自分の仕事は人にどう思われているか?を考えることが差別化の第一歩だと思う話

昨日は、お誘いいただいてご友人の弁理士・山田龍也さんが講師で登壇されているセミナーに参加してきました。

セミナーのテーマは、
プロが伝授する顧客の心に響く!
パッケージとネーミング
~「良い商品」を「売れる商品」に変える!デザインの力 × 言葉の力 ~。

「売れる商品」のネーミングのポイントと、
グラフィックデザイナーの大先生・篠塚正典さんによるパッケージデザインの基本を解説する内容で、グループワークもありとても充実した内容。

以前に比べパッケージデザインの依頼は減ったものの、普段仕事でデザインに携わっている私にも改めて勉強になり、他の人が考える「視点」にハッとさせられる気づきも多く、色んな人の「視点」を感じることは大切だな、と思いながら帰ってきました。

前置きが長くなりましたが、
今日は「業界や業種の第一印象」をテーマに書き留めておこうと思います。

セミナーの後、少しだけ懇親会に参加したのですが
「弁理士さん」から名刺を渡され自己紹介を受けても、普段弁理士さんとお付き合いのなかった私は「どんな仕事をして、どのような悩みを解決してくれるのか?」を一瞬で思い浮かべることができませんでした。

もっと申し上げると
弁理士さんの第一印象は
「なんか相談しづらい」
「“先生”の立場だから、ちょっと怖そう」
「難しいことを言われそう」
など、一言で言うと“とっつきにくい”イメージです(失礼)。

でも実際にお話をしていると「依頼しづらい」と思っていた私の先行イメージは、「もし自分が商品を考えた時は相談してみよう」と思えるように変わってきたんですね。

弁理士さんの主なお仕事内容を簡単に説明しますと、

例えば自分でサプリメントの商品を作った時、
その商品が他の人に真似されないよう法律の観点からアドバイスをしてくれたり、特許を申請するお手伝いをしてくれたり、真似された商品が登場してトラブルになって時には相談に乗ってくれたり、「商品を守る」ために色々お手伝いしてくれるんですね。

さらに、
自分が作ったサプリメントの商品のネーミングも考えてくれます。

「ネーミングを考えるのはライターや、クリエイターの方が得意なんじゃないの?」と思われるかもしれませんが、様々な商品名を見てこられた弁理士さんには、「売れる商品」のネーミングの特徴を把握しており、さらに法律の観点からも考えてくれるんですね。

例えば
昔ヒットしたサントリーの飲料水「はちみつレモン」。

このキャッチーなネーミングと、その味で発売当時大ヒットしましたが、「はちみつ」も「レモン」も食材名なので商標申請をすることができず、あっという間に類似品が溢れる事態に。

「はちみつ&レモン」や「ハニーレモン」など、お客様の混乱の原因になる同じような名前の商品が次々と出てきたんです。

このような観点からもネーミングを考えてくれるので、新しい商品を作ろうとしている人にとって強い味方になってくれるのが弁理士さんなんです。

・・・と、
弁理士さんの特徴を、簡単にお伝えしてきた(つもり)ですが、少しご理解いただけたでしょうか?(本当はもっと細かく色々なお仕事がありますが)

ここまで弁理士さんを例に挙げて書いてきましたが、
どの業種でも同じことが言えます。

極端に言うとパン屋さんだってそうです。
「どんなパンを作っているのか?」、当たり前ですが相手にわかるように説明をしないと伝わりません。

グラフィックデザイナーのイメージも
・小難しいことを言いそう
・気取ってそう
とネガティブな印象を抱かれることもいっぱいあります。

WEBコンサルタントと自己紹介を受けると
・難しい専門用語を使って話が難しそう
・よくわかんない
と思う方がいっぱいいます。

そしてどの業種にも共通して
一般の人が抱いているイメージは、
「他との違いがよくわからない」
ではないでしょうか。

もちろんターゲットの設定にもよるので、一概には断言できませんが、
お客さんに申し込んでもらいたいな、新しいお客さんを獲得したいな、と思ってチラシなりランディングページを作る時に、このような「業界に対して一般の人が思っているイメージを払拭」した内容を作ることはめちゃくちゃ大事です。

だから、自分の話から始めてはいけないんです。
専門用語はもちろん、自分の職業すらお客様には伝わらないことが多いんですね。

これもあれも伝えたい!
これが!あの事例が!
の前に、自分の仕事はお客様にとってどんなことを解決できるのか?を小学生のお子さんにも理解できるように語ることを意識するだけでも随分変わってきます。

私も含め、自分の仕事に長年携わっていると
「これくらい他の人にもわかるやろ」と思ってしまいがちですが、
いやいや、
みなさんわかっていません。

他社との差別化の第一歩は、
チラシなりWEBなりに
・自分の仕事がお客様の何を解決できるのか?
・他の人が抱いているネガティブイメージを払拭する
ことを子どもさんにもわかる言葉で発信することです。

類にもれず、私も引き続きわかりやすい言葉で発信していこうと思います^_^

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

●過去の制作実績はコチラから
制作実績を見る
●グラフィックデザイン、セールスコピーライティングのご依頼はコチラから
お問い合わせフォーム
●Twitter
@nishi_megumi_24

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA