私はほとんどテレビを見ない生活を送っているのだけど、年に1回テレビの前に張り付いて番組を最初から最後までじっくり鑑賞する日があります。
それは、毎年年末に開催される
M1グランプリ
今年2020年は昨日12月21日に放送されたのですが、放送開始の18時34分までに、
・仕事
・掃除
・料理
・洗い物
・ブログ
・洗濯物片付け
の一切を全てを済ませてコタツの電源を入れすっぽりと入り、おゆはんと飲み物を用意して毎年一人でゲラゲラ笑うという・・・、この日だけは自堕落な生活を過ごしています。(正直、お正月より自堕落な時間かも)
(ちなみに、高校生の頃神戸に住んでいた私は一時期お笑い芸人さんのおっかけをしていた・・・という少々恥ずかしい経歴を持っています^^;)
概要を書くまでもないのですが、結成15年以内の漫才師さん達の中から「一番面白い人を決める」という内容の番組で、2001年にスタート。
(既に引退されていますが)考案者の島田紳助さんの意向で2010年に一旦番組終了となったものの、2015年から再び復活。
現在はスマートフォンを使って視聴者も番組に参加できるシステムがあったり、SNSで芸人さん達を応援できたりと、現代ならではの展開が繰り広げられており、エントリーする漫才師さん達も、視聴するファンもずーっと右肩上がりで増え続けています。
昨日の放映ではなんとVRゴーグルを装着して臨場感を味わえるというシステムも導入されていました(すごい・・・)
ところでこのM1グランプリ。
私は2001年から毎年拝聴しているのですが、
昨日見ながら
番組自体が
めちゃくちゃ
ドラマティックに
なっとる
と感じています。
実際の漫才が始まるまで
・前回の優勝者の人生が変わった経緯
・芸人さん達の熱い思い
・審査員の方々のご紹介
などなど、
すんごい映像で
バンバン流れてくるんですね。
その時間、約1時間。
「本編」に入るまでに
約1時間もの間、
そのストーリーが
熱く熱く語られているわけです。
昔はこんなことなかったんですね。
サラっと番組が始まって、漫才が披露され、点数の発表もサラっと行われ、番組は実にサラサラとサラサラと進行されていました。
ところが、
毎年回を重ねるごとに、
芸人さん達の
・苦労話
・舞台裏
・プライベート
などなど、コンテンツがめちゃくちゃ盛り込まれ本当に「お祭り」みたいに扱われるようになり、毎年の放映を楽しみにしているファンもうなぎのぼり。
ドラマティックに
ストーリーを仕立てて
ファンを増やす
ことで、
番組は以前より
うんと盛り上がっています。
もちろん「テレビ番組」の話なのでスポンサーさんも増え、構成を拡大しなければいけない事情もあるかと思いますが、
こうやって
ドラマティックに
ストーリーを仕立てることで、
サラっと漫才をするよりも
多くの人を魅了する
要は
ファンを増やすために、
どう魅せるか
どう共感してもえるか
ということを重視した内容に
2001年から比べて大きくシフトされているんですね。
これ、この番組に限った話ではなく、
普段でも同じことが言えて、
同じような商品が溢れている中で、
ファンになってもらうためには
どう魅せるか
どう共感してもえるか
ということを考えて
ドラマティックに
展開すること
が大事なんだな、と感じています。
もちろん膨張表現や嘘はNGだけど、
同じような商品やサービスが溢れている中、どうやって見る人を一瞬で引き込むか
ここを考えることが
他との差別化につながるのではないかと改めて思う今日この頃です。
でも、
先ほどからご紹介したM1グランプリに至っては、昔のようにサラっとスタートするスタイルの方がちょっと好きだったりします。
もう純粋に「漫才で笑いたい」ので、1時間近くもドラマやストーリーを見ると「はよ始まらんかな・・・」と思ってしまう性でございます^^;
それでは今日はこのへんで
\お読みいただきありがとうございます/
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