商品写真をメインに使ってはいけない理由

今日は一日、薬機法や景品表示法に関する文章ライティングの勉強会に参加してきました。

普段、健康食品やサプリメント、整骨院さんのチラシやランディングページを制作していますが、表記してはいけない内容を知っておくこと、そしてその表示してはいけない内容の言い換え表現を知っておくと、仕事の幅がぐんと広がります。

言い換えの簡単な例えを挙げると、

・便秘に効果のあるお茶
(症状や具体的な効果に関することは言えないので)
→ためこまず「毎日スッキリ」を実感できるお茶

このように、
健康食品やサプリの商品内容を広告に書く時に使用してはいけない言葉を、表記OKかつ、訴求力を落とさない表現にリライトする、ということ。

健康食品やサプリメントに関する制作をしている、専門的なライティング分野で仕事をしているしたいと思っている方には、ぜひ知っておいてほしい知識です。

さて、今日の本題は
この薬機法に基づいて文章を書き、チラシなりランディングページなりを作る時にぜひ知っておいてほしい「写真の選び方」についてです。

表現を言い換える分、どうしても「どストレート直球勝負」ができなくなりますので、お客様には文章を読んでもらうと同時に、頭の中でイメージをしてもらうことがとても大切なんですね。

最も大切なポイントは、
1番目立つトップ部分に、
商品の写真を持ってくることなかれ
ということ。

サプリメントのカプセルの写真、
粉末がアップになった写真、
ニンニクがアップになった写真……。

商品を作っているクライアント側の気持ちとしては「うちの商品の写真を大きく扱ってほしい…」と思われる方が多いのですが、正直なところを書くと、サプリの形や形状のみを判断して、購入を決めるお客様は少ないです。

その商品を購入した結果、
どのような未来が得られるか。

ここにフォーカスして選んだ写真を使い、お客様に「明るい未来」を感じてもらうことがとても重要なんです。

もちろん、商品の形状も大事な情報ですので掲載は必要です。

しかし、チラシの大部分やランディングページのトップ部分など、1番お客様が注目するとても大事な場所に、商品の写真を大きく入れている場合ではないんですね。

この1番注目される目立つ部分には、
商品のキャッチコピーをそのまま表現したようなわかりやすい写真を使用するのが1番です。

先程の「便秘に効果のあるお茶」を再び例に挙げて
デザインしてみます。

Aパターン

Bパターン


画像素材:Shutterstock

(3分で作ったのでちょっと雑な点はすみません・・・。)

ですが、
AとBどちらの方が
より「実感できるお茶」だと感じますか?

お好みもあるかと思いますが、以前に似たような広告を作った際、

Aパターンのように「イメージしやすい写真」をメインに使用したランディングページは、Bパターンのようにお茶のみを使用した写真の時に比べ8倍のCV率が出たこともあるくらいです。

商品を作っていると、どうしても「商品写真をメインにしたい」と思われる方が多いですし、実際にそのようなランディングページを使用している会社さんもたくさんあります。

もし商品の写真をメインに持ってくるのであれば、
計算された美しいスタイリングで、プロのカメラマンに撮影してもらった渾身の商品写真1枚を使用することをオススメします。

「そんなの大変・・・」と思われる場合は、ぜひイメージ写真と商品写真を組み合わせたトップ部分を作ると、お客様に「商品を使った後の未来」を想像してもらえ、反応や売り上げにダイレクトに繋がっていきます。

私はイメージ写真のほぼ全てを肖像権フリーのサイトShutterstock、もしくはPIXAで購入しています。

月額料金は少し割高ですが、無料の写真サイトよりもクオリティが高く素敵な写真がたくさん見つかるのでオススメですので、人物のイメージ写真を選ぶ際にはぜひ参考にしてみください。

イメージに合った画像が見つからない場合は、クライアントに少し協力いただいて、写真を撮影するのも◎です。

「自分の好み・努力」を反映するのではなく、お客様がイメージしやすい内容の広告を作るために写真の選び方一つでも、しっかり吟味することでより反応の出るデザインが出来上がります^_^

ぜひ試してみてくださいね。

それでは今日はこのへんで。

\お読みいただきありがとうございます/

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