時々チェックしている経済メディア「BIZHINT」のインタービュー記事にとても面白い記事があったので、今日はこちらをシェアしたいと思います。
それは、株式会社野口農園の取締役、野口憲一さんのお話。
参考 農家は生産だけという「当たり前」を超えて SNSを使った情報発信でレンコンをブランド化BIZHINT野口憲一さんは、現在日本大学文理学部の非常勤講師を務めるかたわら、ご実家の会社・株式会社野口農園で取締役として企画・営業の仕事を兼業していらっしゃいます。
野口農園さんは私も大好きな根菜・レンコンの生産と販売を行なっているのですが、メインのレンコンはなんと1本5,000円を越す極上の逸品。
画像引用元:野口農園
異次元のシャキシャキ感と
上品な甘みが味わえる
極上のレンコン
い、異次元のシャキシャキだと・・・!!!!!!
この3行を読んだだけで私もぜひオーダーしてみたいと思いますが、この超高級レンコンがなんと“バカ売れ”しており、その売れるまでの一部始終をまとめた書籍も刊行されています。
もともと、社会学・民俗学の研究者だった野口憲一さんは、ご実家のレンコン農園を引き継いだ時には、マーケティングの知識も営業の経験もゼロ。
当初高級なレンコンは全く売れなかったそうですが、
を考え抜いてSNSを使い独自で発信をし続けていったところ、“偶然の奇跡”が何度も起き、レンコン事業は1億円ビジネスにまで成長したそうです。まずはfacebookを使って情報発信
野口さんがまず最初に取り組んだのは、フェイスブックで繋がりを持ちたい人に対しどんどん友達申請を行い発信・PRを行うことでした。
SNSはほとんど活用しておらず面倒臭いと思っていたそうですが、費用がかからず発信・PRができるため面倒くささを乗り越えて活用を開始。
野菜ソムリエや料理関係の人など、気になる人にはどんどんお友達申請を送り、会ったことのない人(特に女性)に警戒されないように自身のプロフィール欄のライティングを見直して経歴や身分をオープンにし、写真も奥様とお二人で映ったものを使うなど自分なりに工夫をこらしたとのことです。
リアルな展示会やマルシェなどにも出展
オンラインではなくリアルで開催されている展示会やマルシェなどにも積極的に参加。
SNSとリアルの相乗効果で、さらに太いパイプとなるつながりができ、テレビや雑誌からも取材依頼が来るようになったそう。
このような結果を見ると、
SNSなどのオンラインとリアルな場所へ出ていくことの組み合わせが、とても効果的と改めて実感します。
全く違う分野の人と話すことの大切さ
野口さんはSNSの活用方法や、展示会などのリアルな場所への出展することの大切さについて、次のように語っています。
「 社会学では、重要な情報は浅い繋がりの人から得られることが多いと言われます。
例えば、同業者同士で話をしても、普段から見ているものが同じなので、それ以上のアイデアは出てきません。
また、同業者だといい情報を持っていてもあえて教えないということもあるかもしれない。
しかし、
全く違う分野で仕事をする人と話すと、今までに無い新たな気づきを得たりすることがあります。そういう繋がりをフェイスブックなら作れると思ったんです」
販売先の輸送方法で頭を悩ませていた時も、運送業者を紹介してくれたのは、以前に展示会で知り合っただけの“ゆるいつながり”だったお豆腐屋さんだったそう。
ただ自分の商品についてPR・発信するだけではなく、職業や世代を超えた“ゆるいつながり”を作る場所として活用することが、大事ということ。
確かに自分と全く違い仕事をしている人、10歳以上年齢の離れている人と話すと、面白い発見があったりします。逆に同じ年代、環境の人とばかりつながっていると“化学反応”は起きにくい、と言われているのにも納得です。
品質とブランディング、どちらも大事
もちろん、いくらSNSや展示会でアピールしても、食べた時に肝心の商品がイマイチだったら二度と買ってくれなくなります。
そのためにも商品は常に改良し、品質をキープさせることが大事です。
そして、同じくらいブランディングも大事。
「いいものだから黙っていても売れる」なんて絶対にありません。
自分から積極的に発信したり、つながりを作ることがブランディングの第一歩となることを改めて実感している今日この頃です。
それでは今日はこのへんで
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