コロナ禍で「高い食材」の方が売れているという事実から考えること

私が常日頃チェックしているサイトに、
アメリカの小売業のことを取り上げてくださっているブログがあります。

↓「激しくウォールマートなアメリカ小売業ブログ」(後藤文俊さん)
http://blog.livedoor.jp/usretail/

この中に、先日とても興味深い記事が掲載されていました。

それは、

昨年2020年から続く
このパンデミックの中で、

高級な食材が
売れている

という事実です。

参考 【クローガー】、スーパーマーケット・チェーン最大手のトップがコロナから学んだこと!激しくウォールマートなアメリカ小売業ブログ

↑こちらの記事では、
アメリカの有名スーパー「クローガー」のこの“コロナ禍”での売り上げの伸び率などが紹介されていますが、その中にこのような一文が書かれています。

マクマレン氏(クローガーCEO)は消費者のある変化から話し始めた。

彼は「先日、20代の子供を持つ地元企業のCEOから『パンデミック以降は毎晩のように家族一緒に料理していますよ』と電話で聞きました」と、友人夫婦が子どもと楽しい時間を過ごしている話題を取り上げた。

家族全員にとって生涯忘れられることのない思い出になるとも話したのだ。このことからマクマレン氏はパンデミック終息後も消費者は以前のようなレストラン等の外食に戻ることはそれほどないと見ているのだ。

正常な生活に戻っても消費者は自宅で料理を続ける傾向となり、それがスーパーマーケット業界に大きな変化を与えるとの予測なのだ。

さらに、
これからの小売業に
必要であろうとされる

3つのトレンド
を合わせて紹介しています。

1つ目はフレッシュさの重要性だ。
クローガーではパンデミック以前から最重要事項として新鮮さを保持しているが、外食を控えて家庭で食事をする機会が続くことから青果・精肉・デリ・ベーカリーのフレッシュさはパンデミック後はさらに重要になっていくという。

2つ目がスマートフォンなどモバイル展開の重要性だ。
モバイルはお店と顧客をつなぐコミュニケーションツールとして、店内での買い物時からピックアップまで、あらゆる機会にスマートフォンが使われると見ているのだ。

そして3つ目として食のアップグレード。
消費者はパンデミック時、チーズやビール・ワインなどのアルコール類で品質の良いものを買うようになっているという。

(自宅で料理を作る機会が増え)食材等をアップグレードすることもあり、品質の違いを理解するようになったのだ。この違いを知ったことでパンデミック後もアップグレードした食品を買い続けると見ている。

私がこの中で気になったのは、

3つ目の
「食のアップグレード」

という点。

「家で過ごすからちょっとだけいいものを選ぼう」と思ったお客様が、質の違いに気付きそれがパンデミック終了後も一定数継続されるのではないか、というところです。

確かに「ちょっと奮発」すると、
味の違いにびっくりする商品、たくさんありますよね。

でも、これは
食のことだけではない
と感じています。

昨年から行動が制限される中で、様々な価値観が本当に変化してきています。

だから、
これまでと同じ切り口で
売っていたらアカン

と、この記事を読んで改めてそう思います。

今まで以上に、

どれだけ人の生活や気持ちに
寄り添えるか

ここを切り取ってクリエイティブに落としていく必要があると感じています。

安売りで勝負する時代は本当におしまいです。

安くても高くても
相手のために
提供できる価値は何か?

ここを切り取って伝えていくことが大事なのではないかな、と改めて思っています。

逆に言うと、
この価値がないと大ピンチ。

自分の商品やサービスは
相手のために何ができるのか?

使ってもらったら
相手がどうハッピーになるのか?

今まで以上に
この部分にフォーカスした制作をしていきたいとふと思う今日この頃です。

\お読みいただきありがとうございます/

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