インプットなんて後でいい、結果を出す人はアウトプットからしている

アウトプット

金川顕教さんの著書「仕事を人生を激変させるなら99.9%アウトプットを先にしなさい」を、久しぶりに美容院でカラーリングをしている時に読み、「やっぱりアウトプット大事やな〜」と思った今日。
読了する前は「また、“〜しなさい”系の本か・・・」と思っていましたが、これまで色んな諸大先輩が言っていたことを総まとめしたような感じであり、これからを生きる私たちには、本当に「話す力・書く力」が必須だと強く痛感する一冊です。

日本人はインプットばかり気にしてアウトプットをしない

インプットは仕事の成果ではありません。アウトプットをして初めて結果が出る。

例えば、何か料理を作りたいと思った時に、料理の本を見ているだけで終わっていては、一生料理はできないのと同じこと。料理をしたいと思うのであれば、本を読むより先に鍋を包丁を買いに行き、スーパーで食材を揃え、手を動かす人の方が早く結果が出ます。わからないところがあれば初めて本を読む。イマイチの出来具合だったそこから「自分には何が足りなかったのか」をフィードバックする。その方が早く料理を覚えるということ。全く同じことが仕事にも言えると本書では書いています。

もちろん、アウトプットするためには最小限のインプットは必要です。(料理で例えると、材料は何が必要かぐらいを最低限調べるって感じかな)けれども最小限のインプットをしたら、すぐアウトプットをする。それでこそ最小限で結果を引き出せるということです。
早く行動する→その分早く結果が出る→自信に繋がってくる→さらに結果が出る。
アウトプットをすることが、実は重要なインプットにつながってくるということなんですね。

ビジネス書や自己啓発本には、よく「PDCA」という言葉が出てきます。
・P/Plan(計画)
・D/Do(実行)
・C/Check(評価)
・A/Act(改善)
の頭文字で、日本人にはPDCAが大好きな人たちが多く、まず「念入りな計画」を立てると言われています。ですが準備のために勉強をし本を読み、セミナーに通ってインプットばかりし、計画だけで終わったり、計画そのもの自体が遅れて結局アウトプットに辿り着けない人たちが多い。

本書では「PDCA」ではなく、「iOIF」の4つのステップで考えることが大事だよと言います。
・i/最小限のスモールインプット
・O/アウトプット
・I/足りない知識をインプット
・F/自分自身にフィードバック

とにかく、最小限のことをインプットしたらあとはどんどんアウトプットしながら、足りない知識を補い、自分にフィードバックを重ねることが結果を出すことの近道だよ、ということです。

残念ながら義務教育はただの「ゼロプット」。

ショッキングなのは義務教育が何の意味ももたないただの「ゼロプット」だということ。

小中高の12年間の授業で覚えていることは残念ながら今の私も少ないです。ただ、「自分で考え行動していること(=アウトプット)」は忘れずに覚えている。だから、自分で考えて行動することがいかに重要で、それがアウトプットになるということ。

少し話は逸れますが、
私は高校1年から卒業するまでの3年間、近所のスーパーマーケットにアルバイトに行っていました。両親から「行きなさい」と言われたからではなく、好きな洋服やCDが欲しくなり「もらっているお小遣いじゃ全然足りん。自分で稼ぐしかねえな。」と思ったことがきっかけです。学校ではアルバイト禁止でしたが、幸いにも学校は区外で、スーパーの場所も自宅から歩いて1分ほどだったため両親もしぶしぶOKを出しました。

学校終わりに週3日・3時間ほど時給700円で働いて1ヶ月に1万円弱、夏休みなど多い時で3〜4万円くらい。
その時に買ったオアシス、ニルバーナ、グリーンデイ、レイジアゲインストザマシーン、ピストルズ、ハイスタンダード、そして敬愛してやまないミッシェルガンエレファントなどなどのCD達は今でも私の宝物です^_^
また、当時流行していたヒステリックグラマーやヴィヴィアンウエストウッドのTシャツ(ヴィヴィアンめっちゃ高いからTシャツしか買えなかったけれど)も穴が開いたりほつれてボロボロになるまで着ていました。(それを見た祖父には「お前はいつもボロボロの服着ていて、かわいそう・・・」と言われましたが)

高校の授業よりも「自分で考えて行動した」アルバイトの時の記憶の方が私には大きいし、今でも鮮明に覚えています。

話が逸れましたが、
「自分で考えて行動」できないのであれば、インプットをいくら積み重ねても、それは何の意味ももたないゼロプット、ただ無駄な時間を過ごしているということに他ならないということです。(あ、そうは言っても私は小中高へちゃんと通うことは大事だと思いますので、学生の皆様にはどうか授業の他にも自分が熱中できる何かの経験をしてほしいと思います)

アウトプットをするために行動する

ただの読書も残念ながら「ゼロプット」。

「1日1冊、ビジネス書を読んでます!」
「年間100本映画を観ています!」
「これまでセミナーを◯本受講しました!」
も全てインプットの行動。

アウトプットをしていなければ、1年後にはそれらの行動したことの記憶が薄れてしまう。
アウトプットを前提にすることで初めてインプットすることが自分の身になっていくということなんですね。

だから本を読む前も「何の目的で読むか」を逆算思考で決めて
読んだ後は、メモにその感想を書きとめたり、ブログに感想を書いたり、アマゾンにレビューを書いたりすることでもいい、とにかく思ったことを「書き出す」もしくは「誰かに話す」アウトプットの作業が必要なんですね。

だから「書く力・話す力」は必須

なので、アウトプットをするためには「書く」「話す」力がもはや必須。

「何を知っているか」ではなく「どう伝えるか」。
これが今現在を生きる私たちに最も必要な力です。

これだけの情報社会が進み、AIが発達している現在では「何を知っているか」なんて大したことではなくなってくる。自分の考えで話をすること、行動することなど、自らの知識や手足を使ってアウトプットできる人がこれからの時代を生きるために必要なんですね。

そうえいば、私の周りで「わー、この人すごい」と思う人たちはみなさん必ず
・話すのが超絶上手(3分でのめり込むくらい話うまい)
・書くのが超絶上手(ブログを毎日書いているなど)
「人に伝える」力がハンパない。

下手でもいいから誰かに伝える習慣をつけていきたいですね。

今日のまとめですよ

(少しおおげさですが)全人類に必要なアウトプット力。
マニュアルやテンプレート通りのアウトプットではなくて、「自分の考え」を持って「相手に伝わる」ような書き方、話し方が必要です。

デザイナーにも超必要。制作したデザインだけに頼るのではなく、リアルなコミュニケーションの場で相手の心に刺さるような文章や会話をしていきたいです。
私も毎日ブログを書くことを習慣にしていますが、まだまだ会話が下手なので・・・引き続き修行です!

それでは今日はこの辺で。

\お読みいただきありがとうございます/

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