仕事を断ることも大事だと思う話

私の好きなクリエイター・文筆家に塩谷舞さんという方がいらっしゃいます。

会社員としてWEBディレクターやPRの仕事を経験した後、独立・フリーランスとなり自身のWEBメディアを立ち上げた他、様々な企業の商品PRや広告企画などにも携わっている幅広い才能をお持ちの方。

私は、塩谷舞さんのことをTwitterで存じ上げて以来、ずっとフォローしているのですがフォロワー数は8万人。日本とアメリカの2拠点で生活されていて、その発信内容もいつも参考にしています。

昨年発売された、ForbesJAPAN11月号に「思考への影響力」を持つインフエンサーとして掲載されていますが、彼女の「note」に書かれている内容も毎回本当に面白く、有料記事も購入して拝読しているほど、塩谷舞さんの発信は興味深く、面白く、参考になる内容がたくさんあります。

そんな塩谷舞さんが先日、転職サイト・typeのインタビューに掲載されていました。

超一生懸命働くみなさん、
特にバリバリ働く女性の方には
本当にお読みになっていただきたい記事でございます。

参考 20代の頃はどんな仕事も引き受けていた塩谷舞が「仕事を断わる」ようになった理由新世代の「働く力」育成メディア type

20代の頃は「仕事を断るなんて考えたことがなかった」とインタビューで語る塩谷さん。

(20台の頃は)
「断る」なんて考えたことがありませんでした

任せられると気持ちが高揚したし、たとえそれが無駄な仕事に見えても、目の前のチャンスを断ったら相手をがっかりさせ、自分の可能性も潰してしまうような気がしていたんです。

この気持ち、本当によく理解できます。

フリーランスとして働いていると、
心の中に「仕事がなくなる不安」「誰かに必要とされたい」という気持ちが常に存在するという、この独特の感覚。

フリーランスを経験したことのある方ならよくお分かりかと思いますが、私にも「仕事を依頼されることで気分が高揚する」経験があります。

こんな感じで、やりたくない仕事もどんどん引き受けてしまい、結局後から捌ききれずに大変な目に。変なミスが増えたり不規則な生活が続いて体調不良になることも。

塩谷舞さんもこのように「どんな仕事も断らずどんどん引き受けていった」と語っていますが、その結果ある日体が動かない状態に。入院してしまったことも度々あるそうです。

クリエイティブの仕事は、昔からオーバーワークに対応できる人が強いとされてきた業界です。(クリエイティブ業界だけではなく、他の業界もあるかと思いますが)

なので、周りから認められ、仕事を続けるためにはオーバーワークを選択する人が非常に多く、実際私もそのうちの一人だったと思います。

仕事がないと不安な気持ちになり、それを払拭するためにどんな仕事も引き受ける、自分自身で薬物の摂取量を増やしていくのと、何ら変わりありません。

そうすると、
仕事がなくてもネガティブ
仕事があってもネガティブ
という最悪の状況になっていきます。

↑これ、本当に最悪です。
ずっとふてくされているので(`*ω*´)
家の空気もめちゃくちゃ悪くなります。

あくまでも私の場合ですが、
この最悪な状況を脱するには「自分のやりたいこと、やりたくない(できない)ことをしっかり分けて明確にする」。

この1点につきます。

・この仕事は報酬はいいけれどストレスが100倍になる
・この仕事は自分の気持ちに反している
・単純にこの仕事は自分のキャパを超えている

など、
ネガティブ要素を感じる連絡を一つ一つ見極めて、
それに対して丁寧にお断りしていくんですね。

自分が心地よく感じるかどうか」に焦点を当てて過ごす習慣をつけると、結果良いパフォーマンスを出すことができるようになります。

部屋を美しく綺麗に片付けたり、いらないものを捨てたり、散歩に行く時間を作ったり、街中で花屋をみかけた際には「あ〜。たまには花でも飾ってみるかな・・・」と花のアレンジを買ってリビングに飾ってみたり(猫に食べられてしまうけど)。

何でもない行為は心身にも良い時間になります。

先にご紹介した塩谷舞さんは、ご自身のポリシーをはっきり持ち、環境を破壊するような仕事(例えばペットボトル飲料の仕事)はお断りしているそう。

断ることも「発信」の一部。
自身のキャパを守るだけではなく、「断る」行為を通じて社会にパフォーマンスをする意味合いもあると塩谷さんは語っています。

そして

自分の感性が喜ぶ「成長」がどこにあるのか、自分自身を見つめること。

自分の価値観に蓋をして思考停止モードを続けてしまうと、
それが知らないうちに自分自身を蝕んで、感性が鈍ってしまいます。

と語ります。

みんながやっているから
断らずにやるのは当然だから

と思考を停止して、仕事や生活する習慣を続けることがとても危険ということ。

いつも良い感性で仕事をするためにも、まずは自分自身にフォーカスすることの大切さに改めて気付かされたインタビュー内容でした。

他の人の意見に流されるのではなく、常に自分の思考を主軸に置いた選択をし、末長く心身健やかに仕事を続けていきたいと思います。

それでは今日はこのへんで

\お読みいただきありがとうございます/

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