今日ぼんやりとメルマガやらネットニュースやらをチェックしていると、(少し前の話題ですが)面白い話を見つけました。
それは、アメリカのラスベガスで個人でタコス店を経営している人が自分で作ったCMの話です。
テレビで紹介されたこともあるエピソードなのでご存知の方もいるかもしれません。
このタコス店のオーナーはメキシコ移民のアルベルトさん。
15歳の時からレストランで修行をし、コツコツ貯金した貯金を開業資金に使って2014年に念願だった自分のタコス店をラスベガスにオープンさせます。
ところが、
ラスベガスには大手会社が展開するタコス店が至るところにあり、お店はなかなか軌道にのらなかったそうな。
そんなある日、
悲しきかなお店が強盗被害に遭ってしまいます。
夜中だったので人もおらず、レジに現金もほとんど残していなかったのが不幸中の幸いですが、お店は壊されぐちゃぐちゃに。
オーナーのアルベルトさんは、
売上も上がらないし、
強盗には入られるし、
最悪・・・
と落ち込みます。
落ち込むアルベルトさんを励ます娘婿のグレッグさん。
そんな悲しみに暮れている中、
防犯カメラをチェックしたところ、映像には犯人グループの姿がはっきり映っていました。
その映像を見た娘婿のグレッグさんは、
これ、使える!!!!!!!
とひらめいて、
防犯カメラの映像を素材にし、
ユーモアたっぷりに編集して動画を作り、店舗のCMをYouTubeにアップします。
↓これが実際のCM動画
動画のタイトルは、
Burglars Just Want Tacos
(強盗はただタコスが欲しいだけ)。
「彼は超〜〜〜〜タコスが食べたかった!」
「だけどレストランは閉まってた」
「レジの中にタコスがあると思ったのに・・・」
「(犯人の)お迎えに来たママも
タコスが食べたかった」
などなど
ガラス扉を壊し、レジを壊し、冷蔵庫を漁る犯人の映像と共に↑こんな字幕が流れていきます。
そして、
何も得られなかった犯人が逃走した後に、
このようなメッセージと共にタコスの映像がバーンと出てきます。
We take full responsibility for what our taco cause people to do.
(私たちには、ウチのタコスのせいで、
人々を(このように)行動させた責任があります)
娘婿のグレッグさんが作った
このCM動画はYouTubeで470万回再生されて、
この動画がUPされた後にお客様が殺到。
もともと味が良かったこのアルベルトさんのタコス店は、一気に繁盛店になりました。
というお話です^_^
もちろん強盗に入られたことは本当に憎むべきことですが、
その愚痴や悪口や犯人を追求してやる!
という非常にネガティブな気持ちをSNSに投稿したのではなく、(もちろん警察屋さんには連絡していると思うけど)
その気持ちを逆手に取って
不幸な出来事も、
自分の発信に変えてしまった
んですね。
本当に素敵なセンスだと脱帽します。
もちろん全てが全て
なんでもかんでもポジティブにすりゃいいわけではないかもしれませんが、
「なんでウチばっかり・・・」
「本当にツイてない・・・」
と気持ちを落ち込ませるのと、
それを逆手に取って
武器にしてしまう
のとでは、
気持ちの持ちようも、
そして
ついてくる結果も全然違ってきます。
強盗に入られなくとも(というかずっと入ってほしくないが)、
日々生きているといや〜なこともいっぱいあります。
ですが、
それをネタにグチグチするのではなく、別の意味づけをして、いい結果を招くように気持ちを持っていきたい、それすらもアイデアにしたいと改めて思えた話でした。
うーん、
絶賛ファスティング中ですがタコス食べたいなあ(あかん)
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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