未来をダントツに先取りしている“エストニア”に来てみた

日本からイスタンブール経由で乗り継ぎすること24時間、
エストニア共和国に来ました。
今日から1週間、主に首都のタリンに滞在します。

「エストニアってどこにある国なの?」とよく言われるのですが、

この図でお分かりいただけただろうか・・・。
(首都タリン行きへの乗り継ぎを待つ深夜のイスタンブールで書いた地図)
バルト海に面した国の一つ、エストニア共和国。

国の面積は45339㎢(九州7県とほぼ同じ)
人口は131.7万人(2017年の時点/福岡県のほぼ同じ)

わずか九州ほどの大きさで、福岡県と同じ人口の小さなこの国が、日本の30年先を行く国として、IT大国として、世界が注目しています。

注目しているのは、政府や企業だけではありません。

国全体がフリーワーカーにとって滞在しやすい環境を提供しているので、
若いフリーランスのエンジニアやプログラマー、コーダ-などなど、場所を選ばず仕事をする「デジタルノマド」の皆さんもエストニアに注目。IT系のスタートアップが続々と立ち上がっている国としても有名です。

エストニアを訪れる前、こちらの本を読みましたが、この本にものすごく詳しく書かれているので、
「デジタルノマド」
「AI」
「未来の働き方」
の言葉にピンと来た方は、ぜひご一読いただきたい一冊です。

「ブロックチェーン、AIで先を行くエストニアで見つけたーつまらなくない未来ー」
(ダイヤモンド社/小島 健志, 孫 泰蔵

(ちなみに監修の孫泰蔵さんは、あの孫正義さんの弟さん。“柏の葉”のT-siteにある、地域の子供たちのクリエイティブスペース「VIVISHOP KASHIWA」の仕掛け人。同コミュニティを運営するVIVITAの代表です)

(雰囲気からはITが進行している国とは思えないとても趣のある素敵な街です)

ここで、先ほどの「つまらなくない未来」に書かれていた
日本の30年先を進んでいると言われている、エストニアの特徴をご紹介します。

1・行政サービスの99%が24時間年中無休で利用できる

エストニアで有名なのが、eエストニアと呼ばれる政府の電子化。
1991年に旧ソ連から独立した後、行政の電子化を進め国民にデジタルIDを発行。行政サービスを全てオンラインで受けられるようにしているのです。

公的サービスの99%が電子化、24時間365日利用可能。
例えば住民票の変更やパソコン、スマホから変更可能。選挙の投票もオンラインで世界中のどこにいても簡単に行えます。病院も学校も警察も税金も、全て1つのIDで利用OK。

国が作った[OS]の上に、様々な企業が[アプリ]が誕生して、それをたった1つのIDで利用できる、だから病院も学校も警察も税金関連のことも全て1つのIDで利用ができる、ものすごくスマート且つ素晴らしいシステムです。

 

面白くて驚いたのは、赤ちゃんが産まれた時の話。

エストニアでは、赤ちゃんが産まれるとおよそ10分で国から「お祝いメール」が届きます。

誕生してからすぐに病院側がオンラインによる国民登録手続きを行い、産まれるとほぼ同時に一人一人に国民IDが発行されます。

お祝いメールの受信は、自動的にに国の子育て支援制度への申し込みが終わったことを意味しますので、自分からわざわざ出向かなくても政府からの支援金を得られるということ。

もちろん名前の届け出もオンラインで申請して終わり。産まれてすぐに国民IDが発行されているので届出までには2ヶ月も猶予があるそうです。

この部分を日本と比べてみると、
日本の役所ではいかに時間が取られるか、、、ということがよくわかります。

私も結婚後に行った一連の変更手続きに丸一日かかりました。赤ちゃんの出生届出も申請した本人の本籍地に電話確認が必要だったり、何かと面倒な手続きが多い日本の行政サービス。
申請をしに行くと決めた日は仕事に遅刻する旨を事前に伝えたり、半休にしてもらったり、、、仕事にも影響が出ると言って過言ではありません。

2、グローバルフリーランサーという未来の働き方を支援している

エストニアの政府は、世界中を移動しながら、必要な場所で、必要な仕事を、必要なタイミングで行うフリーランスも人達「デジタルノマド」を積極的に支援しているそうです。

今年2019年には「デジタルノマドビザ」を発行する話が進んでおり、もしこれが実現すれば
エストニアに最長365日、ヨーロッパ内26地域に90日間滞在が可能になるそう。

またエストニアに行ったことのない人でも、「イーレジデンシー」という申請制度を利用すればエストニアの仮装住民になることが可能。日本からも1600万人の申請者がいるそうです。
仮想住人になればエストニアに会社設立が可能になり、さらにエストニアは EU加盟国であるのでヨーロッパで事業が行えるということになります。

スタートアップに最適の環境が整っているエストニアに、今、世界中のトップ人材がエストニアに注目していると言われています。

3、AI時代でも活躍できる子を育む教育をしている

エストニアの小学校では、8歳からロボット開発の授業が必須科目とし行われているそうです。
パソコンでプログラムを組み、レゴで組み立てたロボットを動かすこと、
この授業が必須というのも凄いと思ってしまいますが、この授業の目的は「ロボット開発」そのものではないそうです。

今、洗濯機すらもスマホで動かせる時代。だから今の子ども達はそのプログラムがどのように動いているのかを理解しておく必要がある、とロボット開発の授業を担当している先生は本書で語っています。
大人になって、様々な課題に立ち向かう時、大きな課題を小さく分解して解決する力を身につけてもらいたい、それはコンピューターのアルゴリズムを体系的に考える力が役立つということ。

また常識にとらわれず新しいものを生み出そうとするマインドセット、チャレンジする姿勢を身につけていくことも、この授業が持つ大きな特徴です。
大人になった時、「起業家精神」に必要なマインドを小学生のうちから育てていくという点も、日本との違いを感じる点です。

今日のまとめ

日本の30年先の未来を進んでいると言われているエストニア。

「人は好きな時に好きなところで生活し、
働き、学び、友に会い、子を育て人生を楽しむことができる」という自由な社会を
エストニアは国をあげて作り上げようとしているそうです。

孫泰蔵さんも注目している「未来をダントツに先取りしているエストニア」を、これから1週間じっーっくり見ていきたいと思います。

・・・にしても、外寒いよう(T_T)←最高気温-1度〜2度。

それでは今日はこの辺で!

 

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