アパレルEXPO2019で感じた「ECビジネス界」に訪れるこれからのフツウの話

本日は打ち合わせの間の時間に、東京ビッグサイトで開催されていた「第7回国際アパレルEXPO2019」を少しだけ見学してきました。会場では、日本国内・海外のアパレル、バッグ、シューズメーカーが出しているブランド、生地や素材、OEM関連の会社などが並んでいます。

と言っても日本国内の会社はほんの少しの印象。
「ここは海外かな?」と思わんばかりに会場には中国から出展しているブースが大多数を占め、続いてバングラデシュ、パキスタンからの会社を非常に多く見かけました。アパレルの製造の主役は今や日本国内にはないように感じられます。
日本国内メーカーの中でよく目についたのは、質の良い下着やベビー服。肌に直接触れるものなので、デリケートな方でも安心して着用できるよう素材や縫製にこだわった「メイドインジャパン」の商品が並んでいるのが印象的です。

今日は、打ち合わせ時間の隙間に見学に行ったので、超駆け足でのリサーチになってしまいましたが、今回特に印象に残ったのは、こちらのブース。

こちらはアパレルメーカーではありませんが、
ECサイトで販売するには欠かせない商品の撮影を全て行ってくれる最新鋭の機械を販売している会社のブースです。

私も楽天市場に出店している会社のランディングページを制作していますが、ECサイトに欠かせないのは一目で「あ、これ素敵」と思わせるような写真です。
なので年に数回「ブツ撮り」ができるカメラマンさんに1日がかりで撮影をお願いしていますが、こちらの機械を使用すればもうカメラマンさんに撮影をお願いすることもなくなりそうです・・・。

照明と白ホリ(白い背景のこと)とカメラがセットされたプチスタジオの中に商品を設置、後は全自動で撮影をしてくれるのですが、驚くのはその後の加工も全てA.Iが処理してくれるというところ。
例えば、透明のパッケージなどクリア素材の商品の場合、これまで透過処理が非常に面倒でしたが、その処理もものの10秒ほどで繊細に処理してくれます。


そして更に驚くのは、商品全体を360度でぐるりと撮影し、それを提供される専用サーバーを使えば、面倒なソースコードを入力することなく自動作成してくれるので、WEB上で360度商品を閲覧できるページがあっという間に作れるとのこと。

しかもこのプチスタジオ、
・ジュエリーや医療機器などの精密な商品用
・靴やバッグなどの小物用
・洋服(平置き用)
・洋服(モデルさん&マネキン用)
・食品用
などECサイトで販売されている様々なジャンルに対応した種類が販売されており、そのクオリティたるやカメラマンさん泣かせの恐ろしく高品質な仕上がりです。

購入する場合は、150万〜700万円ほどの上代ですが、リースの場合は月額3万円前後〜15万+保守代金が1万〜3万ほどで契約が可能。しかも安心のサポート付きです。決して安くはありませんが、SKUが多い商品を扱っている会社の場合は、その都度カメラマンさんとスタジオを手配する手間をぐっと省ける機材であることは間違いありません。

既に大手企業の
ニトリ、ワコール、ワールド、西松屋さんなどが導入済み。今後、アパレルの市場はECサイトが主流になってきていることから導入する企業も増えてくる見込みだそうです。

ECサイトの発展と共に、それに欠かせない写真撮影もついに「自動化」される時代が到来しました。
ますます人は、人にしかできないことを考えてモノを売らないといけないな、と駆け足で見学した中でもそのように感じた展示会でした。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

●過去の制作実績はコチラから
制作実績を見る
●グラフィックデザイン、セールスコピーライティングのご依頼はコチラから
お問い合わせフォーム
●Twitter
→@nishi_megumi_24

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA