったり
時には自虐ネタを言ったり、
奥様のお話をされたり・・・
など

内面から出てくる
可愛さのことですね^_^

 

私も昔、
先輩によく注意されていました。

お前、しんどい時に
しんどいっていうのが
全面に出てる

とよく言われたものです^^;)

もちろん
しんどい時や辛い時に無理をせず
正直に顔に出すのも大事かもしれない。

でもそれはそれとして。

どんなに良い
スキルを持っていても

人の話をめんどくさそうに
聞いていたり、

指摘されたことに対して
明らかに不機嫌になったり、

ロボットみたいな
お返事をしていたら

仕事が来なくなる
ということなんですね。

そう、
どんなに優れた技術や
テクニックを持っていても

お金を持っていても
べっぴんでも男前でも

あの人
いつも不機嫌そう

と思われたら、

仕事でもプライベートでも
やっぱり人は離れていきます。

スキルはもちろん大事。

それに加えて
愛嬌があれば、

やっぱり色んな方から
好かれます。

・・・と
ここまで書いておきながら

私も家で仕事していると
キー!となったり、

夫が話しかけてきても
ぷいっとすることも
しばしばあります^^;)
(ごめん)

そうならないように
自分の機嫌は
自分で取るように
しないといけないけれど、

オフィシャルの場所で、
私のような
小さい個人のプレイヤーは

愛嬌も
一つの武器

なんですね。

スキルを磨くのも
もちろん大事ですが、

いつも愛嬌を忘れずに・・・
と改めて夏目漱石先生から学ぶ
今日この頃でございます。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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