昨年から月に1回、東京日本橋で開催されているビジネスマンのための茶道教室「ビジネス茶道」を主宰されている先生からお誘いをいただきまして、先週末は京都の高台寺付近にある「高台寺 十牛庵」で、昼食の懐石お料理とお茶をいただいてまいりました。
ビジネス茶道の記事は↓コチラ↓からどうぞ
“ビジネス茶道”で感じた一期一会の大切さ普通の生活をしていると、なかなかこのような料亭で昼食をいただく機会もそうそうありません。
今回いただいたご縁で、芸術とも言えるお料理と、とても貴重な日本の伝統や美しさにふれることができ、良き時間を過ごすことができて感謝です。
今回お邪魔した「高台寺 十牛庵」は、
東京や大阪、パリなどで多数のレストランやホテルを手がけてきた「ひらまつ」さんが2017年9月にがオープンした料亭。
明治の名工・上坂浅次郎と北村捨次郎によって建設され、京都の円山公園など多くの“名勝”を残してきた庭師・七代目小川治兵衛が手がけた庭園も兼ねそろえ、まさに歴史的な建築と庭園を堪能しながらお食事ができる美しい、美しすぎる場所です。
こちらを愛してやまない方のブログによりますと、
以前に外資系のホテルがこの場所と建物の買収を計画していたそうですが、その計画の中には、この美しい日本庭園を壊してプールにする計画があがっていたそうです。
それを知った元の持ち主の方はがっかり。
「建物もお庭も出来る限りこのまま使ってくれる方はいないものか」と思っていたところへ、先にご紹介した「ひらまつ」さんが現れてこの場所を購入。
元々の美しい建物とお庭はそのまま残し、料亭として使用するために改装されて、現在に至るそうです。
(こんなに美しいお庭がプールになっていたかもしれないなんて >_<)
ちなみに、高台寺 十牛庵さんのホームページは、私が常日頃チェックしているWEBサイトのデザイン参考サイト、WEB Desugn Clipにも掲載されている、美しいデザインのホームページです。
また、料亭から見える指揮の風景や、数寄屋造りや日本庭園に関する解説、お出しされている料理、旬の食材についてのご説明などが丁寧に書かれているパンフレットもいただけるので、お食事を楽しむだけでなく、よりこちらの建物や歴史への理解を深めることができます。
昨日ご紹介した、公式サイトが存在していない京都の名宿「俵屋旅館」とは対照的に、
(昨日の記事はコチラからどうぞ↓)
300年の歴史を持つ京都の老舗旅館のアメニティを見に「ギャラリー遊形」へ久しぶりに行ってきた話こちらの高台寺 十牛庵さんは歴史と伝統を守りながらも、より多くの方へその素晴らしさを、美しいデザインを持ってアピールされているのがとても印象的です。
お食事だけではなく、館内もご丁寧に案内をしてもらい見せていただきました。
こちらは他では恐らく見ることのできない「梅の床柱」。
非常に珍しい真っ直ぐ育った梅の木を使い、機械を一切使用せず全て手作業で仕上げられた匠の技がうかがえるお部屋です。
ちなみに、こちらの改装は当代随一の名工と名高い、中村外二工務店の数寄屋大工職人、升田志郎さんによるもの。2017年5月22日に放送されたテレビ番組、NHKプロフェッショナル仕事の流儀で、この「梅の間」も紹介されています。
国から「現代の名工」と言われている升田さんのお話は↓こちら↓からどうぞ(まじめっさ感動します・・・)
参考 この体が続く限り、数寄屋大工の技を伝承していきたいネスレ・エイジレスライフ 参考 上質の創造、代々続く数寄屋造の極意DANLOP VEURO×Pen
こちらはお二階のお部屋。椅子とテーブルがありこちらでもお食事ができます。
京都らしい町並みが見渡せます。
そして昼食は、
ここで板前さんが、
このように調理しながら、一品づつお出ししてくれます。
板前さんの逐一美しい所作を拝見するだけでも、ほんとうにうっとりします。
合計11品の美しい芸術作品のようなお料理をいただきましたが、お料理が盛られているお皿も、かつての陶芸家や芸術家の方が作られたお皿ばかり。(お料理用に使用しているのは量産されているものです)。
私はお皿についてはあまり知識がなく恐縮していましたが、周りの方達のお話やお皿の歴史などの話を伺いながら昼食をいただけたことは、大変貴重な機会です。
そして最後は、
築110年の歴史ある建物内にあるプライベート茶室を特別にご用意いただいて、いつも東京・日本橋でいただいているように、お菓子と、立てていただいたお茶を頂戴してきました。
「美しさに触れる」こと。
現代の生活では、意識しないとなかなかできないことです。
もちろん「美しさに触れること」が、すぐに明日の仕事につながるわけではありません。
ですが、このような「一流の美しさ」に触れる機会を意識的に設けることで、自分の中で、「美しさを判断する美意識の軸」がまた少し太くなったような気がします。
お料理の写真は本ブログには載せませんが・・・
本当に
感動の
美味しさ。
しかも時間をかけてゆっくり一つづつ丁寧にいただくので、心の底から満たされます。
少し贅沢ですがそれ以上の体験ができて感じられるものがたくさんあります。美しさに触れたい方に本当にオススメしたい場所でございます。
私も、また来れるように今からも日々しっかり精進したいと思っています(ほんとに)
それでは今日はこの辺で。
住所:京都市東山区高台寺桝屋町353
電話番号:075-533-6060
営業時間:11:30〜12:30(L.O.)、17:30〜19:30(L.O.)
昼、夜ともにコース料理のみ
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